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「繁城の殺人」最終回結末は? 12話ネタバレ感想で解決

繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~/作品概要

奇怪な殺人事件が次々発生、20年前のある事件が浮かび上がる中国ミステリー時代劇
こちらはWOWOW様で全話鑑賞し、
あらすじ一覧と最終話までのネタバレ感想を紹介します。

 

あらすじ&キャスト

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時は明朝、江南の蠹県で奇怪な連続殺人事件が発生。
それぞれの被害者たちに関連性はなく遺体は奇妙な姿勢を取らされ現場には謎のメッセージが残されていた。
最初の犠牲者となった冷無疾の弟子で若き捕吏の曲三更は、師の仇を取ることを決意し捜査を開始するとやがて20年前のある事件が浮かび上がってくる

曲三更(バイ・ユーファン)宋辰(ニン・リー)高士聡(リウ・イートン)冷桂児(シアン・ハンジー)鳳可追(チャン・ハオウェイ)林四娘(ズン・リー)
製作総指揮(スン・ジョンホワイ)
監督・脚本(ワン・ジョン)

 

全12話あらすじ一覧はこちら

 

ネタバレ感想/繁城の殺人

 

12話(最終回) 正義とは・・・

20年前、陸直たちの計画通り眠らされていた陸無憂は偶然にも訪ねて来ていた小宝子に起こされて助かりました。陸直は自分の名前を取り返すために火事の騒動の中で操られるのは御免だと陸忠を刺し殺しました。井戸に隠れていた陸無憂はそれを目撃し小宝子は脱出するためのロープを取りに馬小屋へと向かいます。

陸直は陸無憂と同じ背格好の焼死体が発見されたが部屋から離れた場所だったと冷無疾から知らされ陳旺は土壇場で怖気づいて殺さなかったんだと把握します。

火災の三日後に陸直は陸遠暴は陸近信に殺されたと訴え、借金の証拠を消す趙挙人、買収した検視官、そして冷無疾が後押ししたことで明白にさせました。

偽装した遺書で巨万の富を継ぐと留まるのは危ういと考え蠹県を離れて3年後に名前を変えて戻ろうと告げると母親を置いては行けないと陳旺が拒んだので自死に見せかけて殺害しました。

 

曲三更は陸近信の息子・陸無憂が下手人だと告げると、真実だとしてどこにいるんだと薛挙人に聞かれます。

「役所だ、魏知県が陸無憂だ」と告げ、易者のロバに隠されていた情報を差し出します。

薛挙人は信じがたい話だが尤二と柳十七に話すと弟分・張貴を殺された柳氏は役人一人殺すのなんて簡単だと言います。

魏知県は20年前の火事、そして連続殺人事件の調書、そして遺書を書きます。

  • 医師の程逸致が陸直に脅されて陸遠暴を毒殺したと自供
  • 屋敷に放火し陸近信一家を殺害して財産を奪い陸直は薛奇と名を変える
  • 冷無疾は放火の共犯だが薛奇を強請っていた事で口封じされる
  • 程逸致は殺されるよりはましだと投獄されることを選んだが釈放してしまったために非業の死を遂げる
  • 趙挙人は自首しようとして薛奇に命を取られる。
  • 薛奇は多数の悪党や盗賊を配下に抱えるから告発状を送りつけるのも簡単
  • 私が命を落としたら薛奇の仕業だ
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曲三更は宋辰に呼ばれると牛不厭が町を出た際に張継祖の他に柳という守衛総管がいたなと聞かれます。張継祖を捕らえた時に呂三に暗器を投げつけたのも柳かと聞かれ認めると薛邸の見回りに捕吏たちが出ている今、柳が知県を襲いに来たらどうすると聞かれます。

何で知県の話が出たのかと訊ねると奴が真の下手人だからだと言われます。朝廷の高官を殺せば地位や財産があってもおしまいだから、自分を殺させるための策だろうと宋辰は言います。

ロバに隠された書付けを持ち去ったなと捕らえられてしまった曲三更は知県の仕業だと知ってて黙っていたのかと訴えます。

「冷無疾の仇を討った後に遺書と証拠品を臬台に提出して火票を取れば薛奇と柳を捕らえ陸家の敵討ちは終わる」、そう思ったのだろうと言い当てられます。

 

結末!!

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宋辰は魏知県を襲った者を捕らえるが見知らぬ男であり、様子を見られた事に気付きます。連行しようとすると柳の襲撃を受け暗器により命を落としてしまい、魏知県は隠し持っていた銃で柳を仕留めました。

宋辰が亡くなったと知る曲三更はすべて知っている、何で生きているんだと涙を流し魏知県に訴えます。

陸家の全員と林四娘と宋辰を殺した陸直と連続殺人犯の魏知県、どっちの味方をするのかと高士聡に聞かれる曲三更はどっちも人殺しだと告げ策を考えます。

 

曲三更は柳が陸無憂を仕留めたと尤二に告げ、事が済めば町から出せと薛挙人に指示されていると騙し役所に連れて行きます。

出頭して共犯の事実を自供すれば死罪は免れ牢獄で数年過ごすだけとなると告げると執拗な男だから口を封じられないよう守ってくれと言われます。火票を手に薛宅に押し掛けると何で生きているんだと聞かれる魏知県は自分は陸無憂ではなく彼に助けられた小宝子だと告げます。

20年前、井戸の中で消火されるのを待っていた小宝子は陸直と冷無疾の会話を耳にし事態を把握していました。薛奇は幼い頃にお菓子を分け合った小宝子との友情を思い出すと彼を刺して殺し、そしてすぐに自分の首を斬り自害しました。

 

感想・考察

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1年後に曲三更が宋辰の遺品に春杏へとの表書きがあったので捜して渡したところで物語は終えます。妓楼の彼女に詩を贈った文は杏の花の下で酒を呑みながら書いたもの・・・宋辰は過去の冤罪から仇のない復讐心を抱き、ぶつけようのない恨みや怒りをもっていた。恨みは仇を求めると口にしたのは落としどころを見つけないと生きて行けなかったのでしょう、最期は正義を貫こうとして命を落としてしまうのは残念ね。そもそも20年前の事件に関わりないのに・・・

陸直と小宝子は最後は再会を喜び、そして互いに罪を償ったように見えました。

ほんとーに意味不明なドラマでしたけど最後には何とか把握できたので我慢して見続けた甲斐はあった。

ただ、陸直と小宝子、どっちが誰を殺害したのかちょっと分かりにくい。それと最後のひねりはいらなかったな、陸無憂でよかったよ。どっちにせよ火事の後に小宝子の行方が分からなくなったのだから冷無疾は疑問に思わなかったのかしらね、陸忠の亡骸もあったはずだが・・・

 

曲三更は冷無疾の敵討ちに執念を燃やしていたけど父親を殺害したのは冷無疾ですよね。そこが曖昧で終わったのも何かしっくりこないな・・・

陸遠暴の弟家族が来た時に陸直は計画を実行しなくて良かったと一度は思ったのよね。それを仕向けたのが陸忠であり、この事件から陸直は怪物になってしまったのかもしれない。

高官だと捕縛できない理不尽な時代も影響したかもしれない、上り詰めないといつかはやられてしまうと思うのも当然!!小宝子が知県まで上り詰めたのはすごいですけども・・・

まぁ~、陸直も小宝子も亡くなったので、結果的には最初に小宝子が計画した通りになったということよね。

 

 

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