大ヒット韓国歴史ドラマ「トンイ」
三大悪女の1人である張禧嬪の陰に隠れてしまっているがモデルとなった淑嬪崔氏は雑用係の下女から19代王・粛宗の側室まで上り詰めた唯一の女性。そして最も長く王位に就いた21代王・英祖の母親。
ネタバレあらすじ/39話~48話
仁顯王妃の復権
王妃の座を取り戻した仁顯王妃は無実を証明してくれたトンイに観察府を任せチョン尚宮は最高尚宮、チョンイム女官を正五品の尚宮に昇格しました。
また懐妊したトンイを王様は喜び王妃は淑媛(側室の称号)に迎える宣旨を出し任命式が行われました。
トンイが王子を出産し王様は永寿ヨンスと名付けました。
王子のお祝いの宴を止めトンイは貧しい民のため粥を配給するが両班が殺害されます。
剣契が再結成
犯人らしき人物が剣契コムゲの印を持っていたが両班殺害は剣契の主義に反するため何者かが私欲のため罪を着せようとしているとトンイやチョンスは疑います。
担当となったのは漢城府の庶尹チャン・ムヨル(大司憲チャン・イッコンの長男)であり父親を殺した真犯人を探したいはずだと思いソ大将は会いに行きます。
しかし、
ムヨルは嬉嬪(オクチョン)と繋がっており父親を殺したのはオ・テソクだと知らされていました。
ムヨルはテソクを生涯犬のように働かせ南人を率いる力を得ようとしていました。
トンイは都で起きてる両班殺しの首謀者と昔コムゲに濡れ衣を着せたのが誰なのか調べるため療養したいと申し出て宮廷外に出ます。
シムを連れて大司憲が伝えようとしていた手の動きを調べ、またチョンスは剣契の指令がでる泮村に向かいます。
剣契が再結成した事を突き止めたチョンスは頭に会いに行くとトンイの幼馴染であるケドラでした。
再会を果たし互いに喜ぶがケドラは両班への復讐を恨みから止められないと言います。
剣契は誰も守ってくれない賤民を守るために結成し血で血を洗うのは剣契の意に反するものだとチョンスは言います。
トンイは剣契に罪を着せ死に追いやった人を探しているからもう罪のない者を殺すのは止めるよう説得します。
南人の一部は五経の他に楽記を加え六経を経典としていてる事に気付き音律ではないかと気付きイッコンの手の動きはオ・テソクを指している事だと分かります。
宮殿を追放されるトンイ
ヒジェ(オクチョンの兄)は禧嬪(オクチョン)から書状が届き、飢えた民を助けるため全財産を差し出します。
ムヨル(漢城府の庶尹)が粛宗(19代王)に伝えると民を想いやる王様はヒジェの流刑を解き都に戻しました。
禧嬪の敵であるトンイ(淑媛)の周囲を調べるためかつて観察府の最高尚宮だったユ尚宮に見張るよう命じます。またトンイが剣契に襲撃されたにも関わらず伏せた事と宮廷外に出た事は何か意味があるはずだと疑います。
オ・テソクが南人の長老たちを殺しすべての罪を剣契(賎民の秘密組織)に被せた事を知るが内禁衛(王室の警護を担当する親衛隊)のソ大将(ソ・ヨンギ)は他の者も関与しているはずだと気付きます。
トンイは子供の頃に殺された大司憲と同じ手の動きをした女官が持っていた鍵飾りを嬉嬪が持っている事を確認しました。
テソクと嬉嬪が首謀者だと突き止めたトンイは「剣契に被せた罪を暴く」とテソクの屋敷の壁に触れ文を貼ります。
ムヨルは剣契の頭には娘がいた事を調べ上げ罪を暴こうとしているのはトンイではないか疑うと嬉嬪は幼い頃に鍵飾りを拾ってくれた幼い頃のトンイを思い出しました。
流刑を解かれ戻ってきたヒジェは解決するまで都を離れるよう伝え刺客をおくりテソクを始末しました。またテソクが逃げたと知った剣契は罠に嵌りテソク殺しの罪を着せられトンイと接触させるため頭であるケドラを逃しました。
トンイはケドラが重症だと知り船で逃がそうとするがムヨルの罠に嵌り報告を受けてやってきた王様と出くわしてしまいます。
トンイは王様に真実を伝える前にムヨルによって剣契の頭の娘で両班殺しの主謀者と仕立て上げられてしまいます。
賎民の訴えの記録がない事に疑問を感じた王様は漢城府に行きケドラに直接尋問を行うとトンイが剣契の娘なのは間違いないが罪を着せられた事を知ります。
罪を暴けなかった自分に罪があるとして王様はケドラを助けようとしたが幼馴染であって剣契とは知らなかった事にするようトンイに命じました。
王命とあってトンイを直接裁くことができなくなったムヨルは禧嬪に相談するとトンイに仕える者を捕らえるよう言いました。
ケドラが両班殺しをしていたのは事実であり逃がそうとしたトンイは周囲の者が捕らえられてまで黙っている事はできず自ら漢城府に出向きます。
王子がはしかにかかり亡くなってしまいます。
これ以上大切なものを失いたくないトンイは庇ってくれている王様に終わりにするよう願い出ました。
王様は剣契の過去の件は濡れ衣だとして罪を取り消すが両班殺しのケドラは打首に処しました。
また身分を偽った罪でチョンスを孤島へ流刑にし、側室の名と地位だけを残し側室としての権利を剥奪してトンイを宮殿から追放しました。
後に王となる延礽君の誕生
追放されたトンイだが懐妊しており王子を出産しました。チョン尚宮とチョンイムが見守り王様が王子の名前を昑クムに決めた事をソ大将が告げに来ます。
〜6年後〜
泮村に住むクムはトンイが持っていた学者たちにも難しい書を読み解き人並み外れた能力を持っていました。
ちょうど視察に出ていた王様は偶然トンイを見掛け王子を初めて目にし度々身分を偽ってクムに会いに行きます。
使節団を招いた宴の席で世子が病気で倒れ医官は世継ぎは厳しいと診断します。嬉嬪は王様にもし知られたらトンイがクムを連れて宮殿に戻るのではないかと恐れ主治医ではなく別の医官に任せるが仁顯王妃はすぐに勘付きます。
また王様をトンイが住む村で見掛けた嬉嬪の母親は密かに刺客を送りトンイの家に火を放ちました。
トンイの家が火事だと報せを受けた王様は心配で我慢出来なくなり助け出されたトンイがいる別邸で再会を果たします。
王様は王子がいるべき場所で守らなければとトンイを宮殿に戻しクムに王族の教育を受けさせる事を決めました。
トンイはクムの人並み外れた能力が敵に知られたら危険な目に遭うのではないかと心配するがクムの嬉しそうな姿を見て自分が盾となる決意を持ち従う事にしました。
王様は淑嬪(トンイ)の位を上げ淑儀(従二品の側室)とし王子(クム)を延礽君”ヨニングン”と任命しました。
トンイは剣契の件や父と兄に罪を着せた件など関与している事は分かっている。決して忘れないと嬉嬪に言い放ちました。
トンイは政治と権力を信じない山奥で暮らす雲鶴(キム・グソン)に延礽君の教育をお願いするが断られます。
劉備が孔明を得るために三顧の礼を尽くしたのでトンイは諦める気はありません。
またトンイは延礽君の能力を隠すため「小学」を分からないフリをするよう約束させるが延礽君は王様の悲しむ顔を見て「中庸」と「大学」なら分かると言い人並み外れた能力があっさり知られてしまいます。
世子は世継ぎを作れぬ体だと知った仁顯王妃は延礽君を最高の学者がいる侍講院で教育してはどうかと提案し王様は受け入れます。
しかし世子を脅かす事になり延礽君が危険だとトンイに言われ王様は自ら雲鶴を訪ね王ではなく父として頭を下げ延礽君の指南役をお願いしました。
また王様は淑儀と延礽君を守るためチョンスの流刑を解き義禁府都事(罪人を取り調べる官庁の重職)に任命しました。