中国ドラマ「鶴唳華亭」作品情報
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
41話・皇太子の決断
顧逢恩は楊盛の指示に背いて軍営を離れた罪で拘束されてしまい父・顧思林の安否を尋ねるが目の前で配下たちが殺されていくので激怒します。
信義に背いたことはない、殺すなら殺せと訴えると剣が振り落とされるが拘束が解かれ都に行くよう言われます。
「趙氏が皇后になり将軍も祝意を表しに戻るはず、将軍には追い付けないが都に戻れば皇太子には会えるだろう」
皇太子は陸文昔に代筆をさせるたびに誤り字数を打たれる罰を与えられるので何回間違えるのだと彼女を責めます。
そこに代筆をさせるのは陛下に想いを伝えたいからではと許昌平がやってきます。すでに陛下は代筆させているのを見抜いているが陸文昔を褒めていたので問題ないと言います。
皇太子は何しに来たんだと訴えると戦で勝利を収めた顧思林が報告しにやってくるが本当は皇太子を案じての事、さほど想いでないなら手放すべきと言われます。
顧思林は帰還すると家族の宴に招待されるが皇太子が病弱なら先にお見舞いに行くべきだと席を立ちます。新皇后のため酒を飲んでから行けと陛下に言われるが皇太子に万が一のことがあれば先の皇后との約束を破ることになると訴えます。
すると将軍の帰京を歓迎すると皇太子が現れたので杯を手にします。
42話・最期の言葉
皇太子は顧思林の帰京を祝う宴に出席し酒をガバガバ飲むと顧思林から手の傷はどうしたのかと聞かれます。
陛下から己が招いた罰だろうと言われた顧思林が怒りを抑えるために拳を握っていたので腕を掴んで目で訴えます。
宴がお開きとなると酔った皇太子はまだ控鶴衛の手が及んでいなければ陸文昔を下賜してくださいと頼みます。跪いて母に懇願しろと命じられた皇太子は睨みつけそのまま出て行こうとするが引き返し跪きます。
陸文昔は控鶴衛の手にかけられようとしていたところ駆け付けた趙王に助けられます。急いで戻る皇太子は彼女を介抱すると洗衣所に連れて行き本当の名前を聞くが「顧・・」と言い出したので嘘を聞くために訪ねたのではないと告げ出て行きます。
献俘礼を任された皇太子は賞罰の草案を書けと命じられます。坊府に人材をおらず書けないと告げると陸文昔に書かせればよかろうと言われます。
43話・証しの品
洗衣所で働かされる陸文昔は女官たちに虐められ盧世瑜に託された大切な物を奪われそうになったので騒動を起こしてしまいます。
蔲珠から想人の証しの品を守るためらしいと知らされる皇太子から差し出せと命じられるが手の中に握りしめます。
自分が一方的に想っているだけで関係ないと言い放つと皇太子から杖刑を命じられそうになるが訪ねてきた許昌平が今は体が弱っているからと制止します。
許昌平から陸文昔が持つ証の品が皇太子に関係するかしないか賭けを申し込まれた皇太子は受け入れます。
献俘礼の草案を上奏すると皇太子にすべて任せると陛下に言われたので中書令の代理に何道然を推挙します。しかしずっと跪く張陸正が斉王に次女を求められて断ったことを知り一度は許すが二度はないと忠告し中書令の代理を任せます。
陸文昔は女官たちから再び虐められ拷問を受けると駆け付けた張紹筠に救われるが張陸正が中書令になったと聞かされ気分が悪くなります。
陸文昔を排除したい蔲珠は皇太子から保留を命じられたのにも関わらず杖刑を命じます。執行人が来る前に女官から知らされた陸文昔は蕭定権の印を使って外出許可の文を偽造し逃げ出します。
44話・鷹を追うため
陸文昔は斉王を訪ね蔲珠を排除するよう求めます。皇太子妃が流産しかけた件で蔲珠に薬草を置かれて罪を着せられたがあれは李柏舟の命で姜氏から渡された物だと言い当てます。
その背後にいるのは斉王だと詰め寄り恋心のために分別を忘れる女に利用価値があるのかと訴えます。
急いで戻るときに部屋の外で会話を聞いていた趙王から心配されるが宮殿へ急いで戻るために馬を貸してほしいと頼みます。
陸文昔は戻ると蔲珠から杖刑を受けるが駆け付けた王常侍が蔲珠を引っ叩きます。杖刑は保留にするよう命じられたはずと責められる蔲珠は脱走を企んだと朝方報告を受けたので皇太子を煩わせないよう独断で処罰したんだと言い放ちます。
しかし配下の報告を受けるまでお前はどこにいたんだと訴えられ「真相を知られたから口封じしようとしたんだろう」と斉王の殴り書きの書付を見せられます。
夜中、皇太子のそばにいたのは蔲珠であり陸文昔は斉王に書いてもらった文をわざと寝殿の入り口から投げ入れるよう女官・沈夕香に頼んでいたのです。