作品情報/キャスト
「瓔珞」や「尚食」のウー・ジンイエン主演、始皇帝の母・趙姫の波瀾の人生
趙の都・邯鄲で名家で育った李皓鑭は実母を殺され家を追われると大胆な野望を持つ呂不韋に救われる。互いに惹かれていく二人は王室への足がかりを得て趙で人質として暮らす秦の国王の孫・嬴異人と出会い祖国に帰して王座に就けようと動く。嬴異人の一途な思いに心揺さぶられ嫁ぐが秦が趙を攻めると嬴異人と呂不韋は秦に脱出し李皓鑭は息子・嬴政と隠れ家生活を強いられる。やがて秦に迎えられると三角関係が再燃し・・・
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全62話で紹介
ネタバレ感想/コウラン伝
51話・王の思惑
白仲と共に前線の運営に来ていた呂不韋は蝗害が発生していて飢饉の恐れがあるため出立するから戦は任せると告げます。
華陽太后に呼ばれた白霊児だが今まで交流がなかったので退屈しのぎの相手なら他にいるはずと告げます。すると父・白起は地方への道中で亡くなったと思っていたが咸陽を離れる時に先々代の王から死を賜ったのだと聞かされ、陥れたのは呂不韋だと知らされます。
咸陽へ戻ってきた呂不韋は父を殺したのかと白霊児に訴えらえ、邯鄲出陣を拒み嬴子楚を救うためだがこの事を教えた者は白家と私の間に亀裂を入れるのが目的だと訴えます。
華陽太后が妻に吹き込んだと知る呂不韋は彼女が証人となる医師を白仲に知らせるために向かわせたと知り口封じします。
飲まず食わずの妻を心配し説得できないなら無用だと侍女を罰するフリをして食事を摂らせ、だれにでも立場はあるし当時は我らに面識もなかったんだと訴えます。
軍営に強引に連れてこられた殷小春は過労で倒れてしまい、うわごとで趙逸の名を口にします。
嬴子楚は呂不韋は蝗害が起こり民を心配して咸陽に戻ったのに人心を銭で買ったと上奏してきた者に罰を与えます。呂不韋を高く評価し文信侯に封じ洛陽の10万戸に100名の使用人を与えるが、それは王は寛大で懐の深い君主だと民に知らしめるためでした。
白仲は殷小春が趙逸の名を口にした事で彼女の名前を使って逸を呼び出しわなを仕掛けます。
52話・空気を入れる者
戦勝した白仲は帰還するが出迎えようとした妹・白霊児が馬に跳ね飛ばされてしまいます。殷小春がすぐに治療するなか、父上の死因を突き止められるのを阻止するために命を狙っただろうと白仲に訴えられる呂不韋は「殺すのならいくらでも機会はあった、評判ほど賢くないようだな」と鼻で笑います。
白仲は華陽太后を訪ねると雅も一緒にいたので「訪ねて来るよう仕向けたはず、おふた方の計画はなんだ」と聞きます。
嬴子楚が嬴政を厳しく育て、白霊児を回復させた殷小春は姉妹のように仲良くなります。
3年後、白仲将軍との腕比べで落馬した嬴政は一本の矢でびびった馬を斬り殺します。李皓鑭は太子が怪我を負ったと報告を受け駆け付けるが嬴政が厳しく教育されている事で甘えてきたので仮病だと察します。
成蹻が風邪を引いているのに嬴子楚が来てくれないので羋絲蘿は琴を奏でて嬴子楚を引き付け情を訴えます。しかしまったく聞き入れてもらえず苛立って琴を投げ捨てるとここぞとばかり雅が接近します。
53話・すれ違い
嬴子楚は呂不韋の進言通り虐殺を禁じ投降する者には褒美を与えることにします。一家で投降すれば家を与え集落で従えば土地を、村や町で従えばそのまま村や町を残すと言い統一して天下の主となると宣言します。
嬴政の教育係を任される呂不韋は李皓鑭からのお菓子が運ばれてきたので講義が終わるのを待つ李皓鑭のもとへ向かいます。
呂不韋との接触を避けていた李皓鑭だが、羋絲蘿から王妃の好きな曲の楽譜を献上された嬴子楚が訪ねてきてしまいます。
嬴子楚は苛立って楽譜を投げつけ出て行くとふたりのあいびきを見て苛立っているのかと雅に声をかけられます。こんな計画を思い付くのは雅くらいしかいないので羋絲蘿に楽譜を与えたのもお前だったかと告げます。
しかし、2人の悪計だと分かってても嫉妬から冷たい態度を取ってしまい、戦火の中で嬴政を産み王妃として頑張って務めてきたのに信用されない李皓鑭は呂不韋を想っていると言えば満足なのかと激怒します。
南郡で疫病が発生し呂不韋は軍を率いる白仲と共に現地へ向かうことになるが・・・
54話・民を救いたいだけなのに
殷小春から疫病で苦しむ民のために治療しに行きたいと言われた李皓鑭は王が自ら赴くべきだと思います。
そして嬴子楚を訪ねるとそばには羋絲蘿がいて歌舞に楽しんでおり、咸陽の石に薬を持たせ護衛をつけ遣わしたと言われます。
秦の医師で治せるならここまで蔓延しないと訴えると呂不韋と白仲に全権を与え処理を託した聞く耳持ちません。
多くの命が犠牲になっているのに無視して歌舞に酔いしれてるのが王のする事かと呆れる李皓鑭は殷小春を連れて南郡に向かいます。
南郡では有益な治療法もないうえ呂不韋も疫病に感染してしまいます。記憶喪失のフリをしていた白霊児が殷小春の薬を届けにやってきたので感謝し、これが解決したらやり直そうと告げます。
しかし李皓鑭の簪を手にしていたために、今まで愛された事もないしやり直すとはどこからだと訴えられ薬を捨てられてしまいます。
軍を撤退させていた白仲を捜し出す殷小春は拘束されてしまい、やっとの想いで作り上げた薬も白霊児によってダメにされたと知ります。父親を殺されたのだと訴えられるが白起に殺された45万人の趙人はどうやって復讐するのかと訴え私情で多くの民が犠牲になるんだと事の重大さを気付かせます。
李皓鑭は疫病所に病人を移し井戸の水は煮沸して使い遺体はすぐに埋葬するよう指示します。親を亡くした子は隣人か親族が育て食糧は役所が配れと告げると王の許可が必要と言われるが自分が責任をとると告げます。
白霊児に拘束を解かれた殷小春は李皓鑭のもとに駆け付けると呂不韋も感染しており薬を飲ませて回復させます。王妃に何かあったら大変だと帰される李皓鑭は夏太后と嬴子楚から罪を認めろと責められるが民を救うために行っただけ、犯してもいない罪を認められないと訴えます。
王妃の証である令牌を持っていても民を救えないのならいらないと投げ落とします。