中国時代劇/如意芳霏
チャン・ジャーハン＆ジュー・ジンイー共演による宮廷ラブロマンス時代劇
あらすじ＆キャスト
大虞国、恒京令の次女・傅容は街で人気の仮面の文人・掬水農夫が開く文芸評論会での不吉な夢を見て屋敷を見張ると護衛に追われるが軍部の横領事件の真相を探る粛王・徐晋に救われる。傅容は掬水農夫の屋敷に書生として置いてもらうことになるが彼の正体は安王・徐平だった。会うたびに厄災が降りかかる粛王との悪縁を断ち切りたい傅容は占い師の助言を受け粛王の軍営に潜り込むが・・・
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ネタバレ感想/如意芳霏
37話・黒幕の陰
父親が亡くなり悲しみに暮れる傅容だが休んではいられないと思い如意楼の仲間を集め今は都から離れて身を隠すよう命じます。
提刑司に潜入した小七から報告書を渡されると死体は一つだと知り、これでもまだ粛王（徐晋）を疑っては駄目なのかと困惑します。
小七が盗み出すのを目にした文刑は提刑司が調べる前に章晏の遺体を片付けたから問題ないと安王に報告します。
徐晋は「あなたへの想いを絶ちたい」と傅容から文が届きます。顧沅を捜す許嘉は街中で掬水農夫に介抱される傅容を目撃します。
安王は顧沅はもう用なしだと判断し毒酒を飲ませようとしたが目を覚ます傅容の声が聞こえたので出て行きます。嫉妬する顧沅は酒を溢してしまうが机が白く濁り出したので殺されそうになったのだと気付きます。
安王は傅容を散歩に誘い顧沅を始末するよう目で訴えるが文刑が部屋に入ると既に姿を消していました。
顧沅はわざと傅容に姿を見せ、更に外で見張る許嘉を踏みつけてから逃走します。
傅容は顧沅が何で屋敷にいたのか不審に思うと安王が何か隠していると察します。また許嘉から報告を受けた徐晋も顧沅は安王の配下なのかと疑い出します。
蓮花山荘の荘主は街で倒れていた顧沅を介抱し治療します。目を覚ます顧沅は柳如意の姿絵と位牌を目にし跪いて涙をこぼし謝罪します。
玄翰から和親を求められた皇帝は平和のために受け入れ西河郡主を嫁がせようと思います。西河郡主は徐晋に泣きつくが拒まれてしまったので皇帝に嫁ぐ決心をしたと告げ友人の斉竺を連れ行きたい、護衛に粛王を付けたいとお願いします。
38話・顧沅の懺悔
5皇子・懐王は西河公主を迎える準備のため玄翰の二王子が帰ったことを皇帝に報告すると縁談を断っていたことで叱責を受けます。
己が好いた女子を娶ると告げるが安王から斉竺も西河公主に同行すると知らされ困惑します。二人の仲を察知した安王は勅命に背くのは大罪だが懐王から想われているのに玄翰へ行くのかと斉竺に告げます。
考え込む斉竺だが懐王の将来を大切にしたいと伝えると出征の時に渡した平安符を返され無事の帰りを祈ると言われます。
徐晋が輿入れの隊列を率いることになり城の周囲を警備する呉白起は怪しい人物を目にします。
火薬が埋められている事に気付き硫黄の粉を運んでいた者を追います。刺客に襲われ何とか返り討ちにするが目つぶしをくらった際に両足を斬りつけられます。
そのころ、如意楼で呆然とする傅容は火事は安王と章晏の仕業だと顧沅から知らされます。言葉を失い困惑していると如意楼の者を殺したのも金翊衛を装わせた安王の仕業であり粛王に罪を被せ夫人が疑うように仕向けたのだと教えられます。
輿入れの隊列を率いる徐晋は出発すると斉竺は玄翰へ行けば殺されるから逃げようと西河公主を誘います。徐晋は日が傾いたので野営を命じるが刺客に襲われます。
その間に斉竺に誘われた西河公主は逃げ出すが途中一人にさせられると刺客が現れます。崖に追い詰められ命を諦めるが徐晋を捜しに来ていた傅容と顧沅に助けられます。しかし顧沅は傅容を守るために盾となり「柳如意の自殺を偽装したのは自分」と謝罪し息を引き取ります。
茂みに隠れていた斉竺は傅容に向かって暗器を放つと西河公主に命中してしまうが二人して崖から落ちたので満足します。
斉竺は刺客に襲われたところ懐王に救われ驚きます。西河公主は引き上げられるが徐晋と傅容が崖から落ちてしまったので自分のせいだと涙を流します。
無事だった二人は奇麗な森の中に迷い込んでしまうが住人に出口まで案内されます。
39話・粛王の死？
傅容は徐晋と共に幕営に戻ると二人に命を助けられた西河公主は斉竺に唆されて逃げてしまったが役目を果たすため勅命通り嫁ぐと言います。
傅容は公主に扮して輿に乗るから民の格好で迂回するよう西河公主に告げ再会を約束します。
斉竺は懐王と一緒に夜の月を眺めるが毒が回り死期が迫っている事を悟ります。兄が悪いと知りつつ傅容に怒りを向け災いをもたらしたすべての報いを受ける時だと思い置手紙を残して姿を消します。
呉白起は歩けるようになっていたが傅宣から車椅子を贈られたので治ってないフリをします。しかし坂を下るときにブレーキが効かなかったので彼女を助けるためにも抱きかかえて転落を回避します。
徐晋は再び隊列を率いて玄翰に向かうと刺客に襲われます。玄翰の2王子を返り討ちにするが安王に襲われ水源から落下します。
西河公主は大王に謁見し隊列が刺客に襲われ大変な目に遭ったんだと喚きます。
昏睡状態だった傅容は目を覚ますと傅府にいたので驚き、安王が運んできたと傅宣から知らされます。そのころ安王は陛下に謁見し隊列が刺客に襲われ粛王と西河公主が崖から転落したと報告します。
傅容が悲しみに暮れるなか徐晋は川辺で気を失っていたところ三おじに助けられ治療を受けていました。傅容から安王の母を調べるよう託されていた三おじは焼身などしていなかったと告げます。
徐晋は大王と王妃となった崔綰に挨拶すると刺客はおそらく和睦を妨害したい弟の仕業、見つけ次第厳罰に処すと言われます。
安王は気落ちする陛下に粛王一人では無念なので粛王妃を殉葬してはどうかと勧めます。
最終話/40話・鳳冠
粛王の葬儀を行う傅容は殉葬するよう勅命を受けます。
葛川は何か異変が起きたときのためと徐晋から離縁書を預かっていたので傅容に渡すと傅宣は殉葬しなくて済むと感謝します。
しかし傅容は母親をお願いすると傅宣に告げ離縁書を燃やしました。気を失ってしまった傅宣を呉白起に託し蘭香にも出て行くよう命じます。
粛王府に戻る徐晋は傅容が殉葬を命じられたと知り愕然とするが棺桶は空っぽでした。
安王の仕業と察知し呉白起、許嘉を連れて襲撃します。安王が見当たらなかったが文刑がいたのでいるはずと読み仕掛けを探して隠し扉を発見します。
安王と剣を交える徐晋、仕掛けを解いて部屋から抜け出した傅容は徐晋を守ろうと間に入り安王の剣を受けてしまいます。解毒できない毒を塗っていた事から安王は傅容にお供すると自らの体に剣をぶっ刺しました。
徐晋は傅容を抱きかかえ出て行くと三おじに連れられてやってきた母親から安王は抱きかかえられます。
「粛王を誤解している。国を滅ぼす不吉な存在と呼ばれた私を陛下は守ると火事を装って逃がしてくれたんだ」
安王はなんで会いに来てくれなかったのかと言い残し息を引き取ります。
淑妃は徐晋も生きていて治療を受けた傅容も復活したので安堵します。皇帝は和親を成功させた粛王を称え、傅容は如意楼の楼主として拝謁します。
傅容は如意楼は正義のための組織だが悪人に利用されることもあるので統率する令牌を献上します。徐晋は自分が生きて戻れたのは如意楼のおかげだと告げ朝廷の役に立つはずと進言すると皇帝は如意楼の者たちを内情司とし粛王が管理するよう命じました。
皇帝の許可を得た徐晋は傅容を正妃に迎えるための婚儀を挙げ、傅容は柳如意から授かった鳳冠をかぶります。終。