中国ドラマ「玉昭令」
陳情令の監督と半妖の司籐姫の原作者が壮大なスケールで放つ、チャン・イーシャン&グアンホンのW主演のファンタジック・ラブロマンス
あらすじ
神仙、幽族、人間、3つの種族が存在する世界。
明国の都・啓封府を震撼させる怪事件、人間の所業ではないように思われた全身が干からびた奇妙な死体が2つ発見され、劉家村でも同じような死体が発見される。
捜査に乗り出した捕吏長・展顔たちは被害者は百花楼の妓女・翠玉と何らかの関わりを持つ共通点に気付く。
百花楼へと急ぐと翠玉の正体に気付いた天上界からの使者・端木翠が彼女と対峙していた。
種族を越えた愛と友情、異世界をも巻き込んだ陰謀と戦いを描き、壮大なスケールで展開していく
キャスト
全52話で紹介します
ネタバレ感想/玉昭令
1話・天命を受けて
啓封府の捕吏長・展顔は、またもや奇怪な遺体が劉家村で発見されたと報告を受け向かいます。
現場に到着すると劉三が懐に何やら入れて出てくるのを見逃さず張瓏と趙武に逃がすなと告げます。そして現場検証をすると二つの事件と同じく全身が干からびており人間の所業とは思えませんでした。
被害者の夜回り馬氏、科挙に合格した范許、成金の劉二麻子の共通点は百花楼の妓女・翠玉に好意を寄せていた事でした。
細花流門主の端木翠は縄張りで人を殺してただで済むと思っているのかと翠玉に言い放ちます。
財を貪るな、色に溺れるな、命を奪うな、これが掟でありすべて破った奴は許さないと捕らえるが展顔が押し掛けてくると隙を付かれ人質を取られ翠玉に逃げられてしまいます。
劉家村に自分のピアスが落ちていた事で劉二麻子の殺しに関与しているなと疑われ啓封府への同行を促されます。
しかし桃の花で劉家村まで自分を導き翠玉の人殺しも知らせてくれた幽族の女子・紅鸞が人質に取られているので救出しに行きます。殺人事件は幽族が起こしていたと知ると啓封で起きた事件は私が捜査すると展顔がやってきたので「捕吏のせいで帰りが遅くなると温孤に伝えて」と折り鶴に言付けします。
端木翠は翠玉に札を貼っていたので地図を頼りに張府に押し掛けると展顔もやってきます。愛を誓い合っていたようだが端木翠の攻撃を受け翠玉が本来の姿を現すと妖怪だと張氏は脅えます。
うわべの美貌に惑わされ真心が見えないのかと怒り、そして悲しむ翠玉は黄泉路に道連れにしました。
端木翠は悪の退治は細花流の信条だから御礼は必要ないと告げると善悪は法に基づいて判断すべきだと展顔に言われます。人間界の法で幽族を裁けるなら人間界に降りてこないと言い放つが啓封府に来いというので従ってやります。
展顔の義父で啓封府尹の江文卿と対面すると主簿の上官策はどこからこんな美女を連れて来たんだと驚きます。端木翠は籐の妖怪で人の魂を吸う魑女などの幽族は本来九族にいるが100年前から九獄の結界が緩んで逃げ出していたのだと言います。
天命を受けて幽族を捕まえに来たから人間界にお告げがあったはずと訴えると蓬莱のお告げについて朝議で上奏されていたと江文卿は言います。
2話・人間界に留まる神仙
細花流の門主・端木翠は証言を終え啓封府を後にしようとすると数々の訴えを起こされていた事で取り調べを受けることになります。
仕方なく付き合ってやるが展顔にピアスを見せられ何でこいつが持っているんだと驚きます。劉家村に落ちていた事で殺しと失踪事件の関与を疑われたが幽族を捕まえに行っただけで誘拐も幽族の仕業だと訴えます。
ひとまず拘束してはどうかという展顔の意見が通り端木翠は啓封府に留まることになるが展顔は捜査に協力する以上我らの賓客になるので丁重にもてなせと江文卿に命じられます。
温孤は端木翠がいる啓封府を訪ね捜査協力について話し合おうとしたが展顔に拒否されたので魑女の法力は幽族の中でも凡庸、強大な幽族が現れたら太刀打ちできるのかと訴えます。
江文卿の顔を見て驚き千年前に先祖に会っている事を伝え、かような縁がある以上支えるので安心してくださいと告げます。
そのころ、九獄の長老は使者だった魑女が張氏のために死んだと報告を受け何としても蓬莱図の断片を捜し出せと命じます。かつて江易は蓬莱図を用いて神仙の冊封を行い己の神位を義理の娘・端木翠に譲りました。江易の子孫は他の者に探させるから端木翠を牽制するだけで良いと告げます。
劉の長女が昏睡状態で発見され展顔は街ですれ違ったことを思い出します。ちょっかいを出しに行く端木翠は幽族の匂いを感じ取り温孤が診ると元神を失っていると診断します。
啓封府は治安を守り細花流は幽族を捕まえる掟があるのでどっちが先に事件を解決できるか楽しみだと端木翠は言います。
紅鸞は細花流の端木草廬に入ろうとすると門主の許しがなかったために橋の前で吹き飛ばされてしまいます。端木翠と温孤は端木草廬に帰ろうとすると紅鸞から九獄は酷い場所で帰りたくないから置いてほしいとお願いされます。
悪さをしない幽族を捕まえることはしないが引き取った事はないため傷薬を与えてやることしかできません。
展昭は天下楼の桃花の頬紅が鍵だと思い購入者名簿を見せてもらいに行きます。端木翠は折り鶴に合図され盲目の夢蝶に目を向けると何をしているんだと展顔に声をかけられます。
夢蝶は劉の長女と最後に一緒にいた人だと知るが展顔から幽族の匂いがするので折り鶴に案内を頼むと天下楼の頬紅を購入したことを知ります。
3話・鏡の精
義母・江夫人の様子がおかしいと報告を受け展顔が急いで向かうと、おっとりとした雰囲気とは打って変わり別人のようでした。
何かお探しですがと普通に話しかけると気にするなと言われたのでゆっくり引きさがり駆け付けてきた上官策を止め、態度や口調が普段と違うし別人だと告げます。
そのころ、端木翠は助けを求めてきた紅鸞を放っとくことが出来ずご飯が作れるというので招きます。折り鶴がやってきて幽族が啓封府にいることを知らされると展顔が訪ねてきたので端木橋を渡って来いと告げます。
無事にわたってきたので端木草廬に招くと素直に助けを求めてきたので「人族はあなた、幽族は私の管轄、助けを求める神仙は私だけ、3つ目の条件は気が向いた時に言う」と条件を出します。
展顔が条件を受け入れたので端木翠はすぐに啓封府に向かい攻撃を仕掛けると江夫人から鏡の精が飛び出て行きます。
鏡の精は映した者の元神を奪い体を支配し用済みになると捨てられて生ける屍となってしまいます。天香楼に向かうと端木翠は隠れ家を発見すると展顔は彼女が急に姿を消したので剣を握ります。
すると背後に急に現れたので安堵するが衣の前合わせが逆、乾坤袋も逆だったので偽物だと気付きます。
傍観していた端木翠は鏡の精を封印しようとしたが鏡を割ってしまい逃がしてしまいます。
犠牲者の体を守るために温孤が法術を使って一時的に守るが元神を取り戻さないと死んでしまいます。そこで鏡の精が逃げ込んだ迷夢に端木翠と展顔が入ることになり温孤は法陣を固め外は任せろと言います。
展顔が亡くなった両親のもとに足を進めたので端木翠は心を奪われたら二度と戻って来れないと止めます。
4話・焦り過ぎた夢
迷夢に入った展顔は端木翠の結界にはじき飛ばされた子供を救うが車椅子生活には戻りたくないと刺されてしまいます。
現実世界では温孤が展顔の体が負傷しているのに気付いて治療し心拍を安定させます。上官策は迷夢の中で追った傷が肉体にも現れると知り自分も行かせてくれと頼むが文人であるため足手まといになると止められます。
迷夢では端木翠が展顔を開封府に連れて行き法術で傷の手当てをします。
端木翠と展顔は人間の元神を奪った本当の目的はなんだと訴えると幽族の使者と取引しただけ、邪魔するなと言われます。
鏡の精に逃げられてしまい、あんなの敵ではないが江夫人の簪を奪い何をするのか心配します。夢蝶を見かけ尾行すると一緒にいる男が幽族の使者に渡せば永遠に一緒にいられると話していました。
迷夢を作ったのは夢蝶のためかと気付き押し入ると蓬莱図の断片を渡せば人になれるのだと言われます。簪は何の関係があるのだと訴えると簪は図ではないが蓬莱図も図とは限らないと言われます。
迷夢が壊されそうになったので端木翠は折り鶴を使って現実世界の温孤に夢蝶を連れてきてとお願いします。千年前に紅鸞に邪魔されて端木翠を死なせてしまったので温孤は結界で彼女を閉じ込め夢蝶を捜しに行き協力を求めます。
迷夢に入ってきた夢蝶と「あと一年で修練を終える」と温孤からの書き付けを目にした端木翠は後一年で人間に慣れたのに決して償えない罪を犯したなと言い放ちます。
幽族の使者に利用され人になる夢も壊されたのだと訴えると、どれだけの人に助けられてもあなたの存在は分かっていたし自分が待っていたのが悪かったのだと夢蝶は涙します。
端木翠と展顔は二人がしっかり別れられるように力を貸してあげます。夢蝶が現実世界に戻されると修練を使って夢蝶に光を取り戻したいと簪を託された端木翠は承諾します。
全52話あらすじ一覧
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5話~16話
17話~28話
29話~40話
41話~52話(最終話)