作品情報とキャストの紹介
真鍋昌平さんの人気コミックを山田孝之主演で山口雅俊監督が映画化した第三弾。
誰でも稼げるノウハウを得るためには教材を買わねばならず派遣社員の真司は一発逆転を狙うため10日5割の闇金業者を訪ねる。
そして妻がいながら不倫相手だけでなくキャバ嬢にはまる加茂も訪ねてくるが・・・。
ネタバレあらすじ/闇金ウシジマくん Part3
10日5割の金利で貸し付けを行う闇金カウカウファイナンス。
社長ウシジマを中心に幼馴染の柄崎、ホスト上がりの高田、そして幼馴染の情報屋・戌亥と結束は高い。
派遣労働者の沢村真司は人生を投げやりになっており月に12万稼ぐのが精一杯。街でモデル(麻生りな)を見掛けるが、あんな綺麗な女とは一生縁がないだろうと思います。
闇金の借金を踏み倒していた派遣労働者がウシジマ達に連れて行かれ足りない5千円すら貸せなかった真司は「金に困ったら相談のるぞ」と言われます。
秒速で稼ぐネット業界のカリスマ天生翔の広告を見た真司は「嘘くせぇ」と思いながら無料だと言うので講習に参加します。
ネット業界は経費はゼロで在庫もリスクもなく儲けは100%利益となると話すが天生は馬鹿でも本当に儲ける方法を得るためには1ヶ月100万かかると言います。
講習には借金を抱えた者が詐欺だと乱入してくるが100万を取るか数ヶ月後1億取るか選びなさいと天生は言いました。
稼げるようになるまで私がとことん付き合うと話すと天生塾に参加した者は「月収100万円、天生塾なら必ず夢は叶う」と復唱します。
100万は高いと思う真司は塾生である清栄真実から成功したいなら先にリスクを取らなければ金は掴めないと言われます。
一流企業に勤務する加茂守は不倫している現場を同僚の曾我部に見られてから脅迫され続けています。
加茂は金が足りなくなりカウカウファイナンスから金を借りるが、それでも不倫相手だけでは物足りずキャバ嬢の花蓮を口説くため店に通い続けるようになります。
家の周囲を悪戯され追加融資を願い出て防犯カメラを設置しました。また人事考課表を改竄し会社から追い出そうと計画します。
セミナーに参加しようと決意した真司は親から100万を借りようとするが5万円が足らずカウカウファイナンスから借ります。
真司は塾で習った通りあらゆるSNSに登録して目立つように努力するが、稼ぐためのすべてのノウハウを知るには200万する”天生スーパーメソット”を購入するよう言われます。
購入した塾生(しんこch)のブログを覗くと1週間で20万稼いだ事を知り天生スーパーメソットの凄さを知ります。
天生の一番弟子である清栄が会社を立ち上げる事になり、30万する”清栄スーパーメソット”を一番多く売ったものをパートナーに選ぶ話があり選ばれれば天生じきじきの弟子になる事になります。
真司はパーティーに参加すると天生ガールズの中に街で見掛けたモデルの麻生りなを見付け声を掛けます。命懸けで頑張ると話した真司はライン交換を申し出ると屋上の端を歩けたらと言われます。言葉だけの男は信用しないと言われた真司はカウカウファイナンスを訪ね200万の追加融資を願い出ます。
ウシジマから「おまえに貸せる上限は20万だ」と言われ限度額を借り、父親の通帳から抜き取り200万の天生スーパーメソットを購入しました。
プロのカメラマンに撮影してもらいプロのデザイナーにサイトを作ってもらうとアクセス数は桁違いに増えるが清栄スーパーメソットは売れませんでした。
自分で起業家となり真司から清栄スーパーメソットを買った者に最初の1ヶ月だけ利息なしで金を貸して欲しいとカウカウファイナンスにお願いします。
真司は生命保険に加入し客が借金を返せなかったら命で返すと言いました。
真司がやっている事は単なる”ネズミ講”でありマルチ商法の手口だがそれに気付かず31本の売り上げを達成しトップに立ちました。
真司は命懸けでやれば稼げるのだと気付かせてくれた麻生に感謝を述べラインをゲットしました。
一方、真司に負けた塾生(しんこch)は母親に暴力を振るい父親の生命保険900万で清栄スーパーメソットを購入していました。ウシジマに5万円の借金をして利息の返済が漂っていました。取り立てに出向いたウシジマは息子の暴力が強くて止められなかったと嘆く母親を見て戻ってくる450万を寄越すなら2ヶ月待つと言います。
ウシジマが「今日払えば30万で済むが、2ヶ月後なら450万だ」と伝えると母親は親戚を回って今日中に30万払うと言いました。
ウシジマの幼馴染の情報屋・戌亥は「成功する者は一握りで、ほとんど借金を抱えパンクする。真司もヤバイね」と言います。
その頃、清栄の会社に呼ばれた真司だが1ヶ月50万の賃料を払わなければならない事を知ります。
パートナーになれば給料を貰えると勘違いしていた真司は父親が倒れた報せを受けます。
通帳から引き出した金を返さないと警察に連絡すると言われた真司は勝手にしろと口にし父親の病院代を奪い去ります。
柄崎は天生の駐車代金を払い、間違っておたくの料金精算したから金を払うよう天生に声をかけます。
天生は仕方なく1万円を払うが柄崎は細かいの持ってないから釣りは渡せないと言います。天生は2千円を出すがウシジマは「後100円足りない」と言いました。
その時、買物を命じられていた真司がお釣りを持ってきました。小銭はストレスになると言い天生は小銭をばらまき「君達にあげるよ」と言います。
ウシジマは、「その金は俺たちが拾ったものだ。早く100円払え、払えないなら貸しだ」と言うと天生は「勝手にしろ」と言いました。
真司は自分でブランディングすれば稼げるのだと気付き沢村塾を立ち上げ成功します。
しかしウシジマから金を借り清栄スーパーメソットを買った者は最初の1ヶ月を過ぎ利息が発生していました。
高田は真司を訪ね忠告します。
「おまえの利息が100万円を超えたから返済はうちを最優先にした方がいい。社長を怒らせると怖いぞ」
真司から買った者たちは真似しどんどん売りまくっていたが脅したりしていたため警察に捕まります。
真司は麻生りなと良い関係になるが天生から彼女を抱かせろと言われます。
ちょうどその頃、結局真司だけ成功していると気付いた顧客たちから襲われ3千万を要求されます。
真司は麻生りなではなく顧客である16歳の女を天生に差し出し淫行条例に違反していると脅して3千万を要求します。
財産の取り押さえを受け実は金はないと天生は言いました。
真司は清栄に電話し天生の優良顧客を3千万で買って欲しいと持ち掛け天生生誕生パーティーで引退宣言させるが清栄はこれでは1千万しか出せないと言います。
何もかも嫌になった真司は足を洗う事に決め麻生りなに別れを告げたあと足りない分の2千万は貯金とフェラーリで払いました。
3千万を手にし喜んでいたが取り立てに出向いたウシジマはフェラーリと金で返済させました。
結末/闇金ウシジマくん Part3
家の周辺の嫌がらせが止まらず怒った加茂は人事考課表を改竄したからってやりすぎだろと言い放つが今まで脅し取られていたと思っていた金が戻ってきます。
改竄の件は誤魔化した加茂だが嫌がらせの相手が誰か分かりませんでした。
嫌がらせは以前に5万を借りた大沼金融の者でありキャバ嬢の花蓮とグルでした。
加茂は何も気付かず花蓮に貢ぎ身体の関係になった時には写真を撮られて脅され、その都度カウカウファイナンスに借金していたが運良く金が戻ってきたので返済しました。
しかし大沼金融の債務者の権利を買い取った犀原から脅され400万請求された加茂は再び金を貸して欲しいと願い出るとウシジマに何があった?と聞かれ正直にすべてを話しました。
加茂は言われた通り金を自販機の下に入れ去ります。取りに来た者は大沼金融のチンピラでありウシジマは金を回収しペンで顔を刺しました。
天生は2億円を隠し持っていました。ウシジマは駐車場で100円貸したものだと名乗り、元本と利息と延滞料500円と損害金だと言いすべてを回収しました。
戌亥が天生を調査しておりシンガポールに高飛びして金をカジノでチップに変えギャンブルで使うように見せ掛けて隠そうとしていた事を突き止めていたのです。
真司は帰宅する時に沢村塾の塾生から100万円返して欲しいとお願いされます。
ウシジマから返済に追われ、金がないと親子で心中するしかないと言われた真司は父親の病院代を渡しました。真司の母親は謝罪すると真司も迷惑かけましたと頭を下げます。
ウシジマは自分の命を賭けて勝負したんだから何もしないよりマシじゃないかと真司に告げました。
真司は真面目に農業体験ビジネスをはじめ親子の関係も元どおりになります。
加茂は曾我部の人事考課表を自分のパソコンから改竄し、キックバックをした事もバレて追い出し部屋に飛ばされ妻とは離婚し花蓮からも逃げられました。
カウカウファイナンスで嘆き語り出した加茂に「話なげーよ」とウシジマは言いました。