作品情報/キャスト
リー・チンとチン・ハオ共演、配信開始わずか4日で視聴回数2億超えした中国ラブ史劇
南朝の宋で朱雀盟の刺客として育ち親の仇として彭城王を暗殺する使命を負った驪歌だが暗殺に失敗し奸臣の陸遠に仲間の阿奴を殺される。驪歌の手には彼女から託された腕輪だけが遺され、兄弟子と二人だけで命からがら逃亡し孤児院に身を隠すと沈夫人が訪ねてくる。阿奴の腕輪は18年前にさらわれた沈家の娘・嘉寧の物であり長女として歓迎された驪歌は嘉寧のフリをするが彭城王と阿奴の仇を胸に秘める。情報を仕入れるために夜の渡し場へ向かうと陸遠を成敗しようと暗躍する正体不明の英雄と知り合うが・・・
ネタバレあらすじ/驪妃(りひ)
第38話・大切な記憶
傷だらけで戻ってきた薛逑は陸遠の妹・婉を安全な場所に逃がし「陸家の災いは彭城王と竟陵王のせいだ」と伝え敵を討つため戻ります。
婉は世話になるつもりだったが薛逑がいなくなった途端に出て行けと追い出されてしまいます。竟陵王(劉義宣)は陸遠の家族や残党を捜すよう命じると妹がいることを知ります。
婉は助けを求めるために竹林に行くがいつも語り合っていた者が竟陵王だと知って驚き逃げ出します。
謝顕の屋敷で目覚めた曹三宝は「彭城王(劉義康)が陸遠の謀反を鎮圧した」と聞かされ安堵し感謝して彭城王のもとに戻ります。
驪歌は太妃までもが沈楽清を捜しているので何かしでかしたのだろうと察知します。探しに行こうとすると彭城王に止められたので許詹に捜して貰います。
そこに再び侍女になった小辛がお茶を持ってくるが曹三宝が戻ってきたので喜びお茶を放り投げます。そんな様子を見て驪歌はほっこりするが曹三宝から太妃の所業を知らされた彭城王は驚きます。
彭城王は太妃が自分の命まで狙っていたのかと心を痛め「長年実の母だと思ってきたのに何故なんだ」と太妃を問い詰めます。
「陸遠に惑わされた、義宣が陸遠に利用されぬよう守りたかっただけ」と言われるが誕生日の宴では陸遠を庇い、鋳造所の捜索では王妃に毒を盛って妨害し、婚儀後の騒動では沈家を滅ぼそうとし、国境の戦では陸遠と組んで彭城王を殺すために曹三宝を監禁したので「この期に及んでまだ惑わされただけと言うのですか」と告げ出て行きます。
彭城王はすべてを知らない竟陵王にどこまで伝えればいいか、そして臣下たちに何て言えばいいのか迷います。
彭城王は太妃を死罪とする詔を準備すると「過ちを犯しても私の母なのです。私が母上を連れて建康を去るので命だけは許してください」と竟陵王に跪かれます。
そこに罰を賜りたいと太妃もやってきたので彭城王は「孫氏を平民に落とし終生陵墓に住み深く反省せよ」と命じると竟陵王は感謝します。
陸遠は死刑に処され、驪歌はやっと阿奴の敵討ちを果たし陳少巽たちと彼女の魂を弔います。
第39話・母子の絆
竟陵王(劉義宣)は平民に落とされ追放となる孫太妃に同行し、しばらく朝廷を離れると彭城王(劉義康)に挨拶し迎えに行きます。
彭城王は沈廷章に五兵尚書(国防長官)の職を授け、沈植には中軍を統率する護軍将軍に任じ、沈楓を安北将軍に任じ国境を守備せよと命じます。宋の兵権はほとんどが沈家がもつ事になり臣下たちから不満が漏れるが彭城王から意見を求められた謝顕は「勲功は優れており当然の恩賞」と言いました。
竟陵王は陵墓に向かっていると盗賊に襲われる女性がいたので助けるが婉だったので驚きます。
「兄と協力して生きてきましたが兄が蜀へ仕入れに出掛けると悪人に陥れられ兄は亡くなり多額の負債が残りました」
偽りの身の上話を聞いた竟陵王は陸遠の妹とは知らずに陵墓へ行こうと誘います。
驪歌は王子衿に頼んで沈夫人を連れて来てもらいます。病気で自分の事を忘れているので娘であることを思い出してもらおうと母親から教わった蓮子羮を食べさせます。
思い出してもらえなかったが元気なら良いと王子衿に伝え見送ります。
第40話・平和の陰で
執拗に驪歌への復讐を企む沈楽清は太妃から盗んだ陸遠の手紙を渡し「日の出の勢いの沈家を止めなければ王妃はいつまで経っても彭城王の寵愛を受けないでしょう」と告げて薛逑と会わせます。
彭城王は一部の名族が兵戸を私兵とし山林や川を我が物にして無断で開墾していたことを叱責します。
「事実を隠したり偽ったりした者は厳しく罰する。名族に占領された土地を没収して民に配り新たに税制を定める」と政令を施行させます。
彭城王は驪歌との婚儀を最後までしていなかったので続きを行い初夜を過ごします。
方清に名族を調べさせたが地方官吏が政令を施行せず名族も奪った土地を返そうともしないなどあるまじき所業の数々を報告されます。
名族は裏で繋がり朝廷や地方でも要職にあり何かと庇い合うので彭城王はやり方を変えわざと過大して報告するよう方清に命じます。そして方清の間違いを指摘して叱咤したあと安堵する名族たちに「では誰にこの役目を任せるべきだ」と聞き謝顕の名を出させます。
彭城王は「これで新政を阻むものはいなくなるだろう。名族が占領した土地を自ら調査しろ」と告げ謝顕をあえて太傅(天子を教育する役)に抜擢し尚書令(内政の長)を兼任させ東海公に封じます。
方清がくだらない過ちを犯すはずないと思う竟陵王は謝顕に新政を任せるために彭城王が芝居させたのだと気付きます。
「母上は私のためにしたのでしょうが権勢など求めていません。己の務めを全うし宋と民を守れれば人生に悔いはないのです。朝廷に関わらずここでしっかり反省すれば必ずまた彭城王と会えるはず」と孫氏に伝え彭城王を補佐するために帰京する事を決意します。
沈楽清は参拝する沈夫人に近付き子守歌を歌って自分こそが娘の嘉寧だと信じ込ませる事に成功します。
「父上が帰還するまで私のことは内緒にしてて。実は沈家の娘かもしれないと思い訪ねたが近づいたら殺すと脅されたの。その者は彭城王に嫁いだ」
第41話・卑劣な復讐
驪歌(驪妃)は訪ねてきてくれた沈楓と共に彭城王(劉義康)を訪ねると民から評価を受ける沈廷章の碑を建立するべきと請願が届いていました。
笑みを浮かべ足を進めるが「褒賞は済んでいますし沈家には3人の将軍がいて娘は側室です。生前に碑を立てるのは明君のみ、力が偏りすぎているので兵権を分散すべき」と反対意見が出ました。
驪歌は謀反でも起こしかねないような言い方に腹を立てる沈楓を止め退きます。
普段は黙っているのに戦が終わったら好き勝手なことを言い始める朝臣たちに不満を抱く沈楓だったが沈夫人の症状は悪化しており大量の写経をしているので心配します。
沈夫人を騙して娘・嘉寧のふりをする沈楽清は沈夫人の大量の写経を受け取ると文字が揃ったので写し書きしある手紙を書き始めます。
戦場から沈廷章と沈植が帰還するので驪歌は沈家に戻り、正式に沈植に嫁ぐ王子衿も待ちわびます。
驪歌は沈家に到着すると沈夫人から冷たい態度をとられ困惑します。その頃、「未央湖で集まり一家で祝いましょう」と沈夫人から文が届いた沈廷章と沈植は喜んで馬を走らせていたが悪計に嵌まり薛逑に斬られ命を落とします。