作品情報・キャスト
ハロウィンの日、「幽霊に借りを払って」と謎の言葉を残して息子が消えてしまうが妻と別居した1年後息子の幻覚を見て追う。
やがて魔女の疑いを掛けられ処刑されたアニーが毎年3人の子供をさらう呪いをかけられていた事を突き止める。
ネタバレ あらすじ
ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
ハロウィンの夜、まだ幼いチャーリーは窓の外に何かいると母親クリスティンを起こします。
「悪い夢でも見たのね」
クリスティンはチャーリーをベッドに入れ「これで怖くない、大丈夫」と言いました。
チャーリーは父親に助けて欲しかったが大学教授のマイクは終身雇用資格のための論文で忙しく毎日帰りが遅くなります。
帰宅したマイクはチャーリーを抱っこして子供部屋に連れいくと「ハロウィンの仮装決めた?」と聞かれます。
そして「窓の外を調べて」と言われ確認するが何もいませんでした。
チャーリーは窓の外にいた不気味な存在の絵をタブレットで書いていました。
謎の言葉を残し失踪
海賊の仮装をしたチャーリーはクリスティンに連れられ街を歩くと不気味な鳥を目撃します。夜のお祭りを見たいチャーリーはマイクに頼んで連れて行ってもらいます。
マイクはチャーリーと手を繋いでお祭りに参加するがビデオカメラを通してチャーリーはまた不気味な存在を目撃します。
「幽霊に借りを払って」
マイクがアイスを買っている時、チャーリーは謎の言葉を残し姿が見えなくなります。
探しても見当たらず家に帰ってもチャーリーは戻っていませんでした。「なんで1人で戻ってきたの!」とマイクは責められクリスティンともう一度探しに行くが見付けらず捜索願を出します。
〜1年後。ハロウィン祭3日前。
マイクとクリスティンは離婚はしていないが関係は悪く別居生活していました。
マイクは夢の中でチャーリーに「窓の外を調べて」と言われ確認すると不気味な存在を目撃して目を覚まします。
1年間ずっと諦めずに探していたマイクは「どこかでチャーリーは助けを求めている」と思います。いつものように捜索願の紙を貼っている時に「パパ!」と声が聞こえ辺りを見渡します。
仕事に身が入らないことを同僚のハンナに相談したマイクは帰りに警察署に行くが担当刑事ジョーダンは進展はないと言いました。
幽霊に借りを払って
マイクはバスに乗るチャーリーを目撃し必死に追いかけます。
なんとか追い付いて乗り込むがチャーリーの姿はありませんでした。
次のバス停で降りると不気味な鳥が廃墟小屋に飛んで行き覗くと壁には「幽霊に借りを払え」と書かれていました。
チャーリーが言っていた言葉だと思い出し中に入るとホームレスが集団生活していました。
「幽霊に借りを払え」とはどうゆう意味だと聞くと盲目の男は松明を手に奥へと行きました。
壁には「PAY the GHOST=幽霊に借りを払え」と書かれており悲鳴が聞こえてきました。
「存在を見たことないがハロウィン近くになると現れる」
幻覚なのか現実なのか
マイクは「チャーリーは生きていて助けを求めているかもしれない」と話すがクリスティンは「あなたが連れ出さなければ……私の大切な息子は…」と怒り出します。
マイクは1年前にチャーリーが撮影していたビデオカメラを見ていると不気味な存在が映し出され驚きます。
また夜中に目覚めたクリスティンはチャーリーが乗っていたキックボードが勝手に動いているのを目にします。
クリスティンはマイクを訪ね「チャーリーは私達に接触しようとしている」と言いました。
マイクは過去6年間を調べると失踪した子供達の大多数は発見されているがハロウィンの日に失踪した子供達は半数しか発見されていない事に気付きます。
マイクとクリスティンはハロウィンの日に子供が失踪した父親を訪ねると同じように「幽霊に借りを払って」と言っていた事を知ります。
共通点があるはずだと確信したマイクはジョーダン刑事に報告しました。ジョーダンはチャーリーと同じ日に失踪した少女の母親を訪ねると最近姿を現し「ママ、幽霊から助けて」と言われた事を知ります。
マイクとクリスティンは1年ぶりに夕食を共にしていると大勢の子供の霊を見ます。霊能者は窓の外を見て「来る、子供達を連れて来る」と言い窓を開けると吹き飛ばされ体が宙に浮き死んでしまいます。
ジョーダン刑事に真実を伝えても信用されませんでした。解剖した霊能者の身体は中から焼かれたような状態で臓器はありませんでした。
その日の夜、タブレットが光り出しクリスティンが確認するとチャーリーが描いた不気味な存在の後ろから子供が除いていました。
マイクが近付くとチャーリーが乗り移ったクリスティンが「パパ、寒いよ、もうすぐ彼女が来る、助けに来て」と言いました。
クリスティンの腕にはシンボルが刻み込まれておりハンナに相談するとケルトの三相女神の象徴だと分かります。
ケルト文化は千年以上前に滅んでおり、アイルランドのケルト復興主義者がニューヨークに入植をしていました。
1679年、町でインフルエンザが大流行し多くの死者が出たとき、アイルランド人女性の黒魔術のせいだとされ彼女は火刑されました。
ハロウィンにアイルランド系住民が集会を開いていると知りマイクとクリスティンは向かいます。
結末
チャーリーが失踪した事、数日前からチャーリーを感じるようになった事、そしてクリスティンの腕を見せると教師は語り出します。
憎しみで母性を忘れた彼女は現世とあの世の境が無くなるサムハインの夜に子供を3人さらいに来るが前の年にさらわれた子供は1年は生きているので戻ってこられると言いました。
真夜中になると2つの世界の扉は閉じるため残り2時間しかないと気付いたマイクは何処へ行けば会えるのか聞きます。
「老女は子をしのんで泣く」と教えられたマイクは悲鳴が聞こえた廃墟小屋だと気付きクリスティンを連れて行きます。
ハンナから電話があり「彼女の名前はアニー・ソークインで3人の子供たちと一緒に火刑にされた」と知らされます。
廃墟小屋に向かう途中、不気味な鳥に襲われ乗っていたタクシーが事故に遭います。また大学では不気味な存在に襲われたハンナが窓を突き破り転落死します。
クリスティンを救急車に乗せマイクは廃墟小屋に走って向かいます。
「息子を取り戻したい」と伝えると盲目の男は向こうの世界へ案内してくれます。
真夜中に戻らないと帰って来られなくなると説明されマイクは足を踏み入れると火刑された場面の映像が映し出されます。
そこにはアニーと3人の子供たちが住んでいた小屋があり地下には大勢の子供達の霊が存在していました。
マイクは驚くが必死に呼び掛けチャーリーを見付けます。チャーリーと一緒に連れて来られたミアとパブロを助け脱出しようとするがアニーが襲ってきます。
チャーリーが「みんな助けて!」と叫ぶと子供達の霊がアニーに襲い掛かりました。
子供達の霊に助けられマイクは3人を連れてなんとか脱出しました。
マイクはチャーリーを連れて家に帰るとクリスティンは驚き駆け寄って抱き締めました。
しかしチャーリーは失踪した間のことは記憶にありませんでした。
なぜ泣くのと聞かれたクリスティンは「顔を見られて嬉しいの」と言いチャーリー、そしてマイクを抱き締めました。