作品情報/キャスト
チソン&イ・セヨン共演の韓国メディカルヒューマンドラマ
父を救えず医師としての自信を失くしたシヨンは韓国を離れようとすると知人の頼みで矯正医官としてバイトを始める。患者を安楽死させた罪で服役する天才医師ヨハンとの出会いで再び医師の道を歩むことを決意する。レジデントとして復帰したシヨンは出所後に教授に着任したヨハンと再会。さまざまな難病に立ち向かう中、ヨハンの前に検事が現れる。ヨハンがひた隠しにする秘密の真相や、ヨハンに感化されたクリニックの若手医師たちが成長していく姿など見どころ満載。
全16話(32回分)で紹介します。
ネタバレ感想/医師ヨハン
4話・怖さを知る医師が必要
意識不明のヒョンウの人工呼吸器を外してほしいと弁護士から要請があったらしいとヨハン教授はフェローのユジュンから聞かされます。
イムン院長やペインクリニック科長テギョンたちは緊急会議を開き、終末期か確認もできていないので退院させて死亡し遺族が訴えたら殺人ほう助罪に問われるとミョンオ弁護士は言います。
問題は誰が担当したかではなく病名がはっきりしていない事なので家族にそのまま話すと父親は金や時間がかかっても助けたいと言い母親は本人の意思を尊重すると言います。
ヨハンが勝手な医療行為をしたことでテギョンは問題になる前にヒョンウの担当から外します。
重症筋無力症を調べていたシヨンは家族の同意でヒョンウが検査を受けていると知り様子を見に行くと家族たち前で意識が戻っていました。肺炎だったらしいと告げると抗生物質が投与されると知ったヨハンは急いで飛び出していきました。
画面を見ると重症筋無力症だった場合に悪化してしまうレボフロキサシンが投与されたと知り追いかけるとヨハンはテンシロンを手にしていました。
これで重症筋無力症か確認するのだと分かるが違うのであれば悪化する可能性もあります。
すると自発呼吸に変えたヒョンウが再び呼吸不全を起こしたことが分かりヨハンは本人の同意を受けテンシロンを投与すると酸素飽和度も心拍数も正常に戻りました。
ヒョンウは喜ぶ家族の顔を見て、自分の言葉を無視し助けてくれた事に感謝します。
シヨンは復帰祝いをしようとジョンナムに呼び出され酒を楽しむがヨハンも呼んでいたので驚きます。ジョンナムが酔っ払ってしまったのでシヨンはタクシーに乗せると、ヨハンに優秀だと評価されていたので驚きます。
前は意欲が見えなかったが自分で考えて意見を言うようになったと評価され、自分の患者はまだ死んでいないのだと告げます。自分の手で心臓を止めた患者は1年以上植物状態である事を伝え3年間後悔したことはあったのかと聞きます。
当時、ヨハンは疼痛管理(鎮静剤で意識を失わせ苦痛を和らげたあと死なないように薬を減らし再び苦痛を与えること)を担当しており、生かして苦痛を与え続ける二カ月間、治療ではなく拷問だと思いました。
「患者の望みを無視し苦痛を放置することこそ犯罪かもしれない、死んだとしても苦痛を終わらせてほしいと言われたんだ。後悔はしてないが怖かった」
シヨンは今でも怖いから心臓を止めた事は正しかったと言えないのだと涙すると「怖さを知る医師が必要だ、それでいい」とヨハンは言います。
ヨハンは「命を奪う医師でもなく命を引き延ばす医師でもなく、患者に生きる道を示す医師だ」とヒョンウに言われ互いに感謝の意を込めた握手をします。
カン・イスが急変しシヨンと連絡が付かないと知るヨハンは捜しに行くと階段でうずくまって涙する彼女を発見します。
「今のお父さんには医師と娘、どっちも必要だ。患者には時機がある、逃したら手遅れになる」
シヨンは立ち上がり駆け付けると心臓マッサージが行われており「苦しんでいるから止めて」とテギョンに言います。
5話・魂の重さ
シヨンは父イスと共に登山を楽しんでいたがロックが外れ父親が転落してしまいます。急いで下りるシヨンは父親を発見すると激痛で苦しんでおりスマホで助けを求めたが電波が悪く繋がっているか分かりませんでした。
救急隊員がやってこないので運ぼうとするとトランシーバーから捜索中だと聞こえてきたので母テジョンが通報したのだと分かります。
「低体温症、出血性ショックで1時間しかもたない、状態を疼痛強度で言ってみろ」
シヨンは開放骨折、骨盤骨折、大量出血に低体温症、その場合のVASは10だと告げると、人間の感じる苦痛が一番大きいのは治るという希望がない時だと言われます。
止血していた手をどけろと言われたシヨンは泣きながら首を振るが「殺すわけじゃない、楽になるんだ、頼む」と言われ手をはなしました。
1年植物状態だった父親が急変し駆け付けるシヨンは心臓マッサージをする母テジョンに苦しんでいるから止めてと告げます。
妹ミレが何で止めるんだと訴え心臓マッサージをすると心拍が戻ります。シヨンは二度も殺すのかと妹に引っ叩かれるが回復の見込みはないと母はつぶやきます。
シヨンは引き延ばしているのが命ではなく苦痛だったら父のためになるのだろうかと訴えると「自分が楽になりたいだけだろう、絶対に死なせない」とミレは言います。
テギョンは脳死とは言えない状態なので呼吸器を外すと法律上、延命医療の中断ではなく尊厳死となるとミョンホ弁護士から言われます。
ミョンホ弁護士はヨハンを刑務所に送り込んだソッキ検事を警戒しており、ハンセ病院はヨハンの職場でありもし理事長の尊厳死が行われたらソッキが見逃すはずないと思います。
ヨハンは自分が安楽死した相手は殺人者であったがそれでも怖かったのにシヨンは父親なんだからもっと怖いだろうと思います。するとシヨンが最後に父親と一緒に食事した店を探していたので声をかけて協力します。
「自分だったら遠くへ逃げて戻ってこれなかったかもしれない、よく戻ってきたな」
ヒョンウを救った事が記事になりヨハンは名医だと載ったことで疼痛医学センターにたくさんの患者が押し寄せます。そんな中、ヨハンは大けがを負った少年イ・ギソクが痛みをまるで感じてないことに気付きます。
1000万人に1人で韓国でもかつて1人しかいなかったCIPA(先天性無痛無汗症)だと告げ確認のための検査を指示します。シヨンはそれとは真逆の痛みを感じるCRPS(複合性局所疼痛症候群)の患者を担当します。
シヨンはソッキ検事に話しかけられヨハンに会いたいというので案内しようとするが彼が事件の担当検事でヨハンを刑務所に送り込んだ人だと知ります。
「彼が3年前と同じことをしたら告発しますか、それとも見て見ぬフリしますか?」