作品情報キャストの紹介
ジェン・イェチョンとチャオ・ルースー共演の中国ラブ史劇ファンタジー
驪国の皇女・燕燕は幸せに暮らしていたが諸国を制圧した天原国の兵を妖魔に寝返った丞相が招いてしまったため襲撃を受けます。家族を殺され愛する左紫辰の目を傷付けて逃げのびた燕燕は亡くなってしまった侍女・阿満に姿を変え名前を覃川とし妖魔の霊力を封じることが出来る霊灯を探すため香取山に潜入する。命と引き換えの決死の策であり覃川は決意するが実は彼女を密かに逃がしていたのは千年も彼女を愛する美しき仙人・傅九雲だった。徐々に惹かれていく彼女は「復讐」、「愛」どちらを選ぶのか
ネタバレあらすじ/三千鴉の恋歌
第5話・仙人の侍女
傅九雲の屋敷で侍女になる事を条件に牢から救出された覃川は仕方なく受け入れるが雑用係からは目の敵にされてしまいます。
迎えに来た輿に乗せられ到着するとさっそく夜食を作るよう指示されます。夜のお供を命じられ慌てふためくが布団を温めるのも仕事だと知り何を想像したんだとおちょくられます。
また、「仙人が集まる高貴な場所に何でお前が選ばれたんだ」と出雲閣に住む白公子に言われブツブツ煩い仙人だと思うが頭痛が起こるとなぜか同じ言葉を繰り返し言われます。
白公子は自分が割ってしまった白月星雲鏡の化身だと知り、こうなったら追い出して貰おうと花瓶を割ったり洗濯物に穴を開けたりします。
白公子はブツブツ怒るなか傅九雲はお見通しであり「最初は誰でも失敗するから問題ない」と受け入れられてしまいます。
ある日、「覃川は縁があるような気がするので譲って欲しい」と左紫辰が訪ねてきます。
覃川は「嫌です。傅九雲の侍女なので他の者には仕えません」ときっぱり断るが傅九雲に「無理して仕える事はない、いなくなれば他を見付ければ済むこと」と軽い扱いをされた事で頭にきます。
第6話・唯一の願い
覃川は誠心誠意お仕えすると告げるが傅九雲は視力を失った左紫辰からなぜ逃げるのかと考えていました。
左紫辰のために行けと命じられた覃川は過去を思いだし途方にくれていると呑気な二萌がやってきて欲しい物だけを求めれば良いと慰められます。
欲しい物は復讐のための霊灯だと思う覃川は万宝閣に足を運ぶが門番をしていた鎧兜姿に襲われます。鎖で拘束されズルズルと引きずられるが危ないところを傅九雲に助けられます。
覃川を抱き抱え出て行こうとするが山主と青青がやってきたので急いで奥の部屋に逃げ込み巾着に化けます。覃川が「母上・・妖魔を倒せません」とつぶやいているのを聞き霊灯が欲しいのだと気付きます。
覃川を連れて帰るが返事を聞きたいと左紫辰と玄珠が訪ねてきます。手を握っただけで重傷だと気付いた左紫辰が「何があったんだ」としつこく聞いてくるので「私は香取山主の高弟、侍女を罰するのがいけないことなのか」と傅九雲は告げます。
こんな仙人がいる場所からは離れたいと左紫辰は出て行くが玄珠が自分の目を治すために山主の弟子となった事を知り愕然とします。
目を覚ました覃川は盗みに入ったのにどうして罰せられないのか聞くと「最愛の侍女だからだ」と言われます。
第7話・暴かれた身元
傅九雲から「最愛の侍女」と言われ動揺する覃川は万宝閣から救ってくれた事に感謝します。
傅九雲は香取山主に会いに行き「あまり欲を出すと身を滅ぼしかねない」と告げると敵の回し者が他にもいるようだから注意してくれと言われます。
酒を届けに来た玄珠は二人の会話に聞く耳を立てます。
傅九雲は戻ると覃川の正体を怪しむ白公子から変なことを企むなよと告げられるがそこに左紫辰がやってきて決闘を申し込まれます。
「師匠殺しの異名を持つ私に目も見えぬ文人が勝てると思っているのか」
覃川が駆け付け「私は転んで怪我をしたのです。傅九雲は手当てをしてくれただけです」と告げると左紫辰は納得して帰って行きました。
傅九雲に万宝閣に連れて行かれた覃川は「最愛の人を守りたい。背負わされた不相応な重荷など忘れ普通の女子と同じように笑って過ごして欲しい」と言われます。
「何のことやらさっぱり」と誤魔化すが「驪国の皇女・燕燕よ、なぜ素性を隠すんだ」とはっきり聞かれ最初から知られていたのだと気付きます。
内通者でなくても霊灯を狙っている者がいると山主が警戒しているから気を付けるよう忠告されます。
妖魔を倒すためには絶対に霊灯が必要なんだと告げると「明日から左紫辰に仕えろ」と言われ悲しみを抱えながら支度をします。
左紫辰の侍女となった覃川は琴を聴いて驪国での幸せだった頃を思いだし涙を流します。
第8話・内通者の正体
左紫辰に仕えながらも玄珠を気にする覃川は「恋人ではないのですか」と聞くと恩人だと言われます。
傅九雲に冷たい言葉を投げかけられ数日うわの空でいると「気を遣うが蔑んでいるだろう、明日帰るがよい」と言われ思わず頬に触れてしまいます。
燕燕を懐かしむ左紫辰は視力を覃川の姿を見たくなり治すためにも治療を受ける決意を固めます。
左紫辰のそばに覃川がいるのが気にくわない玄珠は青青大人から唆され内通者として告発しようと物色します。
玄珠の性格をお見通しの覃川はその場に現われ「私がまだ誰か分からないの、4年振り阿満の顔だから無理もないわね」
子供の頃から目の敵にされ何もしていないのに何でなのか分からなかったが今では分かります。
「叔母上は皇后の座を望んだが諸侯に嫁ぐことになり不本意だった。皇室直系の子供も産めなかったから私が憎いのだろう」
激しく動揺する玄珠に自分の目的は左紫辰ではないから面倒を起こすなと言い放つと驪国の皇女だと正体を明かしてやると挑発されます。
「それは無理よ、白河龍王の弟子で香取山の内通者はあなたでしょう」と綿毛を見て訴えます。
玄珠は白河龍王との連絡手段として使われる綿毛を持って覃川の部屋で見付けたと山主に報告するが青青大人が侍女の部屋に隠したのだと告げます。
溺愛する山主は嘘だと怒りをあらわにし欺くなと術で攻撃するが耐えられているので真実なのだと気付きます。
部屋を捜索させると青青の部屋から綿毛が発見されました。溺愛していただけに怒りはすさまじく青青を始末しました。
視力が回復した左紫辰は長いこと苦労かけたなと玄珠に感謝し、覃川は本当に良かったと心から思います。
顔を変えているので燕燕と気付かないのは当然だが阿満の顔を忘れている事を不審に思います。内通者を発見した玄珠が記憶を亡くさせる能力を持つ山主に頼んだのです。
玄珠はいつまでも燕燕から貰った簪を付けているので新しい物に変えるよう告げるが左紫辰はなんとなく嫌だと思い「このままでいい」と言いました。
女弟子の首席となった玄珠はさっそく偉そうに指示を出します。覃川は落ち込んでいると「連れ戻しにきた、帰るぞ」と傅九雲に言われます。