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映画「 沈黙、愛 」ネタバレあらすじ/被害者は婚約者、容疑者は愛する娘

韓国映画「 沈黙、愛 」作品情報

中国映画「全民目撃」を韓国でリメイク。

韓国実業家を代表するテサン・グループのイム会長は美人歌手と再婚するが彼女は何者かに車で轢かれ命を落とします。

再婚を面白く思ってこなかった娘ミラが容疑者として逮捕されてしまいイム会長は女性弁護士チェに依頼するが・・・・。

イム会長の選択に注目!

監督=チョン・ジウ◆イム・テサン(チェ・ミンシク)◆チェ・ヘジュン(パク・シネ)◆キム・ドンミョン(リュ・ジュンヨル)◆パク・ユナ(イ・ハニ)◆イム・ミラ(イ・スギョン)
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ネタバレあらすじ/沈黙、愛

 

会長の娘

韓国実業家を代表するテサングループにイム会長は美人歌手ユナとの婚姻を決めます。

イム会長の娘ミラは実の母親が書いていた自分の成長記録をユナが持っていたので不満を持ち「母親に似てない」と口します。

1年後、純粋な少女だったミラは父親の金を思う存分使いながらクラブで大胆に遊ぶようになっていました。

ある日、仲間達が楽しそうに見ている動画を目にするとユナと元恋人の盗撮されたベッド動画であり、ミラは「ちょっと顔貸しな」とメールでユナ呼び付けます。

 

犠牲者は婚約者&容疑者は娘

駐車場の警備室で火災が発生し現場近くで倒れているユナが発見され病院に運ばれるが命を落とします。

酔っ払い運転して接触事故を起こしヨットハーバーの前で寝ていたミラは容疑者として逮捕されました。

「飲酒による心神耗弱を主張するが薬物摂取の可能性もありミラのパソコンに好ましくないゲームが発見された事で懲役15年になるだろう」と報告を受けます。

無罪じゃ無いと意味がないと思うイム会長だったがゲームを確認すると故意による事件だと思われても仕方のないものでした。

しかし裁判に不利になると助言を受けてもイム会長はゲーム会社の株を85%持っているので話題にさせるためSNSに流せと命じました。

 

依頼を受けるチェ弁護士

イム会長から「娘が接見を拒んでいるから力を貸してくれ」と依頼を受けたチェ弁護士は彼女の好きなマカロンを差し入れるため会いに行きます。

ミラはチェ弁護士を先生と慕っており「頭が混乱して何も思い出せない」と嘆きます。

イム会長は「娘は無実であり検察側の強引な起訴だ」とマスコミの前で訴えチェ弁護士は法廷で戦う決意を固めます。

●ミラは被害者が嫌いだった。

●クラブのトイレで動画の件で口論となっている現場が目撃されている

●ミラの車の経路「クラブ~ユナの自宅~ヨットハーバー」が防犯カメラで確認

●被害者は駐車場で轢かれ消化器設置台に頭を強く打った頭部骨折が死因だと見られる。

先輩であるトン検事は犯人に間違いないと主張します。

チェ弁護士は「酒を飲んだら必ず運転手が来るのにどうして飲酒運転したの?」と聞くがミラは泣きながら何も覚えていないと言いました。

「運転していたかも分からないのに車の経路だけで犯人扱いはおかしい」と主張するが事件の日クラブで会っているのにどうして自宅にいるユナに連絡し会いに行ったのか不思議に思います。

 

ユナのストーカー

チェ弁護士はユナの事務所近くに無断で監視カメラを設置し一度は捕まったものの示談に持ち込んだドンミョンの存在を知ります。

ドンミョンは店を経営していたが閉まったままになっておりチェ弁護士は車で帰ろうとします。その時、イム会長の部下が車ごと店に突っ込み何やら鞄に詰め込んでいたが偶然にもパトロール中だった警官に捕まり連行されていきました。

チェ弁護士は連行される際に車の下に隠したバッグを持ち帰り、連行された者はギアーを間違えて店に突っ込んでしまったと訴えました。

帰宅したドンミョンはユナを盗撮していたコレクションがすべて盗まれていると分かり嘆いていると「事故の時の映像を寄越せ」とイム会長がやってきました。法廷でユナの動画流出の話が出たためイム会長は事故の時の映像も持っているはずだと睨んだのです。

「いくら欲しい」と言われたドンミョンは噂通りの男だと吐き捨てます。

クラブで動画の件で言い争っているときにヒステリックになったユナは「誰も見てなければ娘を捨てたいとあんたの父親は言ってた。私もあんたの父親が嫌いだ、もてあそんでるだけだ」とミラに言い放っていたのです。

ドンミョンはユナの服をくれれば見せてやると条件を出しニヤつきます。

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駐車場の映像

チェ弁護士は駐車場の映像を見てユナと何やら言い争っていたミラのマネージャー役チョンを法廷に立たせます。

イム会長はユナに送った5億ウォンの時計を売りに来た男がいると高級時計店から連絡があり、チェ弁護士は高級時計店に行かなかったか聞くと「回答を拒否します」と言いました。

「事件の夜どちらに?ミラが酔っていたので運転していたはずだ」と問い詰めると「ユナがどんな女か知っているのか」と怒りだし「俺がやったんだ」と白状しました。

 

ドンミョンから連絡を受けていたトン検事は「確かに駐車場から証人の指紋が検出されたが、まずは事件現場の映像を見ましょう」と在廷証人を申請します。

裁判長が在任証人を認めるが待つのは20分だけだと告げるとイム会長は「ドンミョンを拉致するから裁判を頼む」と慌てて出て行きました。

チョンが犯人なのに何を慌てているんだと不思議に思うチェ弁護士に「お前が疑っているチョンはイム会長に買収されているんだ」とトン検事は話しかけます。

駐車場でドンミョンを捕まえたイム会長は「一生掛けても拝めないほどの金をやる、ユナの服も全部やる」と訴えるが拒まれたため部下を呼び拉致しました。

駐車場に駆け付けたチェ弁護士は「真犯人だ」とUSBが仕込んである時計を投げ渡されるがイム会長に取られてしまいます。

 

法廷に戻るチェ弁護士は、イム会長から聞かされていた高級時計店の話は嘘であり、ドンミョンの店に行った時も偽物の動画を手にさせるためにわざと目立つように車で突っ込んだのだろうと気付きます。

チェ弁護士は「イム会長の上着のポケットに入っている」とそれとなく検事に伝えます。

二人は話し合い、イム会長を在廷証人として申請しました。

傍聴席から渋々証言台に上がるイムに「真実の映像をドンミョンから奪い持っていますね」と検事は聞きます。

暴行および窃盗容疑で証人への身体検査令状を請求している事を知ったイム会長は自分の力添えで検察の偉い立場に据えてやったので大丈夫なはずだと願うが令状は出されました。

 

結末・犯人は?

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裁判で映像が流れるとミラは失神してしまいます。

ヨナは轢かれたあと車から降りてきたイム会長に何度も殴られていました。

「被害者の動画流出をミラから知ったイム会長は屈辱で怒りを抑えきれず犯行に及んだと見られます」

イム会長は「自分が捕まれば自分から金をむしり取ることしか頭にないミラでは自分を守れない。しかしミラが捕まれば私の力があれば娘を守る事ができるしテサングループの従業員と家族を守れるだろう」と述べました。

イム会長は緊急逮捕され連行されました。

後日、イム会長の弁護人を依頼されたチェ弁護士は「私を利用しましたね」と会いに行くと謝罪されます。

「最善は尽くしませんが」とサインすると「弁護士は依頼人の秘密を守る義務がある」と言われます。

 

ミラは法廷で見た映像に映る助手席の女性は自分では無いと気付いていました。

真実を教えてと伝えるとチョンからスマホを渡されました。

協力を求められたチェ弁護士は確認するとタイの町並みの写真を見て公判中にイム会長がタイへ出張してた事を思い出します。

二人はタイに行きスマホに映る写真を頼りに順番に歩いて行くと廃工場にたどり着きます。スマホケースの中に隠されていたキーはそこのシャッターの鍵でした。

二人は足を踏み入れるとどこかで見た景色だと思います。

そして事件があった駐車場と同じだと気付きました。

ドンミョンから映像を見せられたイム会長は娘が犯人だと分かり莫大な金を使ってタイに駐車場を再現しヨナとミラの似ている女性を雇い偽物の映像作りをしていたのです。

ドンミョンに検事に接触しろと言ったのもイム会長だったのです。撮影を終えてそっくりなヨナを見送るときにイム会長は婚約者との別れを受け止めました。

 

感想

イム会長を演じたチェ・ミンシクは「ザ・メイヤー 特別市民」で自分がソウル市長になるために無実の娘を刑務所に送っていたのでどうしても最初から信用できなかった。

言葉1つにしてもなんかイラッとさせますし(笑)

やっぱり犯人かと思ったが娘だったのですね。

二転三転して本当なら良かったと思える作品ですが最後の法廷の場が捻りすぎなのが残念。ドンミョンに検事に連絡をするよう伝え駐車場までチェ弁護士が追いかけてきて自分を在廷証人にするだろうって?それは行き過ぎですよ。

そもそも「なんで殺したのか。なんでクラブで喧嘩していたのに場所が被害者の家の駐車場なのか」が分からない。

タイトルも「沈黙」だけで良かったと思います。「愛」ってなんだろう。娘が幸せになるとは思えない。