作品概要/キャスト
北宋第4代皇帝・仁宗の功績を描いた歴史超大作
北宋の皇帝・趙禎(仁宗)は太后が生みの親ではなく生母は李蘭恵だと知る。李家への恩返しから愛娘・徽柔を李家の子孫・李瑋に嫁がせる。朝廷では大臣たちが激しく対立し趙禎はその狭間で公正中立を旨に各派の調整を図りながら治世に努める。徽柔が前代未聞の大事件を起こすと社会規範を犯す大罪だけでは収まらず仁宗の国政を揺るがす一大騒動に発展してしまう。風雲急を告げる天下の行方、そして徽柔が辿った壮絶な運命とは・・・
中国時代劇「孤城閉~仁宗、その愛と大義」全69話あらすじ一覧
全69話で紹介
ネタバレ感想/孤城閉
32話・恐れを知らない2人
徽柔は欠伸をしながら時の政治を称賛する頌詞を学び、皇后・曹丹姝を訪ねて内容を話します。
「枢密使が左遷という詔があるが夏竦のことですよね、文中の悪人排除と対応している」
悪人と明言しては怨恨を招くから大臣の面目は保たないといけない、政務ははっきりと正邪を分けられないと指摘されるが、夏竦は張妼晗と賈玉蘭と親しいから悪人だと言います。
善人のわけないし嫌いだし張妼晗なんて怖くないと訴えると張妼晗も同じだが陛下の寵愛を受けているからではと問われます。苗心禾のように誰とも争いたくないと考えている人もいるのだから誰を嫌いでもいいけど口に出しては駄目だと叱責されます。
左遷される夏竦は拱辰と王陽修の諫言のせいだと恨みを抱き賈玉蘭との別れを惜しみます。趙禎は皇后と話し酔いが回ると抱き寄せて改革について本音で話すが皇后は自分を劉娥太后と重ねているのだと知ります。
翌朝、皇后は7歳になる徽柔は物事を完全に理解していないので皇族の男子たちと一緒に政を学ぶのはいかがなものかと意見します。
何で学ばせてくれないのかと徽柔がやってきたので宮学で男子と机は並べられないし刺繍などを学ばなければと告げ諦めさせます。
33話・幼き生命
娘・瑶瑶が倒れてしまい肺を患っていると知らされた張妼晗は「治せないのか、役立たず」と医官に言い放ちます。
すると公主が驚いて咳き込めば命が危ないと董秋和に言われたので何でここにいるんだと責めると彼女が応急処置をしてくれたんだと賈玉蘭に知らされます。
教育について趙禎と話していた皇后は改革の影響が徽柔に及ぶとはなと言われ皇室の長女で責任があると告げます。
「苗心禾が身ごもった時に国の責任に縛られるのが嫌だったから女子であることを願った、生涯皇宮にあり真の喜びも知れぬのがな」
皇后は跪いて謝罪すると、徽柔が哀れだと思っただけで過ちとは言っていない、皇后であって大臣ではないと叱咤されます。
皇后は婚姻の夜以来、妻として見られた事はないから国母にふさわしい行いをするしかないのだと言います。
瑶瑶が倒れた原因を調べていた董秋和は秋に発作が起こったことに違和感を覚えていました。趙禎が張妼晗を慰めに行く中、賈玉蘭は手巾に大量の梶の花粉を付けて発作を起こさせたのはお前だろうと許蘭苕を引っ叩きます。
すると手巾で公主の口を拭いたのは誰だ、夏竦と連絡を取りたくて近付いてきたのは誰だと脅され喧嘩となると楊懐敏が面倒事を起こすなと割って入ります。
徽柔は瑶瑶がいたので抱っこさせてと近寄ると誰も近付けるなと張妼晗の命があると拒まれます。せめて自分が一番大事にしている物をあげると首にかけようとすると誰も近付けさせるなと言っただろうと張妼晗がやってきます。
瑶瑶まで奪うのかと意味不明なことを言われたので反抗するが趙禎に帰って反省してろと言われます。
34話・怒りを収める術
徽柔は宝物を渡したかっただけなのにと悲しむと陛下は自分にしか頼れない張妼晗を哀れんでいるのだと梁懐吉に言われます。
最興来が発熱したために宴を欠席していた苗心禾は出来事を聞かされ冷酷な張妼晗に純粋な気持ちは分かるわけないと不満を口にします。
趙禎は最興来のお見舞いに行ってから徽柔の部屋を訪ね、張妼晗は16歳で産んだ子を亡くしたのでまた失うのではと恐れているんだと話します。疑心暗鬼になり正しい判断が出来ないから二人を遠ざけるしかなかったのだと弁明します。
賈玉蘭は呪いの件がなければ張妼晗と徽柔が敵対することはなかったと許蘭苕を責めます。人形で呪ったのは鬱憤を晴らすためで呪ってなくても病死していたし梶は瑶瑶を狙ったのではなく張妼晗を狙ったのだと言われます。
「それもこれもあの女を陛下に引き立て自分には機会をくれなかったからだ、もう恨みは帳消しにするが皇宮をでるつもりはない、同じ船に乗る仲間だ」と言われ、夏竦が欲しがっていた石介が富弼に宛てた文を受け取ります。
朝廷では過剰な官吏の削減政策について議論が加熱し、范仲淹は罷免されても生活に窮する者はいないことを証明します。故郷に戻り喪に服していた中司馬光は陛下に謁見し罷免される者の心情も把握するべきと言います。
35話・心躍るわずかな時間
西夏との戦いがようやく終わり、趙禎は徽柔が華やかな灯籠や相撲を見たがっていたので皇后や臣下たちも連れ街に繰り出します。
赤字が続く都随一の酒楼が全資産を売却して返済に充てたがっていると知る趙禎は長年多額の酒税を担い都をにぎわせたので半年の猶予を与え以後毎月返済させ、請負については三司に命令を出し3000の店に酒を買わせる事にします。
また范仲淹が横領疑惑がある地方の官吏を証拠がないと擁護したために批判を浴びます。
趙禎は友人の友の言葉を証拠より重視しているので范仲淹を叱責し疑いがあれば調査は妥当だと告げます。
賈玉蘭は張妼晗は3人目の娘を無事に出産したが体調を崩し治ったとしても二度と孕めないし半年から一年の間は夜伽もできないと楊懐敏から知らされます。
趙禎は罷免した者に挽回の余地を与えねば怒りや恨みが広がり勢いを増すのは当然なので、あまりにも范仲淹が非難を浴びているので官吏の粛清の手を緩めたらどうかと提案するが・・・
36話・深い心の傷
趙禎は都随一の酒楼の件で番頭と結託し買収を企む者がいるから調べるよう張茂則に命じます。
張妼晗の体調が優れない事で許蘭苕は訪ねてきた賈玉蘭に趙禎の世話をしたいと願い出ます。朱才人の息子である3皇子が亡くなり先々月は始平郡君の産んだ7公主が亡くなって不幸が続いているので母子とも無事だった張妼晗に天の加護を受けていると賈玉蘭は慰めます。
張茂則は梁家への罪悪感が消えない趙禎に躊躇しながら都随一の酒楼の危機を救う者として梁元生の名が上がっていると報告します。
趙禎は病床の叔父・趙元儼から皇子や公主が死ぬのは実母に不幸を働いたからだと言われていました。それでも太后に従うことを選び逝去した時にも知らないフリをしたと自問すると八大王は太后を憎んでおり密告にも私心があったと張茂則に言われます。
賈玉蘭や夏竦も番頭と結託しているようだと知り梁元生に投資するよう命じます。
韓琦により水洛城の整備は禁じられていたが劉滬が整備を訴え蕃部も土地の献上に応じます。趙禎は辺境の要塞にできるので劉滬に任せようと思うが尹洙知州が狄青を送り韓琦の命に背いた罪で投獄されていると知らされます。
鄭センは滕宗諒を告発したが尹洙は欧陽修らと親しいので鄭センへの仕返しかと気付きます。
37話からのネタバレは更新中