双燕秘抄(そうえんひしょう) 乱世を舞う二羽の絆
「尚食」「瓔珞」「コウラン伝」などの制作陣がジャン・ナン&ワン・ユーウェン共演に姉妹の絆と成長を描いたシスターフッド時代劇
こちらの作品は「U-NEXT」で視聴し、
見所キャスト、全37話あらすじ一覧、最終話の結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
実生活でも大の仲良し、ジャン・ナン&ワン・ユーウェン共演
実の姉妹のように絆を深め合う2人が数々の試練や予期せぬ災難、つらい恋を経て成長してゆく!!
白文泰は宰相夫人の誕生日を祝うために家族と共に呉宰相の屋敷を訪ねます。こっそり屋敷に入り込んでいた茉喜は実の姉のように慕う文泰の娘・鳳瑶が政略結婚の駒として利用されると知り驚く。
物音を立ててしまい屋敷の中を逃げ回ると背後から黒ずくめの覆面の男が現れ・・・
ネタバレ感想|双燕秘抄
35話・非道を正すための帰還
万嘉桂は駅站の近くの林で茉喜と思われる焼死体が発見されたと知り鳳瑶と共に駆け付け泣き崩れます。
茉喜は骸が転がる雪の降る中、独りで座り込み呆然とします。捜しにきた小武は茉喜を発見するが彼女の視線の先に陳文徳がいて駆け寄ると既に息絶えており泣き叫びます。
茉喜は陳文徳を逆賊に仕立てた明徳侯と宰相を憎みながら氷を口に運ぶと、私は誰にもついていかないが望むなら付いてきていいと小武に告げます。
1年後、鳳瑶は任務を終えて戻る万嘉桂を出迎え家族で灯籠祭りに向かいます。両親からは仲がいい夫婦だと喜ばれるが馬車で二人きりになると借りの婚儀であるため他人行儀になります。そんな鳳瑶はすれ違った馬車に茉喜に似た人が乗っていたと取り乱すが万嘉桂は見間違いだと告げます。
尚服局と取引があった宝慶楼を買い取った茉喜は妃嬪や公主の宝飾品を選定する集まりに顔を出します。夫に先立たれた唐夫人と名乗る茉喜は京州での開店の日に嫌がらせで扁額が届かなかったが気にする事なく人を集め店開きします。
茉喜の店は扁額もないのに大繁盛し、茉喜の美貌と見事な細工の宝飾品により、貴族の羅延から宝慶楼の揮毫を得ると姜桓から大量の返礼が届き運び入れます。
やっと京州に戻ってきた茉喜は野良猫を目にすると昔の自分と重ねご飯を与えます。陳文徳との思い出を振り返ると京州に戻ったのは復讐のためだと小武に告げます。
茉喜が鳳瑶に会いに行かないのは巻き込みたくないか、それとも復讐のことしか頭にないのか・・・
36話・復讐のために
万嘉桂と鳳瑶は茉喜が亡くなったのは自分のせいだと今でも己を責めていました。
京州に戻り唐夫人として宝慶楼を経営する茉喜は美貌と富、そして未亡人であることを大々的に広めます。
貴族の羅延と姜桓が唐夫人を巡って争っていることが京州中の噂となり、小武は2人の貴族を挑発するのは愚作ではないかと心配します。
しかし茉喜は羅延が狙っているのは財で姜桓は多くの妾を囲っているので、想いは偽物だから心配無用だと言います。
宰相・呉朗は羅延と姜桓が仲が悪そうだったので何を争っているのかと不思議に思うと美貌の女主人にせいだと知らされます。
妾の子だと虐げられる呉吟は良心を取り戻す機会すらないと悩んでいたが久しぶりねと茉喜に声をかけられ驚きます。
生きていたのかよ安堵すると、いつまで呉朗の犬でいるのだと訴えられます。
茉喜は呉朗に謁見すると二人の貴族に言い寄られているが財産と色香を失えば冷遇されるのは明らかだと告げ、呉家の若君に興味があると告げます。病身な若君は表に出る妻が必要であり婚姻には互いに得があるはずと宝慶楼の全財産を差し出します。
茉喜は馬車の中から仮面を着ける者とすれ違うが陳文徳だと思い勢いよく飛び降り探すが見失ってしまいます。
鳳瑶は明徳侯の夫人会に足を運ぶと呉夫人が茉喜そっくりだったので言葉を失います。茉喜は庭園にある梅を見に行くと席を離れ、謀反の証拠となる明徳侯と各州刺史の文を探るために蔵書閣に侵入します。
移し書きしていると目に涙を浮かべる鳳瑶がやってくるが、時間がないので人違いだとそっけない態度を取りながら涙をこぼします。しかし鳳瑶が一度見れば暗記できるために文を見せ、陳文徳のために必要だから覚えてくれと告げます。
万家に戻る鳳瑶は涙を流すと万嘉桂がやってきたので抱き着き茉喜が生きていたと告げます。これで茉喜にあなたを返すことができると訴えると、何で私を抱きしめたのだと万嘉桂に聞かれ言葉につまります。
「私が好きなんだろう、人は変わるもの、時が経ち傷は癒え新たな生活と向き合うべきだ」
鳳瑶は内心喜ぶが茉喜に会いに行くよう告げます。
万嘉桂と鳳瑶は最終的にはくっつくと予想していたよ。これですべてが結果オーライだものww
それにしても謀反の証拠を堂々と保管しとくってアホじゃない?ww
37話|最終回・家族
茉喜は店を出ると万嘉桂がいたので驚くが鳳瑶が話したのだろうと察します。かつて想い合っていた二人は恋情は既になかったが再会を喜びます。
鳳瑶は自分を茉喜に帰すと言い続けてきたが仮の夫婦として共に生活していた鳳瑶に情を抱くようになっていたと万嘉桂は言います。
茉喜は鳳瑶も同じ気持ちだろうから、あなたが一歩踏み出せばいいだけだとアドバイスします。
茉喜に会いに行くよう万嘉桂に告げていた鳳瑶は別離を覚悟していたが帰宅する万嘉桂に抱きしめられます。
茉喜に申し訳なく思うが1年経ち茉喜も自分も変わったのだと万嘉桂に言われ己の心に従うことにします。
茉喜は呉吟から金庫を開ける暗号を教わると婚礼には陛下も明徳侯も出席すると確認を取ります。金庫に足を踏み入れると仕掛けに気付かず踏んでしまうが仮面を着ける者に助けられます。
何も言わずに仮面の男は去ってしまうが金庫の中身を入手して出ようとすると更なる証拠が足元に置かれていました。
呉家での婚礼中に皇帝陛下と明徳侯がやってきます。新郎新婦が呼ばれたので茉喜は覚悟を決め陛下に謁見すると自分は北朔大将軍・陳文徳の妻だと名乗ります。
亡き夫の濡れ衣を晴らすと共に明徳侯と呉宰相の謀反を訴え証拠を差し出します。
陛下が激怒する中、明徳侯と宰相は婚礼の時に暗殺を計画しており私兵を潜伏させていました。
いきなり謀反が勃発しごった返すが仮面男が陛下を守るために立ち塞がり、万嘉桂率いる龍襄軍が逆賊を一掃します。
万嘉桂は陛下に遅れたことを詫びると仮面の男が陳文徳だったので驚きます。
呉朗は斬首となり一家は流刑、明徳侯は庶民に落とされ流刑となるが孫家の家族により殺害され、呉吟は改心して朝廷に協力したことで功により罪を免れます。
陳文徳と北朔軍は名誉回復し、茉喜は襲われたら必ず助けに来ると確信し芝居をうちます。案の定、仮面を着ける陳文徳が現れたので何で逃げようとするのだと背中に抱き着きます。
仮面を着けていようが夫に気付かないと思っていたのかと訴え、顔がただれていようが最初からイケメンじゃないだろうと訴え仮面を取ります。
生きていたならすぐに来てよと涙で訴えると、そんな様子を遠くから見ていた万嘉桂と鳳瑶が結ばれて良かったと思います。
謀反の罪を着せるのは百歩譲ってうまくいくかもしれないが呉家で皇帝暗殺となると疑いが生じるはずよ。
陳文徳が生きているのはちょっと無理があるが、主役級の4人が全員幸せになるためにはいいのかな・・・