韓国ドラマ「揀択カンテク」作品概要
双子の姉妹一人二役を演じるチン・セヨンと初の時代劇の王役に抜擢されたキム・ミンギュが共演した韓国時代劇。姉の命を奪った者を捜すため揀択に参加した女性と初恋の人を想い続ける王の愛を描いた作品
あらすじは?
朝鮮王朝の王イ・ギョンは何者かに襲われ王妃と共に命を落とす。都城一の情報商で巫女のカン・ウンボは銃の情報を売ったことを思い出し遺体から銃弾を探し出そうとするが突然王が息を吹き返し驚いて飛び出してしまう。
幼い頃の記憶がなかったウンボは大司憲ペク・チャヨンに連れられ大罪人として囚われる父の姿を目にするとすべての記憶を思い出す。息を吹き返したものの王妃を失い失意のそこにいる王は夢の中で王妃とそっくりな女性と出会うが・・・
キャストは?
ネタバレ感想/揀択カンテク
第1話・
朝鮮王朝時代、王イ・ギョンは親迎(王が王妃を迎えに行く儀式)の途中で刺客による銃弾に襲われ愛する王妃と共に命を落とします。
都城一の情報商で巫女のカン・ウンボは仲間のワルに急用だと呼び出され芙蓉客主(情報を売る店)に向かうと王暗殺に使われた銃が自分が情報を売った事により手に入れたものだと気付きます。
情報は互いに素性を明かさないのが条件であるため取引した人物は分かりません。
親迎を狙った犯行なので揀択(王や世子の妃を選ぶための行事)で落選した者の仕業だと考えると姪が落選した領議政キム・マンチャンと娘が落選した左議政チョ・フンギョンがあやしいと疑います。
そうなると継妃の座を狙うはずだが王も崩御したとなると新王の擁立が目的か?!
左議政と大司憲ペク・チャヨンは新王を擁立しなければならないので大王大妃ミン氏を訪ねます。
王になる器ではないが済物浦にいるサンイ大君の孫イ・ジェファを擁立し大王大妃が代わりに政務を行なえば問題はないと進言するといつも対立する二人の意見が一致している事から受け入れられます。
領議政も愚かな王の方が操りやすいため何も言いません。
王の遺体から銃弾を取り出せば確認できるし情報も仕入れる事が出来ると思ったウンボは見張り役に交代を告げるがいきなり王が息を吹き返し掴まれたので驚いて逃げ出してしまいます。
半年前、
即位して3年経つ王様は揀択を行なうと大王大妃と大妃キム氏から言われます。
まずは処女単子(妃候補の身上書)で審査すると知り敬えない女性とは一生を添い遂げられないので揀択には自ら参加すると告げます。
「済州から戻った副提学カン・イスのご息女」と耳にした王様は間違いなく初恋の人だと確信し顔が見たいと出て行きます。
芙蓉の装身具を落としたカン・ウンギが探しに戻ってきたので「世子の頃に会っているが覚えているか」と尋ねると彼女は何も覚えていませんでした。
夜の外出や揀択中に女性と会うのはいけない事だったが身分を隠しウンギを連れて楽しみます。
南人の家門であるカン・イスから「娘が妃になっても補佐できるほどの権力も財力もございません」と進言されるが党派の争いなど眼中にないと王様は告げます。
民を重んじる考えは同じであり世子の頃に左議政の企てのせいでカン・イスを済州に飛ばしてしまった事に心を痛めていたため「自分の千軍万馬となり民のために働いてくれ」とお願いしました。
水標橋の物乞いたちに技能を習得させる官庁を設置するよう命じると2つの党派から反対されると大王大妃に心配されるが王に代わって立つ臣下はいませんと教わった事を告げます。
三揀択でカン・ウンギが選ばれ領議政と領議政は南人の娘が選考されたのかと驚きます。王様は喜んで王妃を迎えに行ったが帰りに銃撃されました。
現在、天の君主
悲鳴を耳にした大司憲ペク・チャヨンは王妃そっくりなウンボが飛び出ていくのを目にし驚きます。
大司憲は調べると姿を消した巫女は10年前に海に落ちて舟頭に助けられ記憶を失った事を知りカン・イスの娘でウンギの双子の妹だと気付きます。
息を吹き返した王様は銃撃されて王妃ウンギが亡くなったと知り悲しみに暮れます。大王大妃は新王に擁立しようとしたイ・ジェファを大君に封じ宮中の外で起居させます。
領議政は王様の蘇りは天の理に逆らった事件なので朝鮮に天罰が下るのではと進言するが左議政が天を治める君主となられる運命なのでしょうと黙らせます。
「元より汚れた婚礼ならば天の理に逆らうのも当然なので王妃の一家に不浄の罪を問うべき」と左議政に進言された大王大妃は処女単子に記載を偽り王室を欺いたとしてカン・イス一家を捕らえます。
両親に会わせてやると言われ大司憲と共に向かうウンボだったが目の前で父親が連行されていきます。
第2話・
記憶を失っていたウンボは大司憲ペク・チャヨンから両親に会わせてやると言われ向かうが連行される両親を目にします。
父親のカン・イスと目が合い近付こうとしたが大司憲に腕を掴まれます。
大王大妃ミン氏の命で王妃ウンギの遺体が捨てられたと知りウンボはワンと共に探し出すと自分そっくりな女性を発見し幼い頃の記憶が戻ります。
幼い頃
双子である事を気付かれないように暮らしていたウンボは学問に励む姉ウンギと違って外の世界に興味を持っていました。
ある日、父親の後を尾行していたところ必死に逃げる男の子とぶつかります。世子イ・ギョンが母親から貰った装身具を落として探していたので盗んだのだと気付きます。
泥棒になるから返さなくちゃダメだと説得していたが追いかけてきた世子に共犯だと疑われてしまいます。母親の薬代が必要であり盗みでもしないと金を工面できないのだと言われウンボは盗みはよくないからしっかり謝罪するよう告げ薬代をあげました。
共犯ではないと証明するため仕方なく儒者たちの集いの会に連れて行くが師匠として慕われている父親はその日いませんでした。ウンボはイ・ギョンが世子と偽っている者と疑いどうか聖君におなりくださいとおちょくるがいきなり兵が押し寄せ儒者たちが捕らわれました。
ウンボは世子に引っ張られ逃げ出しました。
現在・目的
王様は殺められた王妃に責任を問うのは納得いかないとカン・イスを放免させようとするが大王大妃から国を案じてのことだと言われます。
その時、捕らえて拷問していた刺客が義禁府で毒針によって殺害されたと知り大王大妃は手掛かりがなくなってしまったと都事を責めます。
ウンボは双子の姉ウンギをワルに手伝ってもらって埋葬します。姉を殺した犯人を突き止めると誓うが中学川で3人の銃使いの遺体が浮いているのを目にし銃を売った者が心配で訪ねると既に消されていました。
間違いなく証拠隠滅だと気付き芙蓉客主も危ないのではないかと恐れると何者かに襲撃され逃げ出します。
ウンボは傷を負うが偶然出くわしたイ・ジェファ大君に救われます。看病するジェファ大君はウンボに一目惚れします。
王様は自分が目を覚ましたときにウンギ(本当はウンボ)の腕を掴んだので夢かと思うが遺体をいくら探しても発見出来ないので生きているのではないかと思います。
3人の銃使いが水標橋の物乞いであり自分たちを襲った銃弾と同じだと知る王様は何としても犯人を捕まえてカン・イスを救いたいと思い情報屋を探します。
ウンボは囮になってくれたワルが心配で芙蓉客主を訪ねると「銃使いの長を探して欲しい。親迎を狙った犯人かもしれない」と言われます。互いの素性を明かさないのが決まりであるが目的が同じであるためウンボは後を付けると王様だったので驚きます。
芙蓉客主は危険であるため南山にあるお堂で会いましょうと告げて去ります。
ウンボは王様が犯人を捜すため芙蓉客主に依頼したようだと大司憲に伝えます。南門に水標橋を管理する連中がいるので間者を送れば手掛かりが掴めるはずと協力を願います。
銃使いの長が山尺(山で暮らす猟師)だと知り王に情報を伝えれば両親は救えると思うが10年前カン・イスの罷免を奏請した物を見せられるとそこにはイ・ギョンの署名が記されていました。
王様がカン・イスを流罪に処す甘い考えだと知った領議政キム・マンチャン一派は儒者たちから押収したカン・イスが書いた「開花之論」を提出し斬首刑に処すべきと訴えます。
民が主になる世を目指すなど謀反行為であり証人まで出てきたので王様は困惑します。証人の女官を問い詰めれば母親の大妃の名が挙がるだろうと予想し牢から逃がすしかないと大司憲に協力を願います。
ウンボが会いたがっているから王様の力を借りて逃げろと大司憲から文を受け取ったカン・イスは火事が起きたのを確認し逃げ出すが領議政が王様と接触していた大司憲を張っていたので二人して捕らわれてしまいます。
二人が捕らわれ拷問を受けていると報告を受けた王様は「命じたのは私だから私を斬首にせよ」と駆け付けます。
全16話あらすじ一覧
1話~4話
5話~8話
9話~12話
13話~16話(最終話)