作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第33話・末期の報復
嫻妃(如懿)は幽閉され病に伏せる慧貴妃(高晞月)を訪ねます。
「あなたの病が治らないのは届けられている薬に余分な物が加えられているから、そして子がずっと出来ないのは不妊の原因となる零凌香が仕込まれている腕輪のせいよ」
身も心も捧げて忠誠を尽くしたのに富察皇后に騙されていたと知った慧貴妃は乾隆帝に会わせて欲しいと嫻妃に頼み、今までの悪計の黒幕は富察皇后であり自分は命じられて加担したのだと白状しました。
証拠となる腕輪を見せられた乾隆帝はすべて白状すれば家族は巻き込まないと約束したので長年仕えてくれた恩に報いるため、名誉を守るために罪は隠し皇貴妃に昇格させました。
そして嫻妃と純妃(蘇緑筠)を貴妃に、愉嬪(海蘭)を愉妃に封じました。
乾隆10年、皇貴妃(高晞月)が逝去、慧賢の諡号が与えられました。
皇貴妃が死の間際に本心を明かしたと乾隆帝から知らされた富察皇后は明らかに自分に対する陛下の態度が変わり、更に嫻貴妃(如懿)の腕輪を外させたことで暴露されたのではと恐れます。
乾隆帝が疥癬にかかり看病していた嫻貴妃も感染してしまいます。
第34話・献身と思惑
乾隆帝が疥癬にかかり皇太后は妃嬪たちで交代で看病するよう命じるが富察皇后が感染を防ぐためにも自分が看病すると言いだしたので許可します。
富察皇后は養心殿を封鎖させて誰にも邪魔させず付きっきりで看病して寵愛を取り戻そうとします。
舒嬪(意歓)は妃嬪たちと無駄話しているのは時間の無駄だと思い一人離れて安華殿で祈りを捧げ経幡を作り庭に掲げます。
乾隆帝は本復し富察皇后の他に嫻貴妃(如懿)と舒嬪が世話をします。
懐妊中の純貴妃(蘇緑筠)と皇子を育てる嘉妃(金玉妍)は出番がないと話していると皇后が懐妊した知らせが入ります。嫡子を身籠もったことで我が子が見向きもされなくなると不安を抱えます。
サバサバした性格の舒嬪は「皇后は嫌いなのでお祝いする気分になれない」と口にし姉と慕われる如懿はそんな事を口にしたら誰が聞いているか分からないからダメだと注意します。
純貴妃が公主を出産し皇后も富察一族のためにも嫡子を無事に産まなければと気を引き締めます。
乾隆11年3月、嫻貴妃(烏拉那拉如懿)は富察皇后の代理として親蚕礼(蚕の神を祭り桑の葉を蚕に与えることで農作と養蚕の奨励を示す儀式)を取り仕切ります。
二人目を身ごもる嘉妃は皇子と公主を生んだ純貴妃ではなく5皇子を引き取って育てている嫻貴妃が皇后の変りを務めた事に不満を示します。
嫡子の誕生の祝い皇太后が祈っているので嫻貴妃と舒嬪を付き添います。すると皇子が誕生した知らせが入り乾隆帝は永琮と名付けました。
第35話・女官の野望
愉嬪(海蘭)の第5皇子・永琪は如懿(嫻貴妃)の教育も受け順調に育っていきます。
富察皇后は嫡子の第7皇子・永琮を出産したが病弱であり心配するあまり自身の健康も損なっていました。
乾隆帝から皇后の代わりを務めるよう言われた如懿は純貴妃(蘇緑筠)に任せたらどうかと意見を述べるが判断力に欠けるからダメだと言われます。
嘉妃(金玉妍)にずっと苛められていた衛嬿婉は難産で苦しんでいる姿を見てもっと苦しめ思っていると養心殿に行って陛下に報告しろと言われます。雨の中、駆け付けると高斌と大事な話の途中らしく太監の進忠に送られます。
進忠から「お膳立てしてやるから美貌を武器に行動に出てはどうだ、陛下の寵愛を受けるか自分の女になるか賭けをしよう」と言われ辛い現状から脱するためにも受け入れました。戻ると嘉妃は無事に第8皇子・永璇を出産していました。
如懿は御花園を散歩していると嘉妃と出くわすが当てつけに衛嬿婉が苛められます。
皇后のお見舞いに向かう乾隆帝がやってくると衛嬿婉はわざと声を出し進忠が「どうやらたたかれたようです」と教えます。
日頃より目下の者には寛容であれと告げているので乾隆帝は前に出るよう命じ名前を聞くと「本名は衛嬿婉ですが桜児は嘉嬪より賜り桜の花の意です」と言われ体を調べると所々に痣ができていました。
日頃から苛められているのだと察知し「無礼者、嫻貴妃の幼名は青桜と知っておろう」と嘉妃を叱咤し衛嬿婉に戻せと命じました。如懿は凌雲徹を思いだし侍衛と結婚させて家に戻させてあげてはどうかと伝えるが乾隆帝は衛嬿婉を気に入り御前女官としました。
そして衛嬿婉を答応に封じ永寿宮と侍女2名を下賜し夜伽を命じました。夜伽を務めに行く途中、「花坊で苛められているときにヨリを戻したいと言っていたのは嘘だったのか」と凌雲徹に言われ身を守れるのは自分だけだと告げます。
第36話・敵討ち
如懿(嫻貴妃)は落ち込む凌雲徹に声をかけ同じ女に心を傷付けられるより望むなら将来性のある道を歩ませてあげると慰めます。
如懿と海嬪(海蘭)は慧賢皇貴妃の侍女だった茉心に呼ばれ会いに行くと天然痘に感染していたので復讐のつもりかと海蘭は訴えると恨んでいるのは富察皇后だと言われます。
慧賢皇貴妃の仇を討つため嫡子に天然痘を感染させるから協力してくれと頼まれた如懿はあっさりと断り出て行きます。
冷宮では殺されかけたしこれまでの事を考えると情けは無用だと海蘭に言われるが子供に手をかけるなど同じ母として残酷になれないと如懿は言います。
二人に断られた茉心は死期が迫っているので皇子を殺したのは主に命じられた自分だが黒幕は聡明なフリをしている富察皇后だと告げると真相を把握した玫嬪(白蕊姫)は協力を承諾します。
衛嬿婉(常在)と出くわした如懿は誠実な凌雲徹を裏切りのしあがってきたのを見ているため冷たい態度を取ります。
後宮を取り仕切っている嫻貴妃を敵にまわすわけにはいかないと思う衛嬿婉(貴人に昇格)は舒嬪が処方されている子宝の薬を調べ侍女に手に入れるよう命じます。
乾隆帝は「弟子が舒嬪に処方している同じ薬を衛嬿婉に要求された」と斉侍医から報告を受けるが皇太后に推挙された舒嬪が安易に懐妊しないよう飲ませている薬なので処方してやれと告げます。
それを湯浴みから戻ってきた如懿は耳にしてしまいます。乾隆帝は舒嬪にしか薬を与えていないので寵愛されている証拠だと告げていた如懿は信頼している人から騙されていたと知れば余計に傷付くのでどうしたらいいか迷います。
すると、第7皇子が天然痘をうつされたと報告が入ります。