作品概要・キャスト
チェン・ヤオとジャン・リンホー共演、男装名探偵とワケアリ王子様のミステリーラブ時代劇
国の捜査機関である明鏡署の蘇瓷は推理力と洞察力に優れた名探偵であるが彼は家族を殺害した真犯人を探すために男装して潜り込んだ可憐な美少女。捜査中に裴昭という遊び人と出会うが彼もまた朝廷の陰謀を暴くために身分を隠す元将軍・斉王だった。事件の裏に潜む巨大な陰謀の存在が明らかになると2人を結ぶ過去の事件も1つに繋がりラストに向けて衝撃と感動が押し寄せる
蘇瓷(チェン・ヤオ)裴昭/蕭衍之/斉王(ジャン・リンホー)謝北溟(ジャン・ジアディン)董如奴(ワン・イージョー)飛鳶(ホアン・イー)劉玄(チャン・チョン)雲王(リー・ジンロン)など
全32話で紹介
ネタバレ感想/探偵麗女
5話・芽生えた想い
飲めない酒を飲んでしまった蘇瓷は酔っ払って眠り込んでしまい起こしに来た裴昭に斉王と会わせてくれと絡みます。
そして自分で歩けるとフラフラしながら裴昭の部屋に転がり込み、告白とも思えるような言葉を発して抱きつきそのまま眠ってしまいます。
翌朝、裴昭に抱き着いたまま目を覚ます蘇瓷は状況に戸惑い、合わす顔がないので救済銀も見つかった事だしと自分の言い聞かせ挨拶せずに都に向かいます。
挨拶もなしに出て行ったのかと謝北溟は不満を口にし裴昭は報告するため急いでいたんだろうと庇います。男装しているのを知らず蘇瓷を気に入る董如奴は追いかけようと告げ一行も都へ向かいます。
蘇瓷は客桟に到着するが「満席らしいぞ」と裴昭に声をかけられ驚きます。謝北溟から冷たいぞと責められ「報告のために急いでいた、友を避けるはずない」と誤魔化すが4人1部屋で過ごすことになってしまいます。
蘇瓷が高熱を出してしまい董如奴は酒で体を拭こうとしたが女性だとバレてしまうと思った裴昭は自分がやると告げます、朦朧としながら蘇瓷に短剣を突き付けられるが自分しかいないし秘密は守るから大丈夫だと告げます。
皇帝に呼ばれた裴昭は一足先に馬を走らせ斉王として謁見します。救済銀の事を報告し鎮遠侯と共に引き続き調査すると告げ退こうとすると妃選びの日取りを母上が検討していると知らされます。
都入りした蘇瓷たちは浚われそうになった女性を助け男たちを懲らしめます。
6話・秘密の共有
明鏡署に戻った蘇瓷は自死した女将に頻繁に訪れていた男の焼印を調べると同僚の羅鑫から江湖の模様だから罪人の焼印を調べても意味がないと教えられます。
街に出ると娘を救出したことで逆恨みされており永安侯の世子・蕭君昊に浚われてしまいます。
蘇瓷の素性を蔣希文に調べさせていた裴昭は両親が亡くなっている事を知るが背景に何があったかは分からないでいました。
街に出ると永安侯の馬車が走り去るのを目にするが蘇瓷の手ぬぐいが落ちているのを目にし浚われたのではと察知します。
蕭君昊は蘇瓷が女性だと気付き女性用の服を着せ手込めにしようとします。蘇瓷は世子という肩書がなければただのケダモノで誰にも相手にされない奴だと言い放つと暴力を振るわれます。
駆け付けた裴昭は怒りの鉄拳を蕭君昊にくらわせ蘇瓷を救出しようとすると世子の部下たちに包囲されたので全員を返り討ちにします。
駆け付けた蔣希文に後始末を託し蘇瓷を抱きかかえて馬車に乗せます。薬を飲まされていた蘇瓷が意識朦朧としながら抱きついてきて口づけをしてくるので手刀で眠らせるが自分も同じ想いだとつぶやきます。
目を覚ます蘇瓷は女の衣を着ていたのですべて知られてしまったのだと気付きます。裴昭は正直に清水県の妓楼で気付いたと告げると男装しているのを馬鹿にしたいたのかと剣を突き付けられます。
「女が男装して仕官するなど天を欺く行為であり正体を偽り続けるのは至難の業だったはず、よほどの事情があるのだろう。君が好きだから秘密を暴いたりしないから安心しろ」
友でいる代わりに口止め料として3つの要望を聞くと言われ、だったら一人だと危険だから一緒に住んで秘密をばらさないか見張ればいいと一つの要望を告げます。
7話・無償の愛
裴昭は蘇瓷のために部屋を準備し斉王の本を揃えます。
蘇瓷は派手な装飾はないが地価も家賃も都で随一の繁華街にあり使用人が20人いたので一介の役人のはずないと思います。
裴昭と飛鳶は鋭い洞察に目が泳ぎ商売する親から援助を受けていると誤魔化します。
厚意に甘えるわけにはいかないと思う蘇瓷は、けじめとして毎月の部屋代を支払う事や友人として節度ある関係を保つことを記した契約書を作成します。部屋代を貰っておかないと彼女は出て行ってしまうと思い5両を要求して裴昭は署名します。
飛鳶から彼女の給料は7両なのにどうやって生活するのかと言われ明鏡署の給料を上げます。
友人・傅子佑の婚礼に招かれた裴昭は足を運ぶが花嫁の杜嵐が亡くなったと聞かされ驚きます。
捜査を命じられた蘇瓷は駆け付けると自ら身投げしたのだろうかと考えるが重臣の娘が亡くなった事件であるため手伝うと付いてくる董如奴に関与しない方がいいと告げます。
杜嵐は傅子佑の弟・子卓と恋仲で昨夜密会していたことが分かり、裴昭は知っている事をすべて蘇瓷に話すよう伝えるが彼女は自分が斉王だとは知らないと念を押します。
子卓は駆け落ちしようと杜嵐を呼び出したが彼女は両家の家族のために決意しており別れを告げられたと言います。裴昭から駆け落ちはしたとしても人を殺せるような奴じゃないと言われ、蘇瓷は無実を証明するための証拠を見つけ出さなければと思います。
蘇瓷と裴昭は子卓の衣に付着していた草や鳥の糞などを基に足取りを追うと城外にいた痕跡を発見します。
8話・晴天の雨音
傅子卓の衣に付着した石炭の汚れを基に蘇瓷と裴昭は城外へ出かけます。
裴昭に「やはり好きだ」と言われ天の川を見ながら距離を縮めるが蘇瓷は喜びを素直に表すことができず契約書に書いた通り触れられたので1両を要求します。
荷車に石炭を積んでいた老人から酔っ払った若者が荷車にぶつかったと証言を得られたので子卓のもとに連れて行き確認します。子卓も確かに何かにぶつかった記憶があると言い腰を確認すると痣ができていました。
鎮遠侯が訪ねてきて前に裴昭が送っていた刺客の矢じりは北戎の物だと言います。また北戎が行った大規模貿易の支払いに救済銀が使われていたと知り裴昭は何者かが着服して武器を買っているのだと思います。
敵国と結んで私兵を要請するのは謀反の意志があると鎮遠侯に言われ警戒を強めます。
城壁から身投げした花嫁の死体が発見されます。杜嵐と同じように特に怪しいところはなく自死だと思われるが娘が自害するわけないと母親が明鏡署に駆け込んできます。
花嫁が続くのは不自然であり二人とも晴れているのに「雨音を聞いた」と発言していた共通点がありました。
董如双たちの協力を得て捜査を進めると2年前にも似た事件が起きていたことが明らかになります。3つの事件は他殺の形跡はないが花嫁衣装を着ていて雨音を聞いており自死する動機もなく普華寺に足を運んでいました。