風起洛陽/作品情報
ホアン・シュエンとワン・イーボーのW主演でおくる中国サスペンス時代劇
こちらの作品はWOWOWで全話鑑賞し、
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
見所&キャスト
武則天が建立した王朝・武周、舞台となるのは神都・洛陽。
貧民街で暮らす高秉燭は皇太子襲撃事件に巻き込まれて仲間たちを亡くし復讐を目標に生きています。ある日、洛陽を訪れた父娘が殺される事件が起こり工部尚書の父親を持つ百里弘毅はなぜ彼らが自分のもとを訪ねたのかわかりませんでした。
弘毅は柳家の娘・柳然との婚礼の日を迎えるが父親が何者かに殺されてしまう。容疑者は現場にいた高秉燭だったが内衛の武思月は真犯人が別にいることに気付く。それぞれの想いから事件を追う3人は洛陽全体を巻き込んだ巨大な陰謀に近づいていく。
全39話で紹介
ネタバレ感想/風起洛陽
1話/密告者
即位当初、混迷する朝廷を案じた皇帝は密告の制を執行し民は都入りして陳情することが許されたが大慶年間には酷吏が一掃され密告する者が徐々にいなくなりました。
しかし、太成3年、突然密告者が現われ神都の静けさを打ち破った。
神都最大の交易地・南市で美食家として名高い百里弘毅は大勢が見守る中で料理を品評していました。
文を送ってきた者を待っていると娘を連れる林仲が自分は密告者だとやってきます。城外で襲撃されて護衛の官兵ともはぐれ頼るしかなかったと言われるが何者かが襲撃してきたので熱湯を掛けて密告者を逃がします。
一方、内衛を率いる武思月はお忍びで遊びに来ていた李鹿(永川郡主)を護衛していると賊の襲撃を受け郡主を守るが街は大混乱になります。
郡主は怖かったと杜氏(太子妃)に泣きつくと武思月と彼女の兄・武攸決(奉御郎)は郡主の南市行きは機密だったはずと遠回しに責められます。
騒動の後、高昇(大理寺卿)は死体を賊をさっさと運べと命じると賊は現場にいた内衛が連行したと報告を受け身柄を奪えと命じます。
検視人の高秉燭は死体を大理寺に運ぶよう命じられ、自死を阻止され生き残っていた春秋道の賊に手戟の刺客は誰で今どこにいるのかと拷問します。
武思月は父娘が密告に来るため韋州の軍が護送するはずが龍門埠頭に着いた船には誰もいなかったと報告を受け虚言で逃げ出したのかと思うが人相書きを目にすると見覚えがありました。密告者は殺されており大理寺に協力を願い検視します。
賊が牢で命を落としたと知り口封じでもしたのか言い放つと検視の高秉燭が自分がやったと名乗り出ました。
2話/再び現る凶器
密告者が殺されたと知る百里弘毅(工部尚書・百里延の次子)は大理寺を訪ね検視させて欲しいと高昇に頼むが断られます。
武思月は自分が殺したと名乗り出た高秉燭を取調べていたが内衛の出る幕ではないと高昇がやってきます。質問だけさせてほしいと訴えるが皇帝の詔がとどき参内せよと命じられます。
楊煥(内舎人)から追及を受ける高昇は冷や汗をかきながら唯一の生き残りが殺されてしまったが犯人をすでに捕らえたと言います。
武思月は下手人が自首した理由も分からないし標的が誰だったかも分からないので陰謀が潜んでいる可能性があると訴えます。
「狙いは密告者だったのではないか?どうりで何年も密告者に会っていないはずだ」
皇帝は口を開くと大理寺の者たちは怯えながらひれ伏します。
皇帝から芙蓉牡丹令(聯昉/情報機関、大理寺、各地の軍に命令できる)を授った武思月は調査を命じられます。
聯昉執事・韓冬青に高秉燭の記録を見せてもらうと不良井の出身だと分かります。その頃、拷問を受ける高秉燭は密告者は妹の義兄の親戚で殺されたから復讐したんだと口にしていました。
大理寺は追求しようとしたがこれからの尋問は内衛で行なえと詔が届きます。高秉燭が自首したのは尋問でやたら密告者の事を聞いてきた陳闕を誘き出すためであり読み通り移送中に襲撃してきたので半殺しにし黒幕を吐かせようとするが口封じされてしまいます。
逃げる高秉燭は仲間を殺した武器を手に入れ貧民街・不良井に戻り丑じいに渡します。奩山でしか採掘できない黄銅だと言われ建設中の天堂の仏像に使われると知らされます。
3話/華燭の宴
百里弘毅は柳然を訪ね墨家百代の絶技が記された書「百工要述」を受け取ります。確認しようとすると翌日の婚礼をあげた後の初夜の時に見てはどうかと言われ書を置いて立ち去ります。
武思月は大理寺と内衛を率いて高秉燭を追って不良井に乗り込むと彼の母親を面倒を見る王登成が応対します。
不良井の掟により捕縛の邪魔はしないが助太刀もしないと言われます。黙って遠くから様子を伺っていた高秉燭はこのままでは迷惑を掛けると思い、姿を現して敵を引きつけたあと不良井の者達を巻き込まないでくれと忠告して武思月の命を見逃し再度神都の街へと消えます。
聯昉の情報網により高秉燭の足取りは追跡されていました。そんな事も知らない高秉燭は積善博坊の女将・窈娘を頼り百里弘毅と柳然の婚礼に潜入しようとします。
父・百里延に勝手に婚姻を決められた百里弘毅は娶らないと言ったはずだと父と口論となります。長男を失っている百里延は柳家を後ろ盾に得れば息子を守れると思ったが百里弘毅がそこまで嫌がるなら柳家に断りを入れると言います。
百里弘毅は父の願いを叶えるため柳然を迎えに行きます。柳然と親友の武思月は高秉燭がいるのではと周囲を見渡しながら婚礼に参加します。
百里弘毅は密告者の進展はあったのかと聞くと婚儀に潜入しているかもと武思月に言われます。高秉燭は奩山の密告者を調べていたので父のもとを訪ねると息絶えておりそばに高秉燭がいました。
高秉燭は自分がやったのではないと百里弘毅を人質に取り逃走します。解放された百里弘毅は何で父を殺したのだと訴えると、「再度言うが自分の仕業ではない、真実は自分で調べろ」と言われ去って行きました。
4話/永遠の罪人
婚礼中に百里弘毅がいなくなり柳然は帰りを信じて待ちます。戻ってきた百里弘毅は父の遺体を目の前に顔を合わせれば口論ばっかりだったことを後悔します。
高秉燭がいたとされる不良井は封鎖されてしまい住民は医師に診察してもらうことすらできないと嘆きます。
大理寺は高秉燭が逃げ込んだ積善博坊に押し掛けると女将・窈娘に営業妨害だと訴えられます。高秉燭は背後から裴亭長に武器を押し付け下手人を捕まえたら大理寺へ送るから不良井の世話を頼むと言います。
葬儀を行なう百里弘毅は父の体に湿疹が広がっているのを目にします。検視を自ら行ない刺される前に血液は固まっていたのかと気付き毒殺だと察知します。
逃亡中の高秉燭は船着き場で特徴的な手戟を持った刺客に襲われます。5年前に同じ手戟を持った人物に兄弟分たちを殺されておりそれ以来自責の念に駆られていました。兄弟分の家族に報告と謝罪をするべく不良井に戻った高秉燭だったが「お前は罪人だ」と罵られてしまいます。
聯昉の仮面を付ける公子楚は高秉燭が現場に現われたと知り密告者と何か関係がありそうだと思い不良人7人が殺害された件を調べるよう命じます。
百里弘毅は侵入してきた高秉燭に慌てないのかと聞かれるが百里延を殺害したのは他の者だと告げます。
全39話あらすじ一覧|風紀洛陽
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