風起洛陽/作品情報
ホアン・シュエンとワン・イーボーのW主演でおくる中国サスペンス時代劇
こちらの作品はWOWOWで全話鑑賞し、
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
武則天が建立した王朝・武周、舞台となるのは神都・洛陽。
貧民街で暮らす高秉燭は皇太子襲撃事件に巻き込まれて仲間たちを亡くし復讐を目標に生きています。ある日、洛陽を訪れた父娘が殺される事件が起こり工部尚書の父親を持つ百里弘毅はなぜ彼らが自分のもとを訪ねたのかわかりませんでした。
弘毅は柳家の娘・柳然との婚礼の日を迎えるが父親が何者かに殺されてしまう。容疑者は現場にいた高秉燭だったが内衛の武思月は真犯人が別にいることに気付く。それぞれの想いから事件を追う3人は洛陽全体を巻き込んだ巨大な陰謀に近づいていく。
全39話で紹介
ネタバレ感想/風起洛陽
第9話・耳目の長
百里弘毅と武思月がおもてなしを受けている間に柳襄の屋敷に侵入する高秉燭は前もって百里弘毅から渡されていた蛇盤鎖の鍵を使って帳簿を盗み出します。
屋敷に戻る柳襄はやたら百里弘毅が話しかけてきたのを不審に思い封鎖するよう命じると荒らされた痕跡を発見するがすでに賊の姿はありませんでした。
武思月は信じて待っていると高秉燭がやってきたので笑みを浮かべます。百里弘毅は帳簿を奪うように掴み確認すると暗号で書かれており解読するには時間が必要でした。
情報機関・聯昉を率いる公子楚は間者のあぶり出しに高秉燭を使おうと考えます。百里弘毅が解読するのを待っていられないと思う武思月は聯昉の力を借りるために執事である韓冬青に連絡し向かいます。
5年前に桐陽王を救って神都を守ったのになんで報告しなかったのかと高秉燭は聞かれ手柄よりも兄弟分の命を選んだと告げます。
帳簿を見せると韓冬青は1時間待ってくれと言い出て行くが殺害されてしまい武思月は刺客を追います。高秉燭は韓冬青に楚瀬を掴まれ崔記と書かれた令牌を渡され「饆饠・・・明かり・・消せ」と言われます。
高秉燭は南市の崔記饆饠舗に行き明かりを消すと奥の部屋へと案内されます。公子楚が現われたので韓冬青が臨終の際に渡してきた令牌を差し出します。
職責上、慎重にならざるを得ないと人を信用しないので「放蕩者の東川王がこれほど慎重だったとは」と告げます。
太子や晋王の代では任務に割く暇はなくその下の代で有能な者は限られていると告げると護衛が刀に手をやったので確信に変わります。銅の行方と春秋道を調べれば間者が見付かるはずと訴えると公子楚は正体を露わにしました。
第10話・まやかしの村
河東柳氏は歴史ある名門で多くの名家を率いており、柳家と内衛の不和を聞きつけ仙居殿で跪き「柳家が滅びれば我々も神都にはいられない」と訴えます。
武攸決は思わぬ騒ぎを招いたと謝罪すると女帝は暇を持て余している輩だから跪かせておこうと言います。
東川王は体調が優れない女帝のお見舞いに行くと太子が皇位を追われた理由を知っているかと聞かれます。皇帝でありながら天下を岳父に渡そうとしたので先帝と自分の実子といえど国を己の私財と見なすのは許せなかったからだと言います。
百里弘毅は高秉燭を調べると南市で木炭を調べていました。大量の木炭を永川郡主が購入したと知り柳然に同行をお願いし訪ねると荘園は家職に任せているが柳襄に売ったと知らされます。
百里弘毅と高秉燭は臨河村に行くとやたら賑わっているが平坦な土地で川床も広いが田畑はなく果樹しかありませんでした。
川が近いのに遠くへ水汲みに行っているので銅の製錬で水が汚染されたのだと察知し上流のどこかに製錬場があるはずだと思います。
製錬場を発見すると見付かって包囲されてしまうが必死で闘い闘争します。
高秉燭は銅のすり替えには裏があると思い1人残って武思月に報告して臨川に乗り込ませろと百里弘毅に告げます。
武思月はすぐに乗り込むが職人は全員撤退していました。高秉燭は柳襄を訪ね「銅を盗み何に使うかはどうでもいい、春秋道を捜すことに興味がある」と告げます。
第11話・途絶えた線
柳襄に会いに行った高秉燭は誰が銅を盗み何に使うなど興味はない、仲間を殺した春秋道に興味があると告げると自分が春秋道で百里延を消したと言われます。
嫌な予感を察知し「臨川の製錬場が露見すると、あんたが生きていると支障が出るのか」と訴えます。するとまもなく転覆する世界を見ろと意味不明な言葉を残し自害されてしまいます。
叔父の突然の死に柳然は泣き崩れ、百里弘毅と武思月はなぜ勝手に一人で行動して何も聞き出さずに死なせてしまったんだと責めます。
叔父を調べていたのかと柳然に聞かれた百里弘毅は父親の死に関係していたと告げます。
武攸決は臨川荘で偽金を発見し不正の証拠は揃ったが柳襄は自害したと女帝に告げます。高昇は既に自害しているから財産の没収のみにして一族まで庶民の身分に落とすのは朝廷に混乱が生じると告げます。
何の収穫も得られなかった高秉燭はやるせない想いで仲間たちの墓を訪れます。百里弘毅は市場に出掛けると天主が銅銭の重さを量っていたので何でか聞くと偽金が出回っていると知らされます。
また東川王に会いに行った高秉燭は武思月が内衛を率いて製錬場を捜査し銅銭を3万押収したと聞かされるが少なすぎると思います。百里弘毅は押収した銅を武思月に頼んで持っこさせ量ると質のいい偽金で官銭より重い物すらありました。
盗まれた銅より遙かに少ないので柳襄の死は捜査を終わらせるためであり春秋道が背後にいるのかと疑います。
百里弘毅は聯昉にも見付からず潜伏できるのは貧民街しかないと思い不良井を探りに行くと鋳兵坊を発見します。
第12話・汚された故郷
不良井にある鋳兵坊を発見した百里弘毅は様子を伺っていると見付かってしまい同じように貧困街が潜伏場所だと疑いやってきた高秉燭に助けられます。
不良井をよく知る王登成を訪ね武器の密造が行なわれていると告げると驚かれます。百里弘毅は通報するしかないと席を立つと役人は信用できないし不良井は終わってしまうと止められ手刀で眠らされます。
高秉燭は密造で使われる銅は奩山の物で春秋道が関わっているはずだから仲間の敵を討つには奴らを追うしかないと言い向かうといきなり王登成から剣を突き付けられます。
拘束されてしまった高秉燭は不良井を陰謀に巻き込ませるとは何事かと訴えると春秋道に入れば仲間を殺した手戟の者を引き渡すと言われます。
高秉燭は現われた兵部尚書の宋涼を目にして驚くと春秋道に入り共に大業を成せば神都で栄華を極められると勧められます。
聯昉が傷付き、内衛はもうすぐ頭を失うから後は妖后を討つだけだと言われます。高秉燭は笑みを浮かべて頷き手戟の者を引き渡せば宋涼の部下となると告げると拘束を解かれます。
そろそろ百里弘毅が武思月に相談してやってくるはずだと見込んでの芝居でありタイミング良く内衛が突入してきました。
銅は兵部が使っている武器に似ていたと百里弘毅から言われた武思月は大勢の兵を擁し武器を使えるのは宋涼だと予想していました。
また武攸決は証拠を見付けたと兵部から文が届き出掛けようとしたが武思月に宋涼が怪しいと教えられたため無人の馬車を走らせ罠を仕掛け返り討ちにしました。