作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第5話・音がつなぐ思い
嫡子を産み皇后の座にも納まった富察琅嬅は「これから続々と入内するはずだから気を抜いてはダメだ」と母親から言われます。
富察夫人は帰るときに送ってくれた皇后の侍女・素練に「令嬢としては申し分がないが情に脆い子になってしまった。長く一緒にいるお前が大胆な行動に出て守ってやってくれ」と告げます。
嫻妃に封じられ延禧宮に移った如懿は西洋の夫がめとれるのは妻一人だけだと宮廷画家から知らされ出任せかも知れないが女子の願望だと思います。
しかし「一夫一妻だと考えると妻からの離縁も認めるべき」と発言したことで乾隆帝の怒りを買ってしまいます。
ふて腐れる乾隆帝は貴妃や嘉貴人のところを訪れるが結局心には如懿がいるため真心を込めて描いた絵を贈ります。
富察皇后は妃嬪たちの衣の生地や刺繍に費用がかかりすぎているのを見て後宮に莫大な費用がかかっているのだから贅沢は止めるよう叱責します。
体が冷えないよう瑠璃茉莉と海風藤の香り袋を富察は配るよう命じるが如懿のところには粗悪品が届いたので侍女・阿箬は怒ります。遊びに来ていた海蘭が中身が溢れないように縫ってくるというので如懿は任せます。
その頃、乾隆帝は琵琶の演奏で誰かが間違えたことに気付くと失敗した白蕊姫が「曲を誤れば周瑜が振り返る」と口にしたので気にします。
第6話・新しい妃嬪
如懿(嫻妃)の侍女・阿箬が乾隆帝直筆の扁額を賜ったことを内務府で自慢げに語ったことで富察皇后や妃嬪たちの耳にも届きます。
乾隆帝と嫻妃は疎遠だと思っていた高晞月(慧貴妃)は嫉妬し直に訪ねて行くと乾隆帝は琵琶演奏を楽しんでいました。
嫻妃を特別扱いするのですかと扁額の書をねだられた乾隆帝は仕方なく誰も住んでいない景仁宮ふくめそれぞれに下賜しました。
その晩、乾隆帝は札選び(夜伽の相手)に琵琶演奏者・白蕊姫を選びました。妃嬪たちは馬車の音を耳にしていたので誰を迎えに行ったのかと話していると富察皇后がやってきて「白蕊姫を玫答応に封じ永和宮に住まわす」と教えられます。
嫻妃は親友の海蘭が慧貴妃から酷い扱いを受け寒い時期なのに炭を横取りされていると知り密かに届けます。
白蕊姫は富察皇后に挨拶し紹介された妃嬪たちにも挨拶します。慧貴妃から皇后は倹約の方針だから衣が贅沢すぎると叱責されるが陛下から頂戴したものだと言い返すと富察皇后は陛下のご意向が優先だと言います。
嫻妃は御花園を通って帰ろうとすると「一緒にいいですか」と白蕊姫に話しかけられます。すると慧貴妃がやってきて「所詮は陛下の暇つぶし相手なんだから図に乗るな」と言われた白蕊姫が「慧貴妃の琵琶を聞かず私を選んだのは若かったからでしょう。私も慧貴妃と同じで包衣の家の出身です」と無礼を働きます。
慧貴妃は頭にきて「たたけ」と太監に命じた事で白蕊姫は折檻を受け頬が腫れ上がってしまいます。
第7話・雪夜の裁き
乾隆帝が白蕊姫の顔を見たら激怒するのではと高晞月(慧貴妃)が心配したので、富察皇后は今頃気付いたのかと呆れ腫れ止めを届けるよう侍女に命じます。
嫻妃(如懿)は本当に薬かどうか確かめて欲しいと白蕊姫に頼まれ確認して毒は入っていない事を伝えます。
嫻妃が海蘭に炭を届けている事を知った慧貴妃は機嫌を損ねると嘉貴人(金玉妍)から処罰が必要のようねと言われ考えます。
海蘭の立場では黒炭しか使えないので貴人以上の位しか使えない紅籮炭を盗んだと偽り雪夜に罰を与えます。海蘭が盗みなどするわけないと確信する嫻妃は駆け付けると海蘭に3年手厚く世話になっていた侍女も買収されていました。
嫻妃の侍女・惢心はその場を離れ養心殿に駆け付けて太監の李玉に陛下に伝えるようお願いします。
海蘭をかばっていた嫻妃は夜中に騒いだ罰として雪が降る中座るよう命じられるがそこに乾隆帝と富察皇后がやってきます。
嫻妃はこれまでの経緯を説明しようとすると乾隆帝は「海蘭に炭を届けるよう命じたのだからそれを話せばいいだろう」と簡単に事態を収めます。紅籮炭が部屋から発見されたとしても陛下に命じられた嫻妃が届けたと言われれば慧貴妃は何も言えなくなるので炭の件は分かったが不敬罪の処罰を願い出ました。
乾隆帝は証言した侍女を主を陥れた罪で仗刑にすると絶命し慧貴妃は脅えます。そして冷えで病が悪化したのなら療養のため召さずにおこうと慧貴妃に伝え海蘭には嫻妃がいる延禧宮に移るよう命じました。
第8話・疑惑の塗り薬
嫻妃(如懿)がいる延禧宮に純嬪(蘇緑筠)が訪ねてきます。
濡れ衣を着せられたのは同情するけど乾隆帝は慧貴妃(高晞月)をかばったし巻き込まれたら損をすると言われます。
親友を放っておくことは出来ない嫻妃は海蘭のもとに向かうと怖い思いをしたので精神が不安定でした。「歯を食いしばって耐え抜き何をされても平然と装いなさい、策は考える」と元気付けます。
乾隆帝に呼ばれた嫻妃は惢心と一緒に向かうと太監・李玉が跪かされていたので後で延禧宮に来るよう告げます。そして副総管太監の王欽に訳を聞くと陛下に熱すぎるお茶を出して火傷を負わせたと知らされるが嘘だと見抜き王欽による嫌がらせだろうと思います。
乾隆帝と富察皇后に謁見すると届けられた薬を塗って白蕊姫の頬が悪化したことが問題となっていました。
瑠璃茉莉が加えられていると分かると白蕊姫はいきなり「恨まれる覚えはないのに素練(富察皇后の侍女)に毒を盛られるなんて」と涙をこぼしたことで富察皇后は自分が命じたのならわざわざ連れてきたりしませんと慌てて訴えます。
毒が入っていないか確かめるようお願いされた嫻妃が疑われる羽目になってしまいます。
そこに海蘭が駆け付け「嫻妃の香り袋に瑠璃茉莉は入っていないので無実です」と証言しました。内務府から届けられた香り袋は穴だらけであり海蘭が修復のため持ち帰ると中身が粗悪品だったので同じ効果のある大血藤と入れ替えていたのです。
富察皇后はこの件は徹底的に調べると訴えるが乾隆帝は嫻妃に調査と処罰を命じました。何回も騒動に巻き込まれた嫻妃は用心深くないと命が幾つあっても足りないと思い上の者の前では才能を隠した方がいいと李玉に忠告します。
そして調合する際に誤って瑠璃茉莉の粉を入れてしまったと侍医の満子が自白したと報告を受けるが自分だけでなく皇后まで巻き込まれた件なので誰かを庇っていると分かりつつ自害を阻止するため追求をやめます。