作品情報/キャスト
ルビー・リンとユアン・ホンの2大トップスターが共演、名君と呼ばれた光武帝と中国史上最高の賢后の呼び声高い光烈皇后の生涯を描いた中国宮廷ドラマ
前漢が滅んで新が暴政を敷く時代。後の光武帝となる劉秀は太学から帰郷し想い人である陰家の一人娘・陰麗華に縁談を申し込みに行くが陰家当主の陰識に断られる。
ある日、劉秀は兄の劉縯と共に新を打倒すべく挙兵を決意。陰麗華もまた、おぼろげに記憶のある劉秀に会いに男装をして決起に加勢。陰麗華と劉秀はそれぞれの想いを胸に国の再興を目指すが・・・。時代を動かすほどの強い絆で結ばれた2人の壮大な愛の物語。
ネタバレあらすじ/秀麗伝
第21話・初夜の涙
婚儀を終え初夜を迎える劉秀と麗華だが劉縯を失い苦痛と屈辱に耐えている事で悲しみの涙を流すことになります。
兄の喪中に婚儀を挙げた劉秀と麗華を許せない伯姫は怒りをぶつけにやってくるが麗華は「暴言を吐けば劉家は危機に陥る。私はあなたの義姉で正室でもある、自重しないなら舂陵に帰らす」と言い放ちます。
琥珀がいなくなり落ち込んでいた陰興は鄧奉に励まされます。美しい星空が見える場所につれて行き「身分など関係ない、いつも恋しくなったらここに来ていた」と打ち明け心を射止めました。
更始元年9月、劉玄は洛陽と長安を奪うよう命じついに新は滅びます。
各地で群雄が旗揚げし天下の覇を争ったため情勢はさらに混迷しました。劉玄は洛陽への遷都を決定し宮殿の修繕を劉秀に任せます。
「朕がしっかり面倒見るから家族は置いていけ」
洛陽で勝手な真似はしないよう麗華を人質に取るのだろうと察知する劉秀は留守の間無茶な行動はしないよう告げます。
第22話・洛陽入城
劉秀が洛陽へ行ってから1ヶ月、
麗華は丁柔に教わりながら編み物をしていると劉玄が訪ねてきて「陰家と鄧家には朝廷のために働いて欲しい」と言われます。
麗華は「兄・陰識は兵法や武芸に疎く、重責は担えないでしょう。鄧家への説得も私には無理です」と伝えます。
劉秀の事を悪く言われたので「陛下こそ、陰家鄧家を利用し傀儡から脱したいのでしょう、誰もが陛下と同じ意見だと思うな」と言い放ちます。
琥珀を連れて実家に戻り「まだ陛下は劉秀を警戒し本気で結婚したとは思っていないみたい」と陰識に伝えます。すると劉秀は宮殿を修復しただけでなく治安も回復させたことでせ関中の民から称えられていると知らされます。
麗華は洛陽へ向かう途中に名門の令嬢に遭遇し「無理に嫁がされる」と助けを求められます。馬車の中に入れて匿うが追っての者と一悶着となると「帰るから止めて」と彼女が出てきます。
馮異と丁柔の婚儀の見届人となった劉秀は宴を開き皆で祝福します。麗華は劉玄がまだ警戒しているから洛陽から出る策を考えてと伝えると、劉秀は民が陛下よりも自分を称えているので既に警戒しており宣撫役として河北へ行く道を模索していました。
麗華は丁柔と共に宮殿に参内すると新しく皇帝の妃として召された趙姫に出くわすが洛陽へ向かう道中に助けを求めてきた令嬢だったので驚きます。
第23話・夫婦の絆
麗華は趙姫を訪ね夫・劉秀は陛下に忠実なのに誰にも理解されないと苦悩を伝えます。
河北は陛下が送った使者を殺していて平定は難しいから洛陽にいた方が安全だと励まされるが何の功も立てられないと呟きそれとなく耳に入れます。
趙姫は乱れていた洛陽の治安を改善し漢制を復活させたのだから河北の宣撫役には劉秀が適任ではないかと劉玄に勧めたあと、「でも二人は羨ましいほどとても仲が良いので引き裂いたらかわいそうだ」と言います。
劉玄は劉秀を派遣しようと決めるが漢の兵は与えず、河北で勢力を結集し自立するのを防ぐために家族を人質に取り馮異を内偵として同行させることにしました。
劉秀は危険な場所に妻を連れて行けないと思い実家に送り届けようとするが生死を共にすると誓い合ったはずだと麗華は拒みます。
その頃、劉秀が河北で勢力を増したらどうするのかと反対する李軼は「劉縯の殺害は陰麗華と劉玄の画策なんだ、韓姫のところにいたのは事前に策を知っていたからだ」と涙を流す演技を見せ伯姫を唆します。
劉秀は伯姫が麗華に酷い事を言い放ったので頬を叩き叔父上のもとに行けと言い放つと「李軼と韓姫が証人、間違いなく麗華の仕業だ」と言われます。二人を信用するなと告げ馬車に強引に乗せるが彼女は途中抜け出します。
そして李軼の屋敷に行くが「劉秀を暗殺しろ」という話し声が耳に届きます。侵入したのがバレてしまい強引に体を奪われそうになるが李通に助けられます。
第24話・好漢との再会
劉秀は河北で命を落とすかも知れないので「私のことが許せないのは分かる、伯姫が李通に嫁ぐから無事に嫁げるよう手を貸して欲しい」と朱祐にお願いします。
劉秀は陛下に挨拶し出立しようとすると「麗華は趙姫のもとに呼び寄せた。朕が面倒見るから安心せよ」と言われ実家に帰ったとおもっていたので内心動揺します。
麗華は丁柔も趙姫に呼び出されていたので劉玄の仕業だと気付くが「実家に帰るから侍女に扮してついてきて、城外に陰興がいる」と言われ感謝します。
劉秀の軍に加わった麗華は邯鄲に到着すると太守の屋敷でもてなしを受けます。道中、貧しい民を見てきたが太守たちがやたら豪華な食事を摂っているので豪華すぎると責めます。
すると妻子を山賊に捕らわれた耿純が助けを求めてやってきます。
劉秀たちは耿純の妻子を助けるために山賊討伐を計画して兵を招集します。山賊を誘き出す作戦が成功すると招集した呉漢という風格のある武人が兄弟分だから許してくれと言い浚った者を全員釈放させました。
劉秀はどこかで見覚えがある男だと思っていたが漁陽の太守・彭寵に仕えている武将だと思い出し夜中に出て行こうとした彼らに声をかけるが侵攻を受けたから漁陽に戻るのだと知り見逃します。
第25話・大英雄から逆賊へ
劉秀は呉漢たちを見逃すと馬も兵も失ってしまった事で人が良すぎると非難を浴びます。
内乱と外敵は別の話だから国難を救おうとする呉漢を止めることはできなかったと弁明するが権力も金もないので民心を得るのは困難な状況でした。
麗華は琥珀と丁柔の面倒、そして馮異の家族が宮中にいるか確かめて欲しいと実家に文を送ります。
その頃、李軼は劉秀が赤眉軍と手を組んだら洛陽は挟み撃ちにされる、阻止するためにも手を打つべきと劉玄を唆し馮異の父親の髪の毛と丁柔の指を切り落とし馮異に送り付けます。
家族を人質にして脅してくるやり方に激怒する馮異は河北を拠点とし大業を成す時だと伝えるが、劉秀はいま反逆すれば情勢は更に混乱し民の苦しみも増してしまうと言います。
趙王の子、劉林が王位回復を狙って訪ねてくるが赤眉軍撃滅のため黄河の堤防を切る言われ「黄河下流の民はどうするのか」と劉秀は怒ります。
「劉林は狭量で執念深い男だからこのままでは済まない」と馮異が警戒したとおり、劉林は成帝の子・劉子輿に成り済ました王郎と手を組み檄文で劉秀捕殺を呼びかけました。