中国時代劇「清越坊の女たち」
乾隆帝の時代を舞台に伝統織物・緙絲の職人たちにスポットを当てた中国大河ドラマ
「ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCAS」で全話鑑賞!
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじは?
幼くして両親を亡くし江南きっての織物名家・任家を頼った沈翠喜は、
技術を受け継くと任雪堂と結婚し織物工房・清越坊を切り盛りしていました。
しかし、任雪堂は名家の令嬢で官妓に身を落とした曽宝琴を愛し続け子供を作ると汚職官僚の不正事件に巻き込まれ行方不明に・・・。
任家を守るため曽宝琴が産んだ秀山を引き取り女主人として汚職官僚と闘う道を選ぶが余命わずかな青年・魏良弓と出会うと・・・
キャスト/主演はジアン・チンチン
沈翠喜(ジアン・チンチン)
1975/09/03誕生、「海上牧雲記」「それでも今を生きる」など
曽宝琴(ヤン・ロン)
1981/06/03誕生、「玉楼春」「雲中歌」など
魏良弓(マオ・ズージュン)
1986/12/31誕生、「コウラン伝」「天命」など
任雪堂(シュー・ハイチャオ)
1983/04/17誕生、「蒼蘭訣」「夢華録」など
林舒芳(ジャン・フイウェン)
1993/09/13誕生、「高潔なあなた」「有翡」など
プロデューサー(ユー・ジョン)
監督(ワン・シアオミン/グオ・ハオ)
ネタバレ感想/清越坊の女たち
1話/嵐の前触れ
中国で最も伝統的な技法を用いた絹織物の神髄・緙絲!
清朝、乾隆帝の時代、江南きっての織物工房・清越坊の女将・沈翠喜はもともとは男児の将来の妻として養われる幼女で商売にも疎かったが己の力で道をきり開き蘇州では有名な人物でした
そんな沈翠喜は怒り心頭で山塘街の一室に踏み込むと、そこには夫である任雪堂が愛人・曽宝琴と一緒に楽しんでいたので卑しい女だと引っ叩きます。
卑しい女に過ぎないから侍女として置いてくれと頼まれるが宮廷に仕えた官妓なんか相応しくないと言い放ちます。
曽宝琴は高官の娘で父親の汚職のせいで没落し幼馴染の任拙堂が救い出し将来を誓い合ったが買春した官吏は杖刑60回、世話した者は杖刑30回と法があるために沈翠喜は激怒します。
任雪堂の異母弟・任如風は賭場で遊んで帰宅すると任雪堂の腹心・書硯が縛られているのを目にし面白そうだと覗きにいきます。
曽宝琴を追い出す気はないとはっきり言われた沈翠喜は機嫌が悪くなり失言をした侍女・巧児に外で跪けと命じます。任雪堂に帳簿を届けるよう命じられた侍女・林舒芳は向かう途中で悪いのは旦那様なんだから口には気をつけるよう巧児に忠告します。
任如風は賭博場で出会った広州から来たという商人・張颷から儲け話をもちかけられます。帳簿を目にすると曽宝琴にこんなに大金を使っていたのかと驚き沈翠喜と曽宝琴が争ったら大変だと母・陳暁紅に告げます。
お金があれば我関せずでいられると告げ儲け話を伝えると逃げ道を作っておかなければと思う陳暁紅のへそくりを手にします。
番頭・丁栄から、「織造局の李昭から大量の注文を受けたが在庫が不足し高値で仕入れるとなると損をかぶることになる」と相談される任雪堂は損をしてでもすべき商売だと思うが任如風が生糸を買い占めたと知り驚きます。
2話/任家の危機
任如風が何か企んでいると疑う沈翠喜から尾行を命じられた林舒芳は相手が海賊だったために襲撃すると張颷は逃げていきます。
連れ戻される任如風は金儲けのために自分の意思で生糸を買い占めたと白状します。任雪堂はまだ子供だから板打ちでいいだろうと告げるが張颷は近海を荒らし回る海賊であり海禁令があるために沈翠喜は激怒します。
法を犯せば死罪であり任家と任如風、両方守るのは不可能であるために除籍処分とするしかないと告げると任如風を守るために陳暁紅は倒れる芝居を打って同情を誘います。
陳暁紅の芝居を見抜く沈翠喜は任如風が結婚するときに渡そうと思っていた500両を渡し、情けを受けるなら今後は曽宝琴の味方をするのは止めるよう条件を出します。
曽宝琴の財源を断たれたと彼女の侍女・如意から助けを求められた任雪堂は身銭を渡します。
報告を受けた沈翠喜は出て行こうとする任雪堂に立ちふさがり如意が持っていた銭を奪い返すと、任家が危うい時に女にうつつをぬかしている場合かと帳簿をたたきつけます。
曽宝琴が任家と連座する覚悟だと思うのかと沈翠喜に責められる任雪堂は悩みながらも取り潰しに遭うかもしれなと曽宝琴に告げて様子を見ます。
夜中に曽宝琴が如意と共に出て行こうとしていたので自分は単なる金づるだったのかとショックを受けるが懐妊していることを知らされ驚きます。懐妊は信じるし想いも信じるが黙って逃げようとしたのは事実であり考えさせてくれと書硯に世話を命じ出て行きます。
織造局の李昭に会いに行く任雪堂は海賊・張颷と任如風の関係性を疑われ誤魔化すと高官に届けるからしっかり緙絲を完成させてくれと言われます。
3話/妾の本分
沈翠喜は狙いは任家だと察知し先手を打たねばならないと思います。張颷をはやく捕らえねばと思うがお菓子を届けられた任雪堂は半年ぶりに曽宝琴のもとへ行ってしまいます。
寝床に入るが寂しさを拭えず織機に向かうと帰宅した任雪堂から「曽宝琴がもうすぐ出産するから妾として迎え入れる」と言われ、そう決めたなら従うまでだと告げます。
婚礼の準備が進んでいたある日、沈翠喜の侍女・巧児は深紅の提灯を運んできたので妾にそぐわないと引っ叩きます。色が悪いから高貴な色の婚礼衣装に換えろと曽宝琴から苦情が入り沈翠喜は送り返せと林舒芳と巧児に命じます。
すると婚礼衣装を持って任雪堂がやってきたので「曽宝琴は令嬢や正妻として任家に入るのではない」と言い放ちます。
「曽宝琴が不平を訴えるために自分に許しを求めてくるが拒めば夫婦の情を持ち出し夫の権限で承諾を強いる、それが続けば妾ではなくなる、私の顔を踏みつけさせる気か!!」
任雪堂は分をわきまえてほしいだけなんだと沈翠喜の想いを汲み、側女としての本分を守れと曽宝琴に告げます。
4話/女将の宣言
張颷を捕らえに行った任雪堂は襲撃を受けると官軍の矢だと気付きます。背後に官吏の存在があると伝えろと書硯に託すと胸に矢を受け池に沈んでいきます。
沈翠喜は書硯が運ばれてきたので急いで医官を呼ぶよう告げると任雪堂と連絡が付かずに心配でやってきた曽宝琴が産気づいて倒れます。
曽宝琴が男の子・秀山を無事に出産するなか、沈翠喜は命を取り留めた書硯から張颷の背後に官吏がいると知らされ蘇州織造局の李昭か知府の曹文彬どちらかだと思います。
総力を挙げて捜索しても任雪堂の行方が分からない中、長老衆がやってきます。子がいない女が当主なのは問題だと指摘され任如風に譲るべきだと言われます。
陳暁紅が笑みを浮かべるなか沈翠喜は当主に必要なのは威厳ではなく銀を浪費することでもない、皆の世話をし店のために取引することだと言います。
つべこべ言わす当主の証である令牌を出せと訴えられるが曽宝琴が子を産んだので子はいると告げます。
沈翠喜は山塘街に出向き秀山を新たな当主にするからと連れて帰り、あなたを任家として認めるつもりはないと曽宝琴に言い放ちます。
沈翠喜は曽宝琴と李昭が同門で仲がいいために万が一、海賊の背後にいる官吏が李昭だったなら曽宝琴が今後どうでてくるか分からないと警戒します。
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