夢華録/作品概要
歴代記録を塗り替え大ヒットしたリウ・イーフェイ主演のロマンス時代劇
夢華録はWOWOWですべて鑑賞済みです・全40話ネタバレを感想を交え紹介しています。
あらすじ
北宗の時代、杭州で茶芸館を営む趙盼児は夫に捨てられ息子も取られて絶望する親友の孫三娘と都に向かうが、妹のようにかわいがってきた宋引章が駆け落ちして結婚した後にひどい目に遭っていると知り助けに向かう。頼もしい味方となってくれたのが成り行きで道連れとなっていた皇城司の指揮使・顧千帆だが彼は事件を調べるうちに敵の罠にはまり追われる身となっていた・・・
全40話で紹介します
キャスト
ネタバレ感想/夢華録
29話・屈辱
酒楼・望月楼を買い取り判を押す趙盼児、孫三娘、葛招娣の3人は手付金600貫の受取証を受け取ります。
残り600貫を引き渡す際に払えば正式に主は変わると立会人の杜長風に言われます。
顧千帆は趙盼児の苦境を知り重傷の身で任地から都へ戻ると出くわした蕭謂から趙盼児との婚姻話が暗礁に乗り上げかけ酒かと言われます。
趙盼児の父・趙謙は十数年前に民を救うため無断で出兵したことを朝議で言官に弾劾され重罪に処されたがその言官とは父・蕭欽言だと知らされます。また趙謙に関する公文書を卓に置かせたのも父だと知ります。
「未来の岳父が己の父の手で殺されたのだから婚姻など結べるわけないだろう、父上が認めるわけない」
顧千帆は皇城司にたどり着くが馬に跨りながら昏睡状態に陥ります。
宋引章は商人の女子は狡猾な手を使うから決別したのなら距離を置いた方がいいと沈如琢に言われ二人の問題だから他人は黙っててと告げます。
妻になれるのはいつなんだと訴えると賤民の席から抜くのが先と言われます。側女にするだけなら教坊使に筋を通せばいいが正妻として迎えるならまずは高官を接待するべきと求められます。
欧陽旭は夜宴図を持参して斉牧に謁見し不名誉な宮観官の任から解き清流派と東京へ戻していただけるなら犬となって忠誠を誓い働くと跪きます。
趙盼児は顧千帆がいつまで経っても訪れないので残り600貫を用意できず追い詰められます。そこで池蟠を訪ね恥を忍んで舞を披露し銭を借りるが顧千帆に捨てられたのなら俺の女になればいいと言われ殴って出て行きます。
30話・女の底力
趙盼児は銭を運ぶふりをして簪をのどに突き付け取引を解消して300貫を返せと脅します。
毒薬の断腸散だと言って丸薬を飲ませて帰り、おとなしくしてたら一か月に解毒薬を届けると告げると孫三娘は笑います。
孫三娘と葛招娣は自分たちがいつも通り接し辛いはずの趙盼児を支えねばと思います。
宋引章は沈如琢に連れられ高官の接待をするが嫌らしい目つきで見られます。宴に行く前に着替えに行くと張好好に出くわすと「あなたには賢さが必要、騙されないで」と言われます。
宋引章は沈如琢に酒を注がれると向かいに座っていた張好好は高官の嫌らしい目つきを見て呆れます。酒が回ってきた宋引章は部屋で休ませてもらうと沈如琢と高官の目配せを好好は見逃さず思った通りだと思います。
宴の前に沈如琢の本性を張好好から聞かされていた宋引章は酒を飲むふりをして寝ていると沈如琢がやってきて怪しげなお香を炊こうとしたので背後から殴ります。
起きていて驚いたか、何度も宴に出ている自分には迷魂薬はおろか鴆酒だって匂いで分かるのだと言い放ち縛り上げて誓約書に強引に判を押させます。
災害で店がめちゃめちゃになってしまい瓦礫の撤去作業に追われる趙盼児は池蟠が土下座を強いられている現場に出くわします。悪人が悪人を裁いているのは見てられんと立ち去ろうとしたが剣まで抜き始めたので河川を管轄する提点に独断で人を殺す権利があるのかと言い放ちます。
池蟠は漕運業の領袖にすぎないし河川の補修の作業はあなたに責任があるのではと言い放つと民たちは賛同します。
31話・意外な救世主
趙盼児は地方官吏に虐げられている池蟠を目に無視しようとしたが商人を見下していたので助太刀に入ります。
汴河で帽妖が出た時に二人の女が逃げた、お前たちに違いないと濡れ衣を着せられ窮地に陥るが沈如琢のもとから逃げてきた宋引章が琵琶を奏でながら現れます。
池蟠があの女の許嫁は生き閻魔だぞと訴えると地方官吏は謝罪するが権力を盾にする自分たちと変わらないと趙盼児は言います。読書人の高潔さや官吏の武勇はないが自分たちが酒や茶を売らねば都の繁栄はなかったはずと論じます。
池蟠から和解を申し込まれた趙盼児は私に跪かせるような人はゴメンだと聞く耳持ちません。しかし土下座して深々と頭を下げ永安楼を天下の名店にしたいから3人を主として迎え入れたいと言われ受け入れてやります。
32話・顔の見えない再会
顧千帆の昏睡状態が続き心配する陳廉は趙盼児がいま大変なんだと呼びかけるとかすかに指が動きます。
医師の鍼治療で意識が戻る顧千帆は林府で沈如琢が大恥かいたことなど陳廉から聞きながら馬車を走らせると趙盼児が池蟠と一緒にいたのでどうなっているのか聞いてこいと指示します。
都に戻りやっと望月楼や茶坊の件を知ったので無事でしたかと声をかけると趙盼児からあなた自身の問いかと聞かれ思わず馬車に目を向けてしまいます。
趙盼児は過去は断ち切ったし自分が誰といようが関係ない馬車に向かって訴え去ります。
趙盼児は嫁ぐと言われ祝いの言葉を述べるが相手が欧陽旭で父は斉中丞を敵に回したくないだけだと言われます。
杜長風は欧陽旭が戻ってきたと知り会いに行くと高家との婚姻を結んだあと趙盼児に報復すると心配なのかと聞かされます。出世しか興味ないから心配はいらないと言われ本当だなと念を押し去るが彼は顧千帆も趙盼児も許すつもりはないとつぶやきます。