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映画「女神よ、銃を撃て」ネタバレ結末/強請り相手の親子と不思議な絆が芽生える

 

作品情報・キャスト

チンピラ仲間のロドルフ、ベン、カリムは麻薬の密売に手を染めていたがカリムが組織のボスから麻薬を盗んでいたことが発覚し返済するよう脅迫される。

困ったロドルフは自分の客で肉体関係もある脚の不自由な女性ジュリアに金を無心するが断られてしまう。後日、再び姿を現したロドルフと口論になったジュリアは鈍器で彼を殴殺し会社を経営する母ルイーズに遺体の始末を手伝ってもらうが……

監督=ティエリー・クリファ◆ルイーズ(カトリーヌ・ドヌーヴ)ジュリア(ダイアン・クルーガー)ベン・トーレス(ネクフ)ロドルフ(ニコラ・デュヴォシェル)カリム(セバスチャン・フーバニー)ダニエル(オリヴィエ・ルストー)
 

 

ネタバレ あらすじ

女神よ、銃を撃て

 

借金

ドラック密売人のロドルフ、ベン、カリムの3人は子供の時からのヤンチャ仲間。

これから真面目にやるから足を洗いたいとお願いしダニエル率いる組織からぬけるがカリムとベンがドラックを横取りしていた事がバレてしまいます。

手の甲を刺されたベンは損害額を払うからとお願いして解放してもらいます。

何も知らなかったロドルフだが友人の尻拭いのために薬物依存で肉体関係でもあるジュリアに金を貸すよう要求します。

事故で背中から足にかけて火傷の跡があり足を引きずっているジュリアはドラックのための肉体関係だと思っていたが彼の切羽詰まってる様子をみて何とかすると言いました。とは言っても大した金を用意はできません。

 

夫を亡くしているジュリアの母親ルイーズは「娘に会うな」と迫るがロドルフから手切れ金3万ユーロを要求され無視します。

金がまったく集まらないためベンが可愛がる犬を闘犬として差し出し多少の金をゲットするが犬は死んでしまいベンは悲しみます。

短気なロドルフはベンを慰めるが何も犠牲にしないカリムには怒ります。

 

隠蔽

ロドルフから連絡がなくヤクが手に入らないジュリアはアジトまでやってきます。

300ユーロを受け取ったロドルフは「これだけか」と言って受け取りベンから車を借りて彼女を乗せます。

車の中で体を重ねたあと彼女を送ろうとしたロドルフだがタイヤがパンクしてしまい足が不自由なジュリアに歩いて帰れと言いました。

タイヤを取り替えようとしたロドルフだがトランクを開けると予備のタイヤがありませんでした。

ジュリアは笑うとロドルフに激怒され争っているうちにおもわず鈍器で殴ってしまいます。

頭から出血するロドルフは死んでしまいジュリアは足を引きづりながらなんとか帰宅し母親ルイーズに打ち明けました。

 

ルイーズはジュリアを連れて現場に向かうとロドルフの死体を発見します。

娘を助けるためルイーズは死体を海に流し車にはガソリンを巻いて燃やしました。

警察がきてもちゃんと誤魔化して対処できるようにルイーズは受け答えの練習を徹底してジュリアにさせました。

海岸で遺体が発見されるとニュースではギャングの抗争だと流れ、ベンとカリムはダニエルの仕業だと思います。

しかし、ダニエルの仕業ではないと分かったベンはロドルフの携帯の追跡データーを確認しジュリアと一緒にいた目撃情報もあるため彼女の仕業だと気づきます。

 

強請り

ロドルフの葬儀で妻子が悲しむ様子を見てベンは涙を流します。

「娘を刑務所送りにしたくなければ3万ユーロ出せ」とベンから強いられたルイーズは彼が帰ったあと気分悪くなり吐いてしまいます。

そんな母親を見てジュリアは自分のせいだと落ち込みます。

ルイーズは仕事場の受付にベンがいるのを上から見下ろしていると部下が「解雇されたベンがいるわね」と言いました。

ルイーズはそこで初めて元契約社員だった事を知ります。ベンは半年契約を3回したのは違反だと脅迫し3万ユーロを渡す約束を破ったから3万5千寄越せと言いました。

 

ルイーズは1万5千ユーロだけ用意してベンに渡します。

ベンは「まだ半分しかない」と激怒するが鼻血を出しルイーズが差し出したティッシュを「ありがとよ」と受け取ります。

ベンは「残りを用意しとけ」とバイクで走り去りダニエルに渡します。しかしダニエルはまとまった金をどうやって手に入れたかに興味を持ちます。

カリムにどうやって手に入れたんだと聞かれるがベンは何も話しませんでした。

母親と二人暮らしのベンは「子供に会いに行ったら?」と聞かれるが「父親が文無しでは哀れだ、しっかり稼いでから会いに行く」と言いました。

 

不思議な絆

ジュリアは夜になるとロドルフから激しく抱かれていた事を思い出し自分が恥ずかしいと落ち込みます。

ルイーズはベンの住所を調べ7千ユーロを渡しに行くが気分が悪くなってしまいます。

「大丈夫か?」ベンは彼女を空気がいいからと屋上に連れて行きます。

見降ろせるいたるところのアパートの壁には落書き(ベンのサイン)があり、ベンは俺の建物だと思えるし街を支配した気分になるからだと言いました。

後日、3千ユーロを渡したルイーズはベンの財布を見つけ届けに行くが中身を確認してベンには子供がいるのだと知ります。

 

ベンはロドルフの母親から女性が家を訪ねてきていると連絡をもらい行くとジュリアでした。

「感傷か?ロドルフが嫌いで殺したんだろ、二度と近付くな」とベンは怒り彼女を送っていきます。

ルイーズから「送ってくれてありがとう」と言われベンは黙って帰ります。ルイーズは「克服できそうもない」と精神的に病むジュリアを抱きしめます。

 

ルイーズはベンと待ち合わせするがその日には金を用意する事が出来ませんでした。

その事を伝え帰ろうとするとベンがダニエル達に羽交い締めにされ車に乗せられるのを目撃します。

車で横付けし「大丈夫?」と声を掛けるが「何でもない、消えろ」と言われ走らせます。

ベンは「どうやって金を作る気だ」と脅されていたがルイーズとジュリアとは不思議と家族に近い絆が芽生えておりチクる事はしませんでした。

 

結末

ジュリアは薬物依存によりベッドの上で苦しんでいました。

訪ねてきたベンにすべて覚えているけどロドルフの声が思い出せないと言いました。

ベンは携帯で動画を見せてあげるが親友を失くした辛さが込み上げ携帯を取り上げます。

そんなベンにジュリアは「本当に好きだった。片想いで十分だった」と伝えました。

ルイーズは昨日見かけた男達に金を渡すのか聞くとベンは「借金があって…あんたしか頼れない。悪いな」と言いました。

 

ベンは残りの金をダニエルに渡すが「金を払ってくれる奴は誰だ」と聞かれます。

カリムがダニエルの手下に押さえられ熱湯をかけられるのを見たベンは銃をダニエルに突きつけカリムを解放させます。

ダニエル達が持つ銃をすべて奪う際に1人撃ってしまったベンは逃走しルイーズの家に逃げ込みます。

ルイーズは受け入れるがベンはダニエル達がすくそばまでやってきているのを目にします。

ダニエルは迷惑かかると思い出て行こうとするがルイーズは止めライフルを用意します。

訪ねてきたダニエルにライフルを構えるルイーズは「ベンなど知らない。警察を呼んだ、早く帰れ」と怒鳴るとダニエル達は引き下がりました。

 

ベンは自宅に帰り母親に別れを告げたあと「これを警察に渡して」と手紙を渡します。

ルイーズに街を出ることを電話で伝えるがカリムの裏切りに遭いダニエル達に捕まってしまいます。

ベンを心配するルイーズは警察に捜してほしいと連絡するがベンは殺されていました。

ベンが母親を通して警察に渡したのは自分がロドルフを殺害した内容の手紙でした。

その事を知ったルイーズとジュリアは重い十字架を背負って生きていくのです。

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