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映画「殺人の輪廻」ネタバレあらすじと結末/3つの事件・10年後に殺意が再び廻り出す

 

作品情報とキャスト

娘の誕生日を祝う妻のところに向かうジチョルだったが離縁していたため追い出され腹いせに偶然行き合った女性ユシンを殺害した後に妻も殺害する。

逮捕したサンウォン刑事は娘ジョンヒョンを引き取って育てるが10年後、殺害された女性の婚約者チョルンが接近してくる。

監督=パク・ウンギョン◆イ・サンウォン(ソン・ドンイル)◆イ・ジョンヒョン=キジョン(キム・ユジョン)◆ナム・チョルン(ソン・ホジュン)◆カン・ハクス(ナム・イル)◆カン・ユシン(イェジ・セオ)◆シン・ジチョル(イム・ヒョンジュン)◆キジョンの母(チン・ギョン)

 

ネタバレあらすじ/殺人の輪廻

 

6歳になるキジョンは母親から誕生日ケーキをプレゼントされ2人でハッピーバースデーを歌っているとき見知らぬ男ジチョルが訪ねてきます。

現在タクシー運転手のジチョルは窃盗の罪で刑務所に5年ぶち込まれておりその間に離婚届を一方的に送られていました。

ジチョルは娘に合わせてもらえず怒りが込み上げ山中を1人で歩くユシンを見付け森の中にある小屋に下着姿にして監禁するが逃走しようとしたので殴り殺してしまいます。

ユシンは車の中で婚約者チョルンと口論になり置き去りにされたのです。怒りがおさまりチョルンは引き返すが見付からず結婚予定日に死体として発見されました。

ユシンの両親は置き去りにしたチョルンに罵声を浴びせ殴り付けます。

サンウォン刑事はすぐにジチョルが犯人だと分かりキジョンにパパが帰ってきたら連絡するよう名刺を渡しました。

キジョンから電話があり突入するとジチョルはキジョンにナイフを突きつけていました。

隙を見て取り押さえるがキジョンはサンウォンが落とした銃を手に取り発砲しました。

…母親が亡くなってしまいます。

母親を撃ったのは少女なのかと上司に聞かれたサンウォンは何も言えませんでした。

いなくなったキジョンは母親を探していたが見当たらず泣いていました。発見したサンウォン刑事は養女として引き取りキジョンを行方不明としました。

 

10年後

サンウォンはジョンヒョン(キジョン)と食事しているとジチョルが自殺を試みたと班長から連絡が入り署へ戻ります。

成績優秀な高校生ジュンヒョンの前に新しく担任となったチョルンがやってきます。

チョルンは婚約者を殺したジチョルの娘がサンウォンに引き取られ高校に通っていると知っていました。

チョルンはジョンヒョンの笑顔を見た時に現場検証で反省していないジチョルの顔を思い出し首に手を掛けてしまいます。

自分が養女だと知っているジョンヒョンは何処と無く自分と似ているチョルンが気になり訴える事はせず友達になろうと言いました。

チョルンは今でも婚約者を見殺しにしてしまった事を悔やみリストカットの痕がありました。

 

自己防衛

ジチョルの死刑が決まり行方不明の娘を探す記者に追われるサンウォンだが人殺しの娘だと知られないために誰にも話しません。

チョルンはジチョルへの憎しみを娘に向け狙っていたが仲良くなったジョンヒョンを殺すことが出来ずどうすれば良いのか分からず苦しみます。

ユシンの両親はダンスを習い必死に前を向いて生きていました。ユシンを忘れ自由になりなさいと許されたチョルンは涙を流します。

サンウォンはジョンヒョンの担任から連絡をもらい会いに行くとジチョルに殺された被害者の婚約者だと思い出します。

ジチョルの娘だと知るチョルンの胸倉を掴みジョンヒョンは悪くないから今すぐ離れろと言います。

「ユシンだって何も悪い事はしていない」

「おまえが置き去りにしたのが原因だ」

サンウォンは守れなかった自分自身への怒りをジチョルとジョンヒョンを狙う事で誤魔化しているだけだと言い放ちます。

殴り合いの喧嘩をしたチョルンは怒りを吐き出し腹を割って話した事でスッキリし海外に行くことにしました。

 

母親を殺したのは刑事だった

ジチョルの死刑が確定してもやはり自分の手で復讐したいと思うユシンの母親は病気で先が長くない事で塩酸を持って会いに行くがジチョルと会えませんでした。

復讐してやれなかったと悔やむ母親に何もしてやれなかった父親は一緒に死のうと抱き締めました。

海外に飛び立つ予定だったチョルンはユシンの両親の自殺を知らされ代わりに自分が何かしなければと思うようになります。

チョルンはジチョルの娘はサンウォン刑事に育てられているとマスコミに流します。

サンウォンは「殺人犯の娘を立派に育てた警察官」の記事を上司から見せられ出世できそうだなと言われます。

その頃、ジョンヒョンはクラスメイトのミヌから記事の事を知らされます。逃げて行ったミヌに「そうよ!私は殺人犯の娘」と叫びました。

ジョンヒョンはすべて知っていたのです。

あの日、大好きだったママを誤って撃ち殺してしまったのはサンウォンだと。殺したいけど愛情持って可愛がって育ててくれたサンウォンを殺せず苦しんで生きていたのです。

ジョンヒョンは「先生も私を避けるのか?」とチョルンの家を訪ねます。

またマスコミに情報提供をしたのはチョルンだと知ったサンウォンは必死で探します。

ジョンヒョンとチョルンはジチョルの死刑執行を見に行くがジョンヒョンは「お父さん」と涙を流しました。

 

結末

ジョンヒョンは目を覚ますとユシンが殺された現場にいて目の前には椅子に縛られたサンウォンがいました。

ジョンヒョンはサンウォンが被害者の婚約者だと知り何故自分と似ていると思ったのか納得します。

ジチョルが最後まで反省していなかった事でサンウォンはジョンヒョンに銃を渡し「おまえの母親を殺した奴だ、最後まで反省するわけない」と言います。

チョルンはジョンヒョンを唆し苦しみから解放されるんだと伝えサンウォンを殺させようとします。

サンウォンは自分の娘だと必死に訴え殺すならおまえが殺せとチョルンに怒鳴りつけます。

「みんな反省していない」ジョンヒョンは自殺を選びこめかみに銃を当てます。

しかし銃弾は止めに入ったチョルンの胸を貫きました。

チョルンは涙を流しながら悪い夢を見ていたと言い残し死にました。

キジョンの母親を殺した罪で刑務所にいたサンウォンは罪を償い数年後出所するとジョンヒョンが出迎えました。

サンウォンは黙って通り過ぎるがジョンヒョンは後を追い腕を掴んで一緒に帰りました。