中国ドラマ「鶴唳華亭」作品情報
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
45話・姉との別れ
陸文昔は八方塞がりになると狼狽して醜くなると告げ蔲珠に化粧道具を渡します。
蔲珠は皇太子に面会し髪を結いながら幼いころから15年間の想い出を懐かしむように振り返ります。許しを請いたいし弁明もしたいが皇太子に会える最後の機会だから取り乱したくないし家族が人質となったことを訴えるが今では言い訳に過ぎないと理解していました。
「陸文昔にはご用心を」と告げると皇太子は「15年支えてくれた姉さんが死を前にした言葉だから偽りはないだろう」と言い足早に部屋を出て行きます。
顧逢恩は李明安と会うと楊盛が敵の首領を逃がしたことを話すが言葉通り伏兵を警戒したかもしれないし献俘礼も間近だから口を閉ざせと言われます。
沈夕香の看病を受ける陸文昔は部屋に入ってきた皇太子に「悪賢い証人は自ら見張っておらねば安心できない」と抱きかかえられます。
皇太子は私印はいつ出来るんだと王常侍に訴えるが出入り記録を届けにきていた者から私印はないのかと驚かれ七日前に皇太子の新書を携え外出した内人がいたと聞かされます。
46話・唯一の失策
沈夕香から刺繍を習う陸文昔は皇太子を想いながら針を動かすが急に皇太子と会えなくなります。
不在理由を聞くが王常侍からは献俘礼の件で忙しいのだろうと言われます。
やっと皇太子が会いに来てくれたので喜ぶが冬までにマニキュアの色が残ったのが唯一の失策だったなと言われます。
「なんで蔲珠宛の文がたまたま落ちていたのか、何で私の私印を持っているのか・・・」
陸文昔は偽造して外出したのがバレたのだと察すると証拠もなく自白せぬ者は拷問にかけられないが出て行けと命じられます。
皇太子は詹事府の新手簿となった許昌平に挨拶され、陛下が知りたいのは皇后冊封の意味を皇太子と武徳侯が理解したかどうかだと言われます。
「顧」を選ぶのか「蕭」を選ぶのか、監視させるために派遣されたと知り苛立ちます。
跪く陸文昔は皇宮に返されそうになったので外出したのも偽造したのもすべて自分だが蔲珠が斉王の間者なのは本当であり私印は盧世瑜から預かったものだと訴えます。
素通りされると沈夕香から「阿宝姉さん」と呼ばれ、趙王から万策尽きたらこの名が命綱になると教えられていた名前だと思い出します。しかし皇太子はその名前を誰から聞いたんだと激怒します。
47話・新たな波紋
拷問を受ける陸文昔は沈夕香はどうなったかと聞くと自分の心配をしたらどうかと皇太子に言われます。
自分の身勝手な行いで彼女は巻き込まれただけだと訴えると沈夕香の解放を約束してくれたので安堵し与えられた薬に手を伸ばします。
皇太子は間もなく中秋節で少なくても武徳侯・顧思林が無事に都を離れるまでおとなしく耐えるべきと許昌平から進言を受けます。
皇宮には顧思林を弾劾する匿名の書状が届き張陸正は陛下に渡してはならないと動揺するが既に皇帝の耳にも入っていました。張陸正から弾劾状を見せられる皇太子は匿名で中書令まで届いたのだから既に陛下はご存じだろうと思います。
「武徳侯が兵権を嘉義伯に引き継ぐか試しているのでは?」と許昌平に言われる皇太子は何中丞に会いに行きます。
「部下が朝廷を乱し正道に背くよう何で仕向けたのだ、進言の名を借りれば政を乱してもいいのか!!」
田師が赦免された捕虜を尋問したと告げると控鶴衛に何の権限があるのかと訴えられるがそなたらの短慮な行いの結果だと叱責します。そして廷試の件はまだ片が付いていないから誰かを特定できぬならすべてを失うと訴えます。
何中丞は陛下に謁見し奏状を徹底的に調べ陳九思の仕業だと突き止め法司に引き渡します。
「陛下は天下の主です。天下の主が私情にとらわれれば王道は保たれましょうか?」
何中丞の諫言で事態を治めた皇太子は許昌平を連れて陸文昔のもとに向かいます。陸文昔は目覚めると沈夕香から除籍されたと知らされるが自分が生きていた事に驚きます。
除籍されたのにここにいれば死罪となる、衣を脱げと皇太子に言われた陸文昔は何の関係があるのかと思ったが薬を手にしていたので傷の手当てだと気付きます。
48話・追放すべき者
除籍され庶民の身分に落とされた陸文昔は命が助かったので感謝すると亡き皇太子妃の願いに免じたのだと皇太子から聞かされます。
皇太子は「玄の2番、岳州出身、年は23歳、題目を不正入手した受験者だろう」と許昌平に告げます。騒ぎが起きねばそのまま科挙に合格、万が一の時は東宮で雇ってやると告げていたが裏切っていたなと訴えます。
試験場を使って罠を仕掛けられた時に許昌平の部屋にあった解答は一部だけでした。隣は李柏舟の手下だけだったので李柏舟が先に題目を潜ませたのなら許昌平の部屋から2部見つかったはずであり皇太子の名を供述したのは李柏舟に計画を漏らすためだと言い放ちます。
辞表はうまく書いとけよと訴えその場を去ります。
陸文昔は華やかな装いで寝所へと向かい皇太子の髪を結います。阿宝とは誰が名付けたと聞かれ両親だと答えると慈しんでくれる者はもういないのかと言われます。
「尊敬する父はもういないのだろう、なぜ私の前で己と君主を欺くのだ?」
自分が陸英の娘だとバレているのかと困惑し変事に詰まっていると夜のお供に謝良娣がやってきます。
陸文昔は平民なのに皇太子に娶られたかのように異例の扱いを受けているので周囲の者たちから反感を買います。