作品情報/キャスト
グーリー・ナーザー&ティミー・シューが共演し視聴率、再生ランキング一位を獲得した宮廷ラブ史劇
唐の第2代皇帝・李世民の時代。天下第一針の称号を持つ刺繍の達人・安氏は弟子に謀られ娘・琉璃を不禄院の孫徳成に預け命を絶つ。琉璃は豆子と名を変え男装して宮中で育ち母の才能を受け継ぎ成長するもそれが災いを呼び宮中を去ることになってしまう。裴行倹に助けられた琉璃は陰謀が渦巻く宮中で母の死の真相を明らかにし無実の罪を晴らそうと決心する。
完全版・全46話で紹介(テレビ放送だと40話)
ネタバレ感想/風起花抄
39話・二重の罠
楊妃に連れられ曹王府に向かう琉璃(豆子)は曹王に何の用だと聞くと帰順したと信じないから直接言ってくれと頼まれます。
裴行倹とは何の関係もないから帰順させる力などないと曹王に告げ、11年前お御籤の籤を変え11年後に母上の金針を卓錦娘に渡し卓錦娘に天下第一針を名乗らせた、さらによく効く妙薬だと言い毒を飲ませたと裴行倹を責め立てます。
そして曹王に気付かれないよう楊妃の指示に従って密かに書付を裴行倹に渡すと、曹王は気付かないフリします。
裴行倹は「玄武門で曹王は挙兵」と琉璃の筆跡で書かれてあったので皇太子に報告すると玄武門を東宮の兵で包囲せよと命じられます。
龍袍に刺繍をするよう強いられる琉璃は徹夜しても翌日には完成しないと告げます。皇太子から先日、四爪蟒袍を頼まれたものがまだ手元にあるがそれを5本の爪に変えれば蟒は龍に蟒袍は龍袍に変わると告げます。
裴行倹は琉璃に責め立てられた時の言葉を振り返り「文の真の意味を見抜け」という意味だと気付きます。
琉璃が作った蟒袍が届けられると皇太子は曹王に捕まったのに自ら持ってきたのかと驚きます。毒で狙われてた時に着ても大丈夫だという意味で「豆」と刺繍していたが曹王に強いられて作ったものに暗号を残すはずないと思います。
楊妃は聖旨を偽造して藩秦海に渡し、「挙兵した皇太子を曹王が捕らえ陛下が崩御する、その後に読み上げろ」と命じます。孫徳成と順子は農民に扮して投獄されている琉璃のもとに向かいます。
曹王から薬が届けられるが禁断症状に苦しむ琉璃はもうやるべきことはやったと薬を投げ捨てるが二人は気付いてくれたかと心配します。
40話・玄武門の変
皇太子が玄武門に向かったと報告を受けた曹王は謀反人を捕らえよと命じ進軍します。
琉璃と同じ毒に苦しんでいる蒲巴弩は4人分の食事が用意されている事に気付き毒の達人がいるとしたら地下牢のどこかにいるはずだと訴えます。琉璃は夜になると地面から物音が聞こえる時があると教え皆で探りに行きます。
曹王によって捕らわれていた者を発見するが毒は作っても解毒剤は作ったことがないと言われます。
曹王は玄武門で向かうと逆に謀反の罪で包囲され密告に偽りがないことを確かめたと長孫無忌と褚遂良に言われます。
皇太子、裴行倹、莫坤は東宮の兵を率いて遅れて登場し、許可なく挙兵し玄武門を占拠した逆賊は例外なく討つと皇太子は言い放ちます。
曹王は皇太子の奸計に目を欺かれるなと言い放ち陛下は既に私を皇位に譲ると詔を発したと訴えます。
正反対の主張で判断が出来ないから我らと共に陛下の御前にまみえ判断を仰ぎましょうと顧命大臣らは言います。
甘露之殿に向かうと楊妃が聖詔を持って待ち構えており一同は跪きます。
「皇太子は謀反と弑逆の意あり、皇太子の位を廃し幽閉す、曹王は才徳を供え孝をよく知る、曹王李明を皇太子に立し帝位を譲る」
楊妃は陛下は崩御される寸前に皇太子の本性に気付き聖詔を残したのだと言います。
長孫無忌は事実なら深刻な大罪だが楊妃の証言のみで皇太子を断罪はできない、顧命大臣の自分にそんな話を明かされなかったと訴えます。
聖旨に関してもその真偽は調べる必要があると訴えると楊妃は証言者がいると藩秦海を呼ぶが彼はとても話ができる精神状態ではありませんでした。
楊妃が言う陛下の暗殺も曹王の立太子も事があまりにも重大すぎる、一方的な主張を信じるわけにはいかないと大臣たちはいいます。
薬王から陛下に使われたものは毒ではなくただの睡眠薬だと知らされた琉璃は甘露之殿に向かい「崩御は嘘だ、陛下に会えばだれが謀反を企てたか明らかになる」と訴えます。
皇太子は陛下が目覚めたので涙を流すと「未来の唐の主がめそめそしてはならぬ」と言われます。長孫無忌は陛下がお休みの間、楊妃は崩御を宣言し皆の前で聖旨を読み上げ皇太子を廃し曹王を皇太子に立てようとしたと訴えます。
追い詰められた楊妃は皇太子が謀反を起こした事に気付いたんだと訴え外套の下に着た龍袍は逆心の証だと訴えます。しかし琉璃のメッセージをしっかり受け取り気付いていた皇太子が着ていたのは蟒袍でした。
曹王はそっと外に出て合図を送ろうとしたが曹王の兵はすべて捕らえたと裴行倹に剣を突き付けられます。
41話・真の罪人
逆賊は皇太子ではなく楊妃と曹王だと明らかになり皇帝は嘆くと曹王が宮外に合図を送ろうとして捕らえられたと一報が入ります。
皇家の醜聞が世に漏れ聞こえれば朝廷の威厳に関わるので内密にするよう命じ曹王と楊妃と別々の場所に幽閉します。
琉璃が倒れて昏睡状態となってしまい皇太子は何度も命を救ってくれた恩人であるため宮廷の名医二人に診させるが女性だと知り驚きます。
裴行倹から素性を隠していた経緯を知らされ謝罪されるが、女性だと知って喜ぶ皇太子は母親の仇を討ち冤罪を晴らすなら手を貸そうと言います。
牢にいた薬王が作った毒であるため裴行倹に連れてこさせると解毒薬を作るには断崖絶壁に生えている希少な薬草が必要だと言われます。
断薬していた蒲巴弩が急死したと報告を受け慌てる裴行倹は薬草を取りに行きたいと願い出ます。
皇太子は安氏の冤罪を晴らすため、11年前に己の出世のために林氏と卓錦娘が楊妃に褘衣を献上し巻き込んだ安氏を死罪に追い詰めたと公にします。
「娘の琉璃が男装して豆子として真相を明らかにした。真の罪人は断じて許さぬ、林氏と卓子は掖庭に入れ法にのっとり詮議する」
卓錦娘は琉璃は死んだはずとだと乱心しながら連行され尚服局を管理するよう言われた鄧七娘は豆子が女性だったと困惑しながら拝命します。
安氏の謀反に付いて大理寺が再審をするようだと知った安四郎と阿霓は琉璃のおかげだと喜びます。しかし琉璃が生きているなら再審に関わっている噂は本当だったのかと驚かれるが、だったら昏睡状態だという噂も本当かもしれないと言われます。
楊妃が病で亡くなり、陛下に薬を飲ませる皇太子は分を守って生きるなら李明の命だけは助けましょうと告げます。
42話・真心は別の人に
東宮に向かう孫徳成と順子は瑠璃に会いたいと願い出ると皇太子は琉璃を後宮で養生させていると知らされます。
妃嬪の住まいで宮女と太医以外の者が入ることはできないため困惑し、奴婢なのにそんな待遇をされては妬みを買ってしまうから不禄院に移したいと訴えます。すると皇太子は琉璃が目覚めたら高貴な身分を授けるだろうと王内侍に教えられ驚きます。
皇太子は琉璃の家族を調べ父親は無官で琉璃も半分は胡人だと知り妃嬪としてそばに置くのは難しいなと肩を落とします。
すると魘される琉璃が裴行倹の名をつぶやき裴行倹の玉を首からぶら下げていたので二人の関係に気付きます。
李世民が崩御すると皇太子・李治が新皇帝に即位します。
一か月後、裴行倹は傷だらけで薬草を持ち帰ると後宮の寝殿で琉璃は看病されていると知ります。李治は薬王が解毒剤を作りあげ琉璃が一命を取り留めたと知り喜ぶが宮殿の前で目通りを請うている裴行倹を避けます。
やがて琉璃が目覚めたと知り向かうと侍女たちが全員外にいました。見舞客が来ている間は外に出るように言われたらしく裴行倹かと思い急いで向かうが孫徳成と順子でした。
李治は皆に下がるよう命じ琉璃のおかげて即位することができたと感謝すると文に残した暗号を読み解き、更に薬王まで見つけてくれた裴行倹の手柄だと言われます。
安氏の再審を命じたから卓錦娘を断罪し安氏の名誉を取り戻すと約束します。そして妃嬪に封じることを伝えようとすると出家して武媚娘のそばに仕えたいと言われたので驚きます。
李治は自分が皇帝となったら呼び戻すと武媚娘と約束したので付き添いたいならここで待つことだと告げます。その場を後にしようとすると「尚服局に戻らせてください、母上の敵を討てれば心残りはないので陛下の衣を作って暮らしていきます」と言われ拒絶されていることに気付きます。