雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~
「蒼蘭訣」のジャン・リンホー&ユー・シューシン共演、中国で大ヒットを記録した予測不能なラブサスペンス時代劇!!
あらすじ&キャスト
江湖で「無鋒」と「宮門」が対立。
無鋒の女刺客は雲為衫として宮門への潜入を命じられるが隙がなく宮門の少主の花嫁候補を装うことしか方法はなかった。
自由の身になる条件付きで花嫁候補となるが、無鋒は別の刺客も花嫁候補に送り刺客が潜伏していることも流してしまう。
一方、幼い頃に母を亡くし宮門を率いる父・執刃に厳しく育てられた宮子羽は花嫁が全員抹殺されると知り密かに逃がそうとする。雲為衫と出会い心を奪われてしまうなか父と兄が暗殺され執刃の継承者に任命され重責を担うことになってしまう
ネタバレ鑑賞感想
9話・毒をもって毒を制す
雲為衫は三域試練への挑戦に再度挑む宮子羽が気を失ったので氷水から引き上げて看病します。背中には生涯、旧塵山谷を出られない誓いの証ともいえる執刃の重責を担う刺青が彫られていたが雲為衫は何も見ていないと誤魔化します。
心法は数百種あるが宮門の心法が金と火に属するなら寒氷蓮池に潜れるはずと告げると宮子羽は幼い頃に父君から極寒の中、融雪心経を修練させられていたと知ります。氷や雪は表面を冷やすだけなので至寒の毒を使えば体は常に寒毒に抵抗しようと内力を巡らせるのではないかと進言します。
宮子羽は毒や解毒薬は全て宮遠徴が管理しているので誰が何を使用したか記録に残るので認めてもらえないだろうと言います。雲為衫は寒鴉肆から教えられていたので遠回しに至寒の毒を作れることを伝えると医館へ行くために宮門の見張りの配置図を渡されます。
至寒の毒は実は副作用に苦しむ自分に取っても必要な物でした。医館で心を落ち着かせる薬を煎じていると許しもなく入るなと宮遠徴に剣を突き付けられます。
執刃の命で来ているのに許しが必要なのかと訴えると、夜中に忍び込み毒を作っていたとなると殺しても誰からも文句は言われないと訴えられます。剣を振り上げられるが駆け付けた宮子羽が剣を払い血迷ったかと言い放ちます。
いろいろと聞かれるが執刃が答える必要はないと告げ彼女を連れて戻ります。
雲為衫は毒ではないと証明するために半分飲んでしまったと告げ渡すと貴重な百草萃を渡されます。宮遠徴から雲為衫が至寒の毒を作っていたと報告を受ける宮尚角は試練を手伝う気なんだろうと言います。
金繁は霧姫夫人の部屋を訪ねると留守だったが宮遠徴が侵入して隠れていたのを見抜きます。剣を交えると宮遠徴が書を落としたので同時に拾うとして半分づつになり、宮遠徴は半分を持って逃げていきます。
#9・感想
勝手に侵入した罪で執刃夫人に刃を向ける宮遠徴なのに勝手に侵入してくるのは何なのかね。
いいかげん宮尚角は教育ぐらいしたらどうですか。
なんでもかんでも疑ってかかりやたら干渉してくるのはキモイ、臆病の割には口だけ達者だし宮尚角がバックにいるのをいいことに調子に乗り過ぎ!妻に刃を向け侵入もしてきたのだから痛い目に遭わせてもいいのでは?
金繁がやたら強くて宮尚角にチクってるしww
10話・出生の疑惑
雲為衫は金繁が何やら持ち去ったのを目にし霧姫夫人を訪ねます。ドアを閉めて振り返るといきなり目の前にいたので何か盗まれたのではと訊ねるが一瞬であごを掴まれ無鋒の技だったので無名と思わずつぶやきます。
何?と聞かれたので、金繁と宮遠徵が争って何やら持ち出したのを見ただけで心配で来ただけだと誤魔化します。宮遠徵が何かと盗んだとして執刃と何の関係があるのだと追及され、2人が真剣に刃を交えるほどだから宮子羽に関係があるのではと告げるとよく見抜いたなと言われます。
雲為衫は宮子羽の実母・蘭夫人の懐妊中の記録で確かに執刃の地位を揺るがしかねない物が盗まれたと霧姫夫人に教えられます。
宮子羽は第一関門である寒氷蓮池に再挑戦します。池の底にある秘籍が入った箱を手に水面へと向かうが意識が遠ざかっていきます。雲為衫はロープを巻き付けて寒氷蓮池に飛び込んで口移しで空気を送り込み意識を戻させるとロープを掴ませ水面に上がるよう指さします。
雲為衫は気付くと部屋で寝かされていたのでロープで引っ張り上げ助けてくれたのだと察します。
雪公子はどうやって第一関門突破したんだと聞くが、どんな方法でも実力のうちだから構うなと雪重子に言われます。宮子羽は箱を開けると秘籍はなく、この試練は挑戦者の信念と実力を試すものだと知らされます。
雲為衫は戻ると上官浅が部屋で待ち構えていました。金繁から奪ってほしいものがあるとお願いされるが自分でやってくれときっぱり断ります。緑玉侍にしてはあまりに強すぎると訴えられるが蘭夫人の記録の一部が欲しいのだろうと訴え自分の宮門での任務を失敗に終わらせるわけにはいかないと告げます。
優先度が高いのはこちらの任務、協力を拒めば容赦しないと脅され仕方なく盗みます。
宮子羽は騙されたと思っていたが払雪三式の秘籍を雪重子に渡されます。習得するのに7年かかったと雪公子に言われ言葉を失うが宮尚角は信念と実力どちらで第一関門を突破したのかきくと両方兼ね揃えていたと言われます。
#10・感想
雪重子と雪公子から執刀に相応しいと言われたら宮子羽がやる気出ますね。
それにしても金繁は緑玉侍衛とされているが実は伝説の紅玉侍衛に幼い頃になっていたらしい。それを自分の側近として置かれていたという事は父親から期待されていたのだとここへいきて宮子羽は気付きました。
今まで見張りのために付けられ父親は自分に対して非情だと思っていたので悔やむでしょうね。紅玉侍衛がそばにいるのだからふさわしい執刃にならないとね!!