中国ドラマ「鶴唳華亭」作品情報
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
33話・無辜の命
陸文昔は皇太子(蕭定権)が陸英と陸文普を助けてくれたので皇太子妃(念之)に別れの挨拶をすると詩の続きを教えてほしいと頼まれ読み上げます。
しかし、処刑場へ連れていかれていた陸英と陸文普は張陸正の策略により処刑されていました。
張陸正が訪ねてくると陸文昔はそばにいるよう念之に指示されたので従うが「無実の二人を李柏舟の三族と間違えて処刑してしまいました」と耳を疑う言葉が飛び込んできます。
「すべては皇太子妃のため、陸英が復帰したら彼の娘が側室となってしまうので脅威となる」
念之は政は分からないが無辜の命を奪うとは何をしているんだと責めるとそこに皇太子が押し掛けてきて激怒します。
今にも倒れそうな己を必死に耐える陸文昔は復讐心を抱き残ることを念之に告げます。
皇太子は陛下が帰京した知らせが遅れて届き、外で跪く張陸正を素通りして急いで馬で向かいます。陛下に謁見すると監国を見事に務めたと褒められ後始末を頼むと言われたので李柏舟の処刑を執行するよう命じます。
34話・嘆く皇太子妃
皇帝が帰京して数日たっても訪ねて来てくれないので、李柏舟が処刑され安平伯は流刑され不幸が続く貴妃は悲しみます。
趙王は安平伯の命が救われたのは皇太子の寛大な心であり陛下からも気に入られているので争うべきではないと告げます。そして間もなく誕生日なので皇太子妃を招けばわだかまりが解けるのではないかと勧めます。
念之の体調を侍医から報告を受ける皇太子は考え込むと陸文昔が訪ねてきます。貴妃の誕生日の宴に出席すべきかどうかと聞かれ「行くな」と告げ念之の処方箋を渡します。
そして、張陸正の件に関しては不問にすると伝言を授けると陸文昔は衝撃を受けます。
陸文昔は李柏舟がいなくなり復讐相手がいなくなったから顧瑟瑟から陸文昔に戻り去れと言われるが念之に聞かれてしまいます。
本来ならば陸文昔が皇太子妃になるべき、そして父が陸文昔の家族を殺してしまったことで念之は跪き涙を流して謝罪します。しかし涙を流す陸文昔は言葉が見つからず握られると手を振りほどきます。
そのころ、皇太子は反逆の重要な証拠を使って人心を掌握し臣下を操ろうとし更に謝罪状を用意するとは誰を買収し誰を庇うためだと陛下から叱責を受けます。
35話・解毒はどちらに?
皇太子は監国印を返上し陸英の件についても責任を負うと告げると陛下から妃への寵愛にも限度が必要だと言われます。
そのころ、貴妃の誕生祝で毒を盛られた念之と6皇子・蕭定梁が吐血し陸文昔は急いで牛乳で解毒させようとしたが一人分しかなく戸惑います。そして蕭定梁を目にすると置いてきた弟と重ねてしまい器を差し出します。
知らせを受けた皇太子は急いで駆け付けるが息を引き取ってしまい薬を運んだ陸文昔は容疑者として疑われます。
皇太子は東宮衛を動かして顧瑟瑟(陸文昔)を捕らえるよう命じると趙王から逃がされようとしていた陸文昔は庇った者も罪となるので戻ると告げます。
念之の亡骸の前で亡き崩れる陸文昔は皇太子だけが真実を解明できるはずと訴えます。
36話・仇相手からの尋問
陸文昔は皇太子だけが真実を解明できると訴えるが本当の名は何だと剣を突き付けられ調べを受ける価値もないと言われます。
皇太子が張陸正を呼んですべて白状させ極刑に処すよう命じていたので「こいつだけは嫌だ」と皇太子に訴えるが振り払われてしまいます。
張陸正は念之の父親であるため審理させるのは不適切だと東宮内侍・王慎に進言されるが皇太子は聞く耳を持ちません。
張陸正からの尋問を受ける陸文昔は自分は潔白だと言い6皇子も毒に侵されていたのかと訴えます。6皇子は薬を飲んでいない、二人が食べたのはお菓子だけであり混乱の中で回収された可能性もあると言い放つが信用されず拷問を受けます。
「中書令を継ぐのは誰なのか、漁夫の利を得るのは誰なのか、皇太子妃の逝去で斉王が朝廷に返り咲けば形勢はどうなると思う?」
菓子を持ってきた女官を捕らえれば何か知っているはずだと訴えると張陸正は監国の令旨を盾に後宮に向かいます。
貴妃に泣きつかれた皇帝は撤収させようとしたが皇太子は聖旨と監国の令旨は同等だと言い止めます。陸文昔はマニキュアを思い出し陥れたのはお前だと孫氏の腕を掴むと逃げ出したので張陸正は捕らえるよう命じます。