映画「僕は妹に恋をする」
青木琴美のコミックを松本潤と榮倉奈々の共演で安藤尋監督が映画化した作品。
あらすじ&キャスト
幼い頃に結婚の約束をするほど仲良い双子兄妹。
思春期になると「なんでも出来る兄」は「なんも出来ない妹」を一人の女性として見るようになり許されない恋に悩み冷たい態度をとるようになる。
そんな兄の態度にも慣れていた妹。
ある日、感情を抑えられなくなった兄は寝ている妹にキスし、目を覚ました妹に告白すると妹も受け入れ両想いにはなるが・・・・
ネタバレ/僕は妹に恋をする
抑えられない感情
結城頼と結城郁は双子の兄妹で幼い頃から仲良く育ってきました。
イケメンの頼は勉強が出来てスポーツも万能だが郁はスタイルは抜群だが勉強は苦手でかなりの天然でした。
同じ高校に通う兄妹だが頼は妹を1人の女性として意識するようになり感情を抑えるために冷たい態度で接するようになります。また、そんな兄の態度に郁は慣れ始めていました。
頼の親友の矢野は郁の事が好きであり「妹ちゃん諦めないよ」と言われた頼は「勝手にしろ」と返します。
しかし自分の感情が抑えられなくなり、その日の夜二段ベッドの下で寝ている郁にキスをして「ずっと好きだった」と告白しました。
郁は戸惑うものの幼い頃に「郁は僕のお嫁さんだよ」と言われた事を常に思い出すほど兄を想っており大事な存在であるため受け入れそのまま結ばれました。
2人が学校に出かけたあと部屋を掃除する母親の咲は下段のベッドのシーツだけ乱れていることで不安を抱えます。
兄妹愛
矢野はずっと好きだった郁に告白して振られます。
中学時代からずっと頼の事が好きで見てきた友華は妹に視線を送る表情を見て妹は特だなと想うが兄妹が理科室で抱き合ってキスしているのを目撃し衝撃を受けます。
母親から彼女や彼いないのかと聞かれ、頼は「俺は好きな人いるけど郁はまだいない」と答えました。こそこそしてなければいけない事を気にしていた郁はやはり自分たちはイケナイ事をしているのだと落ち込みます。
頼は「俺には郁しかいないよ」と伝えて慰めると家を抜け出して土手まで行き抱き合います。
友華に屋上に呼び出された頼は「私と付き合って」と告白されるが「兄妹でなんて変だよ、頼も郁も苦しむことになる」と言われます。
やはりイケナイ事か・・・と思った頼は矢野に相談すると「学校でキスするお前が悪い・・・ってゆうか妹とキスするお前が悪い」と言われます。
「俺から奪おうと思わないの?」と聞くと矢野は「人に頼るな・・・自分の気持ちには嘘つくなよ」と言い行ってしまいます。
悩む頼は「郁の代わりでもいいから」と言われ友華とキスし「好きじゃなくてもいいなら付き合うよ」と伝えました。
そして3人で水族館に行く予定を体調が悪いと言ってキャンセルし矢野と郁を2人っきりにします。
「脳の半分で寝てもう半分で起きてられるイルカになりたい。全部だと覚めた時に悲しいから」
頼を思いながら話す郁に矢野は優しく接します。
結末!!約束の場所
妹への想いを忘れるために友華と付き合うが頼は身体を重ねることは出来ませんでした。
体調が悪いと言っていた頼を心配していた郁だが避けられている事に気付きはじめ学校で頼を探していると「私も頼を探しているの」と友華に話しかけられ一緒に屋上に行きます。
友華は「私たちが付き合っている事話した?」と郁の前で頼に話します。
昨日から付き合いだしたと知り頼は体調が悪くて一日中寝ていたと聞かされていた郁はショックを受け走ってどこかへ行ってしまいます。
郁と階段ですれ違った矢野は屋上に行き「他の女で忘れようなんて無駄な考えはよせ、自分の気持ちを誤魔化して傷付けるより好きだと想いをぶつけた方がましだろ」と言い放ちます。
頼は郁を探すため駆け出します。
別れを告げられるのを恐れた郁は走って逃げ出すが頼は追いついて抱きしめます。
お互い本当の想いをぶつける2人。
頼は幼い頃に「郁は僕のお嫁さんになる」と伝えた草原に行ってもう一度言いたいと告げると郁は「行こう」と喜びます。
しかし、
幼い頃、綺麗な草原だったが今では何もない荒れ地となっていました。
この恋の先を予感してしまう2人。
「やっぱり戻れないんだ。あの時間とあの場所には戻れないんだ・・・」
あの草原の日からずっと好きだったと互いに伝えるが2人は別々の道を行かなければいけないと思うのです。終。
感想/僕は妹に恋をする
この映画を見て感情移入できる人いるんでしょうか。片方だけならともかく互いに想いがあるなんて・・・・。
高校生なんてまだ未熟で世間知らずで感情のまま行動しても許される年なんだから高校生らしく制作してほしいですね。どうも私は恋愛映画が苦手なようです。
調べたら異父兄妹なんですね。
「なんで離ればなれになったんだろう」という台詞がありましたが、もしかして一緒に住んでいない期間があったのでしょうか。
榮倉奈々さんがかわいかったなぁ(^O^)♪