作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第25話・身ごもらぬ理由
中元節の法事が行なわれる中、皇太后は冷宮で紙銭を燃やしていると太監から報告が入り呪いを最も嫌うのですぐに向かいます。
「私を呪い法事を台なしにしてくれたな」
罰を受けそうになった如懿は紙銭ではない事を告げると皇太后の侍女が燃えかすから取り出し六字真言が書いてあるのを確認します。
書写した紙をたき上げたのは孝行心を示すためと説明すると「父親の49日だから供養するために紙銭を燃やしたのだろう」と太監から言われます。しかし皇太后は如懿の父親・那爾布が亡くなった日を知らず紙銭でもないので自分よりも大切な主がいるのだと気付き太監を慎刑司におくり拷問を命じました。
如懿は狙われている事をほのめかし更に孝行心を示そうと企てたのでうまくいったが皇太后によって冷宮に送られていた先帝の妃・吉太嬪が急に襲いだしたので必死に皇太后を守りました。
予想外の出来事であり自分が皇太后を呼ばなければ吉太嬪は亡くなる事はなかったので申し訳ない気持ちになるが皇太后を助けた事でわずかな希望を持ちます。
乾隆帝は如懿が皇太后を守ったと報告を受け毓瑚女官を呼ぶと口外を禁止していたのに如懿が那爾布の逝去をすでに知っているようだったと聞かされます。
皇太后が富察皇后が遣わした者に会わないと知り、富察皇后が冷宮に訃報と紙銭を届け皇太后に罰してもらおうと企てたのかと思います。
寵愛をえて懐妊した海蘭(貴人)は安定期に入り陛下に報告します。富察皇后は戸惑いながらも褒美を贈り不機嫌な慧貴妃(高晞月)を宥めます。
江侍医から海蘭の懐妊を知らされた如懿は喜ぶが8年付けていた腕輪の留め金が外れ落下すると中から零凌香が飛び散りました。これは皇后から友好の印として贈られたものであったが長期の使用は不妊の原因になるのだと江侍医から知らされます。
慧貴妃は皇后派だが同じ物を贈られているので身ごもらないのはそのためかと気付きます。
第26話・止まぬ攻撃
宴の席で皇太后は葉赫那拉・意歓に歌舞を披露させると乾隆帝は気に入り立派な家柄出身だったので舒貴人に封じました。
皆で野外に移動し慧貴妃(高晞月)の父親が準備した花火を楽しむが冷宮が火事だと知り乾隆帝は急いで向かいます。
如懿と惢心は炎に囲まれると駆け付けた凌雲徹に助けられます。乾隆帝は富察皇后から「汚らわしい所に足を踏み入れてはいけません」と言われるが無視して中に入り命を狙われ憔悴する如懿に外套をかけてあげます。
花火が原因だとして慧貴妃は跪くが乾隆帝は風で飛んだだけだから責めていないと言います。富察皇后と嘉嬪(金玉妍)はまたもや生き残るとはと苛立つが調査が入ったらどうしようかと心配します。また火を点けた慎貴人(阿箬)は誰にも見られていないことを確認し安堵します。
乾隆帝は冷宮におくっても命を狙われるなら出してあげたいと思うが名目が見付からず悩みます。
懐妊中の海蘭(貴人)は如懿を救い出したいと思い惢心に想いを寄せる江侍女に協力を願います。お腹の子を危険にさらしてしまうが海蘭は十分注意して飲み辰砂に侵されます。
玫嬪(白蕊姫)は自分と儀嬪と同じ症状であり如懿は冷宮にいるのでどうしてかと動揺します。乾隆帝は駆け付けると江侍医から炭や食事に細工した痕跡があったと知らされます。
如懿に濡れ衣を着せた真犯人が同じ方法で皇子を狙ったのだと舒貴人は言い、そうなってくると主を裏切った阿箬(慎貴人)の証言もおかしくなってきます。
第27話・冷宮を出る日
如懿が冷宮から出るのでは察知した富察皇后は動揺します。
慎貴人(阿箬)は「海貴人(海蘭)に辰砂の毒を混ぜたことが原因ではないか」と苛立って言い放つが自分ではない慧貴妃(高晞月)は「日頃から嫌っているお前の仕業でしょう」と言い返します。
内輪もめが勃発するが嘉嬪(金玉妍)は海蘭の事はともかく火事の件は富察皇后も関わっているので追求されたら自分たちの立場も危うくなるため何とかせねばと言います。
その頃、冷宮から出れそうだと江与彬(侍医)から聞かされた如懿は待っているだけでは命を狙われると砒素の中毒に遭ったように装います。
太監の李玉は急いで乾隆帝のところに向かうと慎貴人に呼び止められ何があったのか聞かれます。
海蘭のお香に辰砂が仕込まれ更に如懿も毒を盛られたと伝えると「烏拉那拉などどうなっても構わないし海蘭には侍医がついているから陛下にわざわざ報告しなくていい」と言われます。
しかし慎貴人の声をしっかり聞いていた乾隆帝は「朕の前に二度と現われるな、失せろ」と言い放ち冷宮に急いで向かいなんとしても嫻妃(如懿)を助けろと命じます。
如懿を嫻妃と呼ぶということは称号が戻されるのだと分かり江侍医は喜んで命を受けます。
~称号を戻され翊坤宮を与えられた嫻妃(如懿)は李玉と毓瑚に出迎えられ3年振りに惢心と一緒に冷宮を出ます。翊坤宮で待つ乾隆帝に「朝廷と後宮のために私を議性にしたのね」と言い放つと「冷宮に送れば守れると思った。これからはそばに置いて安全を守る」と言われます。
第28話・寵愛の裏側
嘉嬪(金玉妍)は第1皇子・永璜と自分の子・第3皇子・永璋を育てている純妃(蘇緑筠)を訪ね永璜は嫻妃の養子なので返すことになるのかと不安を煽ります。
大切なものを横取りされないように気を付けてと言われ動揺する純妃は「第4皇子・永珹は即位後の初の皇子なのだから期待されているはず」と何とか会話をかえします。
そして「あなたが養母だから永璜を返さなくちゃね」と告げると「冷宮から出たばっかりでやるべき事が多々あるから面倒を頼むわね」と嫻妃に言われ安堵します。
再会して喜ぶ嫻妃(如懿)と海貴人(海蘭)は冷宮に出るために互いに毒を盛られたように自作自演した事を打ち明け姉妹関係の絆を深めます。
海蘭はお腹に痣が出来ており出産した後も消えないだろうと言われていました。おそらく陛下から女として扱われず位が低いと子供を手元に置いておけないので嫻妃の子として育てて欲しいと託します。
嫻妃は皇太后に挨拶するため慈寧宮を訪ねます。
「火事の件で身の危険を察知し自ら毒をあおって活路をひらくとは意表を突く見事な策だ」
嫻妃は笑みを浮かべると「事実、慧貴妃(高晞月)たちはそなたの命を狙ったわけだし陛下から疑われて当然だ」と言われます。
「富察皇后は名門の出で一族と旧臣の後押しもあり慧貴妃の父親・高斌は陛下の信頼が厚い、しかし宮中において花は一輪のみではなくさまざまな花が咲き誇ってほしいと願う」
身の処し方を導かれた事に「分かりました」と嫻妃は返事します。
宴の席で「陛下はあなたに目をかけておいでね」と富察皇后に言われた嫻妃は「皇后も私にいつも目をかけてくださる、阿箬もね」と圧力をかけると二人はどういう意味かと不安を抱えます。
そして乾隆帝は如懿の無実が明らかになりかつての主人の名誉回復で嬉しいだろうと慎貴人(阿箬)に告げます。慎貴人は嫻妃に一献捧げますと告げるが目を合わせられず恐れていると二人が一緒にいるのが嬉しい、嬪に昇格だと言われ驚きます。
后妃たちはさすがに反対し乾隆帝の意図が分からないでいました。
嫻妃は海蘭がやたら食欲があるので江侍医に診てもらうとお腹の子に害はないが薬に細工されていて難産になる可能性があると言われます。