作品情報とキャストの紹介
世界中で注目されるカンヌ国際映画祭の会場で1000万ドルもするダイヤのビスチェをまとうヴェロニカを宝石強盗グループの一員ロールが同性の彼女を誘惑して奪い取る。
題名のファム・ファタールとは男性にとって運命の人や男を破滅する魔性の女の意味だが物語の行方はどうなのでしょうね。
ネタバレあらすじ/ファム・ファタール
カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩く映画監督の隣には蛇の形をした1000万ドルのビスチェを身に付けるヴェロニカがいました。
カメラマンに扮した強盗犯グループのロールはレズビアンのヴェロニカをトイレに誘いガラスで造られたビスチェとすり替えました。
予定通り停電となり暗視ゴーグルを使い外に出るがロールは仲間を裏切り1人で持ち逃げしました。
ロールはパスポートを手に入れようとするが強盗犯グループのラシーンに捕まり掴み合っているうちにホテルの部屋から落下してしまいます。
目が覚めたロールは見知らぬ家にいました。
風呂に浸かっていると自分とそっくりな女性リリーが帰ってきてロールが家にいるとは知らずに夫と子供を亡くしたショックから拳銃自殺しました。
リリーがアメリカで再出発しようとしていた事が遺書から分かりロールはリリーに成済ましてアメリカへ飛びました。
〜7年後〜
米国大使ブルース・ワッツの妻としてパリに戻ってきたが大使夫人の写真を誰も見た事がなくリリーは写真エージェントのターゲットとなります。
写真を嫌がり注意していたリリーだがカメラマン・ニコラスに撮られてしまいました。
南フランス刑務所を出たラシーンの相棒ブラックはロールへの復讐心に燃えており友人の結婚式にロールが現れるはずだと思い向かいます。
ブラックはロールに似た人を捕まえるがニコラスが撮った写真がポスターとなって貼られているの気付き偽物を路上に放り投げると走ってきたトラックに轢かれ死亡します。
また、ニコラスはリリーが運転する車を偶然見付けバイクで尾行すると誰かにお金を渡し拳銃を手に入れていたので自殺するのではと思います。
リリーはニコラスから付けられている事に気付いておりに顔に殴られたアザをメイクして夫にやられたと同情を誘い誘惑します。
リリーは銃や服を持って行けば逃げる事も自殺する事も出来ないと言いニコラスに大使の車を使わせて買物を頼みました。
警察に通報したあとリリーは盗んだキーでニコラスの家に侵入し米国大使に「ワッツ夫人を返してほしければ1000万ドル用意しろ」とメールを送りました。
誘拐犯に仕立て上げられたニコラスは身代金受け渡し場所に向かいます。
激怒するニコラスだが身代金を受け取って一緒に消えようと誘惑されリリーのペースにまずいと思いながらも嵌って行きます。
身代金受け渡し場所でリリーは大使とニコラス2人を撃ち殺し1000万ドル手に入れました。
互いに撃ち合って殺したように見せ掛け助けを求めるがやってきたのはブラックとラシーンでした。
リリーは橋の上から川に落とされます
結末/ファム・ファタール
目が覚めると風呂に浸かっていました。
ロールの夢だったのです。
リリーが帰ってきて拳銃自殺しようとします。
ロールは拳銃を奪い私はあなたの守り神で未来を夢で見たと話します。
辛い出来事は早く忘れアメリカに飛べば素敵な出会いが待っていると航空券を渡しました。
リリーは空港まで乗っけてくれたトラックドライバーに娘のために買ったネックレスをあげました。
ドライバーに同じ年頃の娘がいて誕生日が近かったからです。
大人になれば安物だと気付くから、その時はトラックに飾ればいつも一緒だとリリーは言い車を降りました。
〜7年後〜
ニコラスは大使夫人の写真を撮るためカメラを構えていました。
ロールはリリーからお金が入ったバックを渡され「これで会うのは最後よ」と言われます。
7年前にロールが盗んだビスチェをリリーが少しづつ捌きながらお金に変えていたのです。
リリーは友人の結婚式に向かったがブラックとラシーンに捕まります。
しかしブラックは遠くから驚いた表情で立つロールに気付きリリーをトラックの前に放り投げました。
太陽の光がロールが持つケースからトラックに掛けられていたネックレスに反射し眩しくなったドライバーはハンドルを切ると視界がリリーからブラックとラシーンに変わります。
事故を見るため群がる野次馬にぶつかり倒れたロールはニコラスに助けられました。