作品情報とキャストの紹介
ドルフ・ラングレンを主演に「レイジング・コップス」などでもタッグを組んだジョルジョ・セラフィー二監督が映画化したB級アクション。
旅行中に妻子を誘拐されて殺害されたアイデンは帰国して10年間悲しみに暮れて生活していました。ある日、犯人の情報を掴んだと報告を受けイタリアに向かうと捜査担当者は既に亡き者となっていた。新たな誘拐事件に出くわしたアイデンは復讐を果たすためなんとしてでも復讐を果たそうとする。
ネタバレとあらすじ「追跡者の掟」
北欧1968年、
10歳の時に初めて父親と一緒に狩りに出かけたアイデンは1度銃を使えば大人の仲間入り、子ども時代はこれで終わるのだと感じました。
父親は狩人と追跡者の足跡の違いを説明してくれました。狩人は獲物を捕え追跡者はそれを理解し、追跡者は歴史を守り狩人はそれを破壊する。
両者が1つになる瞬間、「これが男というものだ」という父親の声を耳にしながら狙いを定め引き金を引きました。
2008年イタリアのターラント
アイデンは愛する妻と娘を連れて旅行に来ていました。地元のパーティーに参加していたが娘の姿が見えない事に気付いた妻が何かを目にして追いかけ、その様子に気付いたアイデンは妻の後を追いました。
妻子を目の前で誘拐されてしまったアイデンは二日後に身代金を要求され指定された場所に向かうがアジトで監禁していた男が脱走して銃を乱射したことでその場が流れてしまいます。
妻は娘を守るために自力で拘束を解いたが黙らせようと口を押さえられそのまま亡くなってしまいます。数時間後、妻と娘の遺体が見付かったと知らされ言葉を失います。
10年後、
悲しみに暮れていたアイデンはラテルツァ刑事から家族の件で話があると連絡をもらいLAからイタリアに飛びます。
ターラントのホテルに宿泊し、約束していたカフェに行くがいくら待ってもやってきません。
その頃、トリノからターラントに異動となったグラツィアー二警視は妊婦の妻と一緒に引っ越してきたが何故か署では歓迎される事はなく書類の山積みのデスクに案内され毒尽きます。
アイデンはホテルに帰ると荒らされていて「ここでは歓迎を受けない」のメモを発見します。ずっとバイクに尾行されていると疑っていたがここまで追ってきていたので確信に変わり追いかけます。
少年が銃を落として逃げていったのでアイデンは署を訪ねると英語が話せるグラツィアー二が通訳として応対します。
「ラテルツァ刑事は頭がおかしくなって陰謀説を唱え始め自ら命を絶った。事件は解決不可能だ。違法な銃にあなたの指紋が残ってるから早く帰国した方がいい」と署長の言葉をグラツィアー二は通訳します。
少年は驚いて逃げていったが何故銃を向けたのか、事件の捜査担当だったジョルダーノ警部の姿がなぜないのか、アイデンは何かおかしいと引っかかります。またアイデンがその場を離れた後に事件のことを知ったグラツィアー二は「あんな冷たい言い方して返すなんて気の毒だ」と言います。
情報
アイデンに姿を見られた少年はアジトで射殺されました。アイデンは危険を察知して寝ないでいると予想が的中しライフルを持った男が侵入してきました。
始末したあと男の服に着替えて脱出し遠く離れた場所から狙撃して奴等を仕留めました。通報を受けたグラツィアー二は現場に向かうと署長とジョルダーノ警部がいました。
警察と犯罪組織の癒着を疑うアイデンは警官が出てきたビルに行くと立ち入り禁止の部屋を発見します。中に侵入するとベッドが真っ赤に染まっていたが警官に気付かれそうになり急いで出ると上の階に住むイギリスから移住していたレイに助けられます。
そこはラテルツァ刑事の部屋だったらしく彼がアイデンに連絡をとっていた事、そして事件のことをレイは知っていたのです。
ラテルツァ刑事はアイデンに連絡をした夜に自ら命を絶ったのではなく首を斬られ始末されたのです。詳細を聞いていなかったレイは「今思えば私の命を守るためにした事だと分かる。君も気をつけろ」と言いました。
忠告を受けたアイデンは家族を始末した連中の事を知りたいと告げると「復讐か」と聞かれます。
「恐らく正義からだ」と答えるとラテルツァ刑事が集めていた情報の資料を見せられます。ジョルダーノ警部とルーポの写真を目にしたアイデンはジョルダーノに銃を突きつけ山奥へと連れて行きます。
そして手錠を自分でかけさせ銃で脅すとルーポは麻薬売買や密輸を牛耳っていてイタリアの半分を支配していると知らされます。
サン・ガッロにいると情報を得たアイデンはジョルダーノをそのまま置き去りにして車を走らせます。
その頃、グラツィアー二はポケットに銃弾が入っていたりして「何かの警告」だと気付き妻がいるので関わらないようにしていました。しかし独自に調査しラテルツァは消されたと気付き聞き込みを開始するとレイから情報を得ます。
ルーポはジョルダーノ警部の娘ハンナを拉致します。ジョルダーノの治療に付き添っていた署長は脅迫のメールを受け「娘が拉致されたぞ、計画がバレた」とジョルダーノを起こし二人でサン・ガッロに向かいます。
その頃、銃を持ってアジトに近付くアイデンのもとに「ルーポと警察が繋がっているのを知っている」とグラツィアー二がやってきます。
アイデンとグラツィアー二は襲撃をかけて始末し行き着いたモニター室で地下にルーポや署長、ジョルダーノがいる事を知ります。また別のモニターには人質にされている女性がいました。
結末と感想
最後はゴタゴタしているし画面が暗くて誰がやられているのか分からない。
簡単に纏めると犯罪組織ルーポと警察は癒着していたがこのままでは危険だと思い取引するアルバニア人と手を組んでジョルダーノと署長はルーポを消そうとした、だけどバレてしまい娘を拉致されたとゆうことでいいのかな。
アルバニア人は密輸に関わっているので「正義のために悪を倒す」のではなく「俺たちで組織を乗っ取ろう」と企てた可能性の方が高いですね。
ちょっと説明が足らないから分からない。最後はジョルダーノは負傷したが命は助かり、アイデンとグラツィアー二が二手に分かれて攻め込み組織を一掃してハンナを救った。署長は消えたと思われる。暗くて分からなかった(笑)
ところでなんで妻子は拉致されたんですかね。