中国時代劇|後宮の涙
チャオ・リーイン主演による宮廷ラブロマンス!!
懸命な努力と類稀な才能で中国で最初で最後の女性宰相にまで上り詰めたひとりの女官の物語!!
全話鑑賞して見所キャスト、全話ネタバレあらすじを最終回の結末まで感想を交え詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
欲望渦巻く宮廷の中で多くの涙を流しながらも苦難を乗り越え懸命な努力と類まれな才能で宰相にまでのぼりつめていった善良で聡明な女官
北斉の名商・陸家の長女・陸貞は母親を早くに亡くしながらも善良で聡明に育ったが継母の嫉妬を買い父親が殺害されてしまう。皇后に命をねらわれていた高湛(後の武成帝)を助けた事で与えられた玉飾を用いて宮中入りする。
コツコツの昇格を果たし継母を裁判にかけて父の仇を討つが・・・
ネタバレ感想|後宮の涙
44話・果たされた復讐
丹娘の命と引き換えに助かる陸貞だが婁皇太后が皇子の偽りを用意して政権を牛耳ろうとしていると知り危険を承知で引き返します。
重臣たちは祭天の議席に魏の兵が参列しているので皇太后は悪辣だと思うが皇子は唯一の後継者であるために仕方なく逆賊に従います。
臘梅が祭天のために松明を手にするが火がつかず困惑していると、
「国を売り皇太弟を陥れたうえ偽の皇子を世継ぎとするとは何事だ、天が認めるわけない」と姿を現す陸貞は玉璽を掲げ言い放ちます。
皇太后は剣を抜くが軍を率いて駆け付けた高湛が矢を放ち一掃します。罪は死に値すると重臣たちに訴えると皇太后はもはやこれまでと自害します。
敵討ちを果たした高湛は皆に要望を天命だと捕らえ斉の皇帝に即位します。沈碧が高湛を逃がすために命を落としたと知らされた陸貞は王尚儀は皇后のため、丹娘は自分のために命を落としたので悲しみます。
高湛は阿緯を皇太子に封じ、陸貞を皇后に位に冊立すると告げると陸貞は皇后にはなれないと異議を唱えられます。
皇子を守り鳳印と国璽を守り抜き皇太后の陰謀を暴いたから皇后にふさわしいと冷静に告げるが「先帝の側室の身分だから皇后にはなれない」と言われ驚きます。
丹娘の墓を建て皇宮に戻る陸貞は先帝の遺旨が重臣たちにまで広まっていると知り、高湛とは結婚していて既に妻だったが公表していないので障害となるだろうと思います。
皇后の称号を欲しいと思った事がないので構わないと告げるが高湛は鮮卑や柔然の規則では兄が死んだあと兄嫁を妻にできるとあると言われます。
高湛は将軍が陳の文帝の伝言を告げるために訪ねてきたので通すと高価な品々を贈られます。外に出るよう促されると同昌公主を連れてきた沈国皇后の妹・越国夫人から両国と友好と協力のために皇后にするよう言われます。
兵馬を借りるときに確かに条件を飲むと約束してしまったので困惑すると重臣たちから悪い話ではない、天下の方が重要だと言われます。
約束を飲んだが道義にもとるとあれば約束を果たす義務がないと陳国夫人に告げ、公主への侮辱と受け取って宣戦布告する気なら相手すると言い放ちます。
陸貞は越国夫人がやたら強気に出るのは高湛の薬に毒を盛っていたからだと分かり解毒薬を密かに探すよう命じます。
高湛からしたら皇太后の陰謀を阻止して敵討ちを成し遂げ自分の命も皇子も守れたわけだから代償を払うとしても仕方ないと思うのだが・・・道義とか語ってる場合じゃないよねww
45話|最終回・最後の選択
陳の越国夫人から三品の昭儀が礼をしないつもりかと訴えられる陸貞は皇后の代理を務める身だから必要ないと言い放ちます。
「同昌公主を皇后にするよう陛下に勧めてほしい、あなたとは姉妹関係になるのだから公主があなたに嫉妬することはない」
輿入れのために毒を使うような女は公主とは言えないと訴えると子を産めないものを女と言えるのかと訴えられます。子を産めぬ妃に嫉妬する皇后などいないと言われ何の話か分からず困惑すると治療のために雪蟾を飲んだことを知らないのかと訴えられます。
「解毒剤は私しか持っていないし三日後の返事次第では陳の大軍が来ることになる、よくお考えを」
公主を娶りたくない高湛は毒を盛ったことを公表するか陳と戦うまでだと言います。陸貞は皇帝なのに妻が一人ではよくないのではと告げるが愛してもいない側室を置くのは残酷だと前に話していたために流されます。
気持ちが嬉しい陸貞は涙をこぼすが越国夫人を訪ね、公主の命に懸けて高湛を救うこと、陳軍を撤退させることを誓えと要求します。
不妊の自分は皇后に相応しくないし戦となれば多くの民が犠牲になってしまうので身を引く決意を固め高湛への置手紙を残し後宮を去ります。
陸貞の文に目を通す高湛は同昌公主を皇后に冊立し婚礼を行う詔を発します。冊立して陳皇帝との約束は守ったので陸貞を追いやった代償を払わせてやると決意するが今までの態度とはうって変わり越国夫人に謝罪されます。
公主は母親が身を投げたときに頭を強打して幼児ほどの知能しかなく病に侵される陳国皇帝は娘の行く末を案じこのような策に出たのだと弁明されます。
南郡十城を斉に譲る条約書を差し出されるが、皇后の座にこだわらない陸貞が去ってしまったので複雑な心境になります。
しかし愛する陸貞が斉のために身を引いたのなら皇帝の務めを果たさねばならないと思います。
3年後、官窯の生産は減少して契約交渉が決裂し織染諸の生産も停滞してしまいます。沈嘉彥と連絡を取り合っていた陸貞は高湛の古傷が悪化したと知り出て行くがそこに高湛がいたので驚きます。
二人は再会を喜び抱き合うともう二度と離れない事を誓い合います。
今度こそ皇后に冊立すると言われる陸貞が自由に活動できる場所が必要だから女官のほうがいいと告げます。
そして陸貞は女侍中に昇進して一品の高官となり商務を担当する官吏として朝議に参列します。
10年後、高湛は高緯に帝位を譲り陸貞が補佐役を務め、高湛は陸貞に後事を託し3年後に崩御。女宰相の陸貞は高湛との思い出を振り15年後に亡くなりました。
婁一族に勢力があるならしっかり描いてほしかったね。婁皇太后の側近だった婁尚侍だけが目立っていただけで、ただ皇太后が陛下を押さえつけていただけに見えた。
聖詔を偽造しても何の罪にもならないし何か納得できない事の方は多かった気がするなww
長公主には郁皇后を殺したのは婁氏だと知らせるべきだったと思うし、沈嘉彥は戦争孤児だから本当の陸貞の兄だなと確信していたけど違ったよww