作品情報とキャスト
マーティ・ラインバックの同名小説をジュリア・ロバーツ主演で映画化
恋人の浮気現場を目撃し別れたばかりの傷心のヒラリーは富豪の息子ヴィクターの看護の仕事を始めます。
彼は白血病であり治療の苦しみ様を見るのが辛いので一度は辞めようとするが病状は安定しだしやがて二人は愛し合うようになる。
別荘での楽しい療養生活を送るが現在の暮らしを失いたくない彼は再び起きた発作をひた隠しにする。
ネタバレあらすじ/愛の選択
サンフランシスコ オークランド州。
同居していた23歳のヒラリーは彼の浮気現場を目撃し怒って荷物をまとめます。
呼び止められるが「鍵!」と言われヒラリーは投げ付けて出て行きました。
実家に戻ると、一度くらいの浮気で話もせずに出て来た方が悪いと母親に叱られヒラリーは早く仕事を見付けて出て行こうとします。
新聞広告の「病人の看護士 求む」を見て高台にある豪邸を訪ねます。
真赤なミニスカートのスーツで面接を受けたヒラリーは紹介状のリストにない理由でリチャードに断られます。
新聞広告は病人のヴィクターが勝手に出したものだったのです。しかし帰る途中に呼び止められヒラリーは本人の要望で面接を受けると住込が条件で採用となりました。
28歳のヴィクターは10年前から白血病となり化学療法を受ける時には看護が必要なのです。
病院に付き添ったヒラリーだったがヴィクターは副作用を起こし激しい嘔吐や怒鳴り声をあげたりします。
家にはヴィクターが元気だった頃の写真が飾られており、それを見たヒラリーは現在のあまりに辛そうなヴィクターと違うため涙を流します。
副作用の症状が落ち着いたヴィクターは5年前から美術史について論文を書いていて絶対に仕上げたいと言いました。
ヒラリーは耐えられなくなり仕事を辞めようと一時思っていたがヴィクターだけでなく幼い子が白血病と闘っている姿を見て徹底的に勉強して介護に取り組むようになります。
ヴィクターは論文を書き上げるために静かな場所に旅行に行きたいと言いました。
リチャード(ヴィクターの父親)の許可を得て2週間に1度ならとヒラリーは伝えるがヴィクターはアドベンチャーだと言いました。
絶対に白血病に勝つと言ったヴィクターの言葉を信じヒラリーは同行する事にしました。
古い建物が多い海沿いの貸別荘を借りヴィクターは父親の目を逃れ自由を感じるが荷物を整理していたヒラリーは痛み止めに使うモルヒネがある事に気付きます。
読書と研究しかしてないヴィクターは人生を知っているヒラリーにいろいろと教わるが教養の面でお返ししたいと言いました。
ヴィクターが元気になり髪の毛も生えてきた頃、ヒラリーは仕事がないのに金を貰うのは気が咎めるとして役目は終わったから帰ろうと告げました。
その夜、2人は体を重ねました。
ヴィクターは過去同居していた女性がいたが病気が再発するといなくなってしまいました。ヒラリーもいなくなってしまう事を寂しく感じたヴィクターは勇気を持ってそばにいて欲しいと言いました。
ヴィクターの優しさが自分を変えてくれた事に感謝していたヒラリーは受け入れます。
良い関係となる2人だがヴィクターはこっそりモルヒネを使っていました。
BARで知り合ったゴードンがクリスマスに1人だと言うのでヒラリーは家に招待するがヴィクターの様子がいつもと違う事に気付きゴミ箱を調べるとモルヒネを見付けました。
病気の再発を確信したヒラリーだがヴィクターは治療に耐えられなくなり自ら止めていた事を白状しました。
結末/愛の選択
病気が治り本当の愛を見付けたと信じていたヒラリーは全部嘘だと知り怒ります。
治療を諦めただ死んで行く人を平気で見てられるほど強くないと言い放ったヒラリーはリチャードに迎えに来て欲しいと居場所を伝えます。
リチャードに病院に連れ戻される前にヴィクターはもう一度ヒラリーに会いたいと言いました。
生きる事を諦めるのではなく生きるために一緒に闘おうとヒラリーは説得しました。ヴィクターはヒラリーの思いを受け止めもう一度病気と闘う事を誓いました。