作品概要/キャスト
チャオ・リーイン主演・女スパイと身分を超えた2人の公子との劇的な愛の物語
諜紙天眼を率いる宇文玥は貴族の子息たちによる人狩りから生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ星児と名を与えて厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を楚喬と呼ぶ女の記憶を頼りに自身の出自を求めながら宇文玥から与えられる過酷な任務を遂行していく。楚喬は宇文玥と彼の親友・燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら国を揺るがす大乱へ身を投じていく。
楚喬/星児/荊小六(チャオ・リーイン)宇文玥(ケニー・リン)燕洵(ショーン・ドウ)元淳/淳公主(リー・チン)蕭策(ダン・ルン)元嵩/裕王(ニウ・ジュンフェン)月七(シン・ジャオリン)宇文壊(ワン・ヤンリン)など
全58話で紹介
ネタバレ感想/楚喬伝
51話・すれ違う心
元淳公主と魏舒燁の大軍から猛攻撃を受ける楚喬は落ちるのも時間の問題だと判断し市街戦に備えます。
民を守るために盾となって秀麗軍と共に必死に戦う楚喬だったが遂に精根果てて倒れてしまいます。
元淳公主は剣を手にして歩み寄りお前の首を投げつけて燕洵に供養させるから安心しろと告げ剣を振り上げます。
駆け付けた覆面姿の宇文玥は暗器で剣をはじき飛ばして元淳に攻撃します。楚喬を抱きかかえると燕洵が戻ってきたためすぐに気付く場所に寝かせその場を後にします。
楚喬は目を覚ますと燕洵が戻ってきたために魏軍は敗退したと知らされます。見舞いにやってきた仲羽から紅川を守ってくれてありがとうと感謝されます。
散歩に出ると8千の兵士が戦死したことを知らされ寡婦と孤児がどれくらい増えたか考えると夜も眠れずどうすればいいか分からないと仲羽は言います。
賢陽での所業により宇文玥は禁足、公主は牢へ、降格させられた魏舒燁は禁足を命じられます。
魏貴妃と元嵩は牢に入れられる元淳を心配して会いに行くが死ぬべき者を笑いに来たのかと言われます。人が変わってしまった娘に困惑する魏貴妃だが必ず助けると告げ出て行きます。
52話・身代わりの死
魏皇帝は虎符を盗んで軍を勝手に動かすという大罪を犯した元淳公主に毒酒を用意すると魏貴妃が駆け込んできます。
公主の勝手な行動で皇子が戦死したので許されないと訴えるが自分が償うと毒酒を飲んでしまいます。元嵩は母親がお前の毒酒を飲んでしまったから早く来いと元淳を連れて駆け付けるが魏貴妃は既に息を引き取ったあとでした。
泣き崩れる元淳は公主の座を剥奪され蟄居処分となり、元嵩は燕北王として兵を率いて発ち逆賊を平定し償えと命じられます。
燕洵の呼ばれた楚喬は出向くと程鳶や孫河がいたので部下の命乞いをするために呼んだのかと聞きます。
程鳶は孫河に任せて持ち場を離れたと謝罪するが罠だと知らせてくれた風眠を殺しただろうと言い放つと孫河は敵と間違えて矢を放ってしまったのだと言い出します。
大勢の仲間を殺して勘違いで済ませるなと楚喬は激怒すると程鳶は紅川にいなかったと庇う孫河は自害しました。
青山院で修練に励む宇文玥は元嵩のお供として燕北に行くよう命じられます。そのころ、左宝倉は各地で殺人や放火を続けて役人たちを襲うのは洛河の娘を守るためかと東方忌からの追及を受けまったく関係ないととぼけます。
それより己の大業も顧みず遠路はるばる自分を尾行する目的はなんだ、嫉妬でもしているんだろうと言い放つと首を斬られます。
53話・水面下の攻防
宇文玥は燕北王として美林関へ向かう元嵩に同行します。
燕洵はまた楚喬の命を狙う事があったら地獄の底に突き落とすから覚悟しておけと程鳶に警告します。許され感謝する程鳶だったが元嵩が燕北王を名乗り美林関で駐屯していると聞くと楚喬の親しい者は一人残らず始末してやると口にします。
配下を率いて勝手に夜中に襲撃をかけに行くが宇文玥に読まれており蒙楓に配下を仕留められ逃走します。
楚喬は燕北への愛国心が強い程鳶は兵士たちから一目置かれているので燕洵は重要視しているし秀麗軍は自分がいるため切り捨てられない状況なんだと賀蕭に言われます。
すると程鳶が青山院の矢を足に受けて戻ってきたので返り討ちにでも遭ったのだろうと推測するが燕洵の指示なのかと頭を悩ませます。
東方忌は同門の兄弟分だった詹子瑜を訪ね風雲令を追い続ける情熱には負けると告げると風雲令は寒氷訣を習得した者の体に現れる彼岸花の紋様だから手に入らないと言われます。
宇文玥は諜紙天眼の諜者を動かして紅川城を攻略する策を練ります。
紅川城の阿精は穀物問屋の陳店主から食糧を接収しさらなる食糧の調達を依頼するが陳店主は諜紙天眼の諜者でした。陳店主は城外に出ると蒙楓から諜者を入城させ食糧庫を破壊せよと宇文玥の指示を受けます。
予定通り蒙楓は陳店主の協力を受け食糧を運んで入城するが南方から軍に食糧が届く情報を受け食糧庫の様子を伺っていると届けに来た詹子瑜の声を耳にし往生営の主だと気付きます。
宇文玥の指示を仰ごうと密書を準備する蒙楓は陳店主に託すと次から次へと諜者の手に渡るが楚喬にバレて奪われてしまいます。
楚喬は筆跡を真似して敵軍を引き付けようとしたが宇文玥は楚喬が書いた偽物だと気付き撤退命令をだします。楚喬の狙いは潜入している者をあぶりだして食糧を守る事であり、蒙楓たちは秀麗軍から攻撃されるが負傷しながらもなんとか撤退します。
54話・公主の大逆
魏皇帝の病は重く襄王(元徹)が取り仕切っていると情報を得た燕洵は長安を滅ぼし皇帝の首は自ら取ると言います。
兵と兵糧の調達を急げと命じると仲羽は平安を得たばかりなのにまた多くの家族を引き離してしまうと反対します。程鳶は女はあてにならないと横やりを入れ魏の諜者は手枷足枷を壊さずに外して逃げたので内通者がいるはずと楚喬を疑う発言をします。
賀蕭や仲羽は無礼だと怒り口論となるとこの件に関しては誰も介入するなと燕洵は言います。
燕洵から逃がしたのかと聞かれた楚喬は自分ではないと告げるが帰還を待っていた民への返礼が戦なのかと不満を口にします。
元淳は母親が急死して1人寂しそうな幼い皇子ヨウの相手をしてあげます。皇子の面倒を見ているうちに笑顔を見せるようになるが魏皇帝がヨウを蘭淑儀の養子にしようとしていると知り唆して阻止します。
魏皇帝は成人を迎え兵権を持つ襄王を警戒し帝位を狙う危険のない幼いヨウを太子に立てる意向を示します。
襄王は元淳が皇位の行方に野心を持っているのに気付き身を守るために燕北征伐に向かうと偽って軍を率いて皇宮を離れ長安郊外に潜んで元淳を見張ります。
邪魔者を排除したと笑みを浮かべる元淳は病床の魏皇帝に婚儀は燕洵を欺くためで彼を愛する娘を餌にするとは、、燕洵を鬼とさせたのはお前だと恨みをぶつけます。
そして薬に毒を混入し皇位はヨウに継がせて私が補佐するから安心せよと強引に飲ませようとするが、いつの間にか皇宮にいた襄王に阻止されます。
元淳は感福寺に軟禁され沙汰を待つことになり、襄王は信頼され政務を執り行うようになります。