作品情報/キャスト
孫国の心の国母となった実在の姫君の物語・豪華キャストで贈る壮大な歴史ロマンス
西域で存在感を増す烏孫の国へ漢から政略結婚で嫁いだ細君公主が急死する。
王族の血筋だと判明した旅芸人の一座の娘・解憂は和親公主として選ばれるが都に入る前の旅の途中で瀕死の重傷から救った謎の男と恋に落ちる。
王の従弟で烏孫の大将軍だと知り運命を嘆きつつ烏孫の王に嫁ぐが匈奴からも公主が輿入れしていました。大国の思惑や過去の因縁が渦巻く後宮で翁帰との許されぬ恋と戦いが始まる
全45話で紹介
ネタバレ感想/解憂
第10話/駆け引きの始まり
馮嫽の隊商と別れ烏孫の都に到着した解憂は住民たちから歓迎されます。
ずいぶんと待たされた解憂は烏孫国王(昆弥)に拝謁すると予定より1日遅れたから自害するよう言われます。
解憂は冗談だと見抜き動じず剣を差し出すと烏孫国王に笑われ王宮に招かれます。しかし匈奴公主・胡姑との婚礼だから夫人の席につけと言われ、正式に婚礼をあげていないので淮将軍と共に公主として席に着きます。
解憂は漢の方が先に和親に応じたのでお姉さまと呼ぶと言われ、先に入宮したのだから自分が妹だと胡姑に告げます。
解憂は婚礼を挙げないなら入宮しないと告げ馬車の中に閉じこもります。そのころ傷の手当てをして隠れていた翁帰は烏孫国王が匈奴公主としか婚礼を挙げていないと踊子から知らされ帰路を急ぎます。
解憂は散策していると死んだと聞かされた翁帰がやってきたので驚きます。淮将軍は駆け付けると「何を言われようが解憂と一緒に逃げる」と剣を抜かれます。
解憂は間に入り「漢の和親公主だから自分で道は選べない。これ以上苦しめないで」と翁帰に告げ淮将軍と共に戻ります。
第11話/婚礼
烏孫に帰還した翁帰は昆弥(烏孫国王)に拝謁すると傷を負っているなら休んでいるよう言われます。
匈奴から襲撃を受けた一連の経緯を説明し義律将軍を斬るまではうかうかと寝ていられないと告げます。また漢への礼儀のため解憂との婚礼は執り行うべきだと進言すると手配を一任されます。
解憂の婚礼が執り行われると知った胡姑は烏孫では左夫人が右夫人よりも上位になるので烏孫で匈奴派の長山に相談しに行きます。
長山は火事を装って倉庫を燃やし婚礼に使う物を焼失させます。淮将軍は商人の馮嫽を呼びつけ報酬を出すからすぐに手配するよう頼むと翁帰は金子を出すから急いでくれと告げます。
淮将軍は伝書鳩を受け取ると陛下が派兵したと知り辺境にいる李将軍の幕営に押し掛け脅したら公主に害しかもたらさないと言い放ちます。解憂の失踪を隠していたのが悪いと言われ、派兵したのは婚礼から逃げた解憂を斬るためかと知り困惑します。
解憂は自分の運命に嘆きつつ翁帰が提案した草原での婚礼をあげ、烏孫国王は大満足します。解憂は催促され漢の舞を披露するが烏孫国王は漢の派兵の知らせが入り姿を消します。
第12話/2人の夫人
解憂と昆弥が新婚初夜を迎えると翁帰は草原でやけ酒をくらいます。
解憂は翁帰から預かっていた短剣で自害しようとするが人影を目にし枕の下に隠して出て行きます。
王宮に侵入した刺客に襲われ必死に逃げると烏孫国王は気配に気づき枕の下に短剣があるのに気付きそれを使って返り討ちにします。
駆け付けた淮将軍と烏孫国王は生け捕りにしようとしたが胡姑が矢を放ったことで刺客は息絶えてしまいます。
解憂は髪を烏孫風に整え太后のご機嫌伺いに出向くと婚礼で酔いすぎた翁帰が叱責されていました。
昨夜の襲撃は驚いたわねと胡姑に話しかけられた解憂は「誰が漢の公主に恨みがあるのかしら。思い付くのはお姉さまぐらい」と冗談の口調で告げ、護衛がいるから刺客など怖くはないと言います。
烏孫国王は解憂を訪ねようとしたが胡姑が体調が悪いと知らせが入り仕方なく出向くと舞の稽古をしていました。解憂は胡姑を訪ねたと阿彩から知らされゆっくり眠れると喜びます。
第13話/触れてはならぬ人
昆弥(烏孫国王)の命により胡姑が左夫人の座に就きます。太后は珍しい品と胡姑から献上された人参を解憂に届けるよう命じます。
右夫人となり下位となった解憂は烏孫国王が寝室にやってきたので撤回を求めます。受け入れられないので自害しようとすると止められ夫人の務めを果たせもできないのに座を求める資格などないと叱責されます。
しかし、烏孫国王が刺客は胡姑と関連があると読んでおり自分を守るためにしたことなんだと知り謝罪します。
何かいつも見張られているような気がしていた解憂は簪を拾い訪ねてきた馮嫽に見せると細君公主の物だと言われ驚きます。
淮将軍、馮嫽、阿彩を連れて墓参りに行くと何か訴えられているように感じ理不尽なことがあれば夢で知らせてほしいと告げ戻ります。
烏孫国王は和親に対抗し大宛の主戦派が辺境の兵を増やし臨戦態勢に入ったと報告を受けます。兵権を渡したくはないが都から遠ざけ王位にも手が届きづらくなるので翁帰に辺境へ行くよう命じます。
第14話/太后の病
辺境に向かう翁帰は待ち構えていた匈奴の義律将軍に一騎打ちを申し込まれ受け入れるが互角に終わります。
太后が病に伏せていると聞き解憂は見舞いに行くと三日たってからくるのかと胡姑に叱責されます。漢の鍼治療で太后の病を治したいと申し出るが太后は漢の医術を信用していないのだとここに言われ「太后のお心をお見通しとはさすがです。だから私に太后の病を隠したのですね」と言い放ちます。
解憂は鍼を習い始めるが胡姑が太后暗殺を企てたと噂を流したために木塔長道へ移るよう命じられます。意気投合した長山の妹・阿伊臘に分け与えた生薬が発作の原因らしく濡れ衣だと訴えるが冷宮を余儀なくされます。
阿伊臘が謝罪しに駆け込んできて守衛を眠らせたから逃げようと進められるが解憂は罪を認めたことになるから逃げないと告げます。