作品概要/キャスト
北宋第4代皇帝・仁宗の功績を描いた歴史超大作
北宋の皇帝・趙禎(仁宗)は太后が生みの親ではなく生母は李蘭恵だと知る。李家への恩返しから愛娘・徽柔を李家の子孫・李瑋に嫁がせる。朝廷では大臣たちが激しく対立し趙禎はその狭間で公正中立を旨に各派の調整を図りながら治世に努める。徽柔が前代未聞の大事件を起こすと社会規範を犯す大罪だけでは収まらず仁宗の国政を揺るがす一大騒動に発展してしまう。風雲急を告げる天下の行方、そして徽柔が辿った壮絶な運命とは・・・
中国時代劇「孤城閉~仁宗、その愛と大義」全69話あらすじ一覧
全69話で紹介
ネタバレ感想/孤城閉
42話・先生との別れ
趙禎の前に進み出た欧陽修は范仲淹たちは親しい間柄であっても国事ではなれ合わないと告げ都に戻して新政を継続するよう進言します。
石介の冤罪を精査し虚言を広めた者に厳罰を下してほしいと訴えると夏竦はここぞとばかり、彼の姪は使用人と密通して訴えられ認めたが密かに賄賂を使って減刑を図ったことや唆して両親の土地を己の名義にしたと訴えます。
欧陽修は無実を訴え姪の供述は二転三転するので趙禎は相談すると晏殊は欧陽修を都から出すべきと言います。
まだ公にしていないが八大王が亡くなった事を教え臨終前に狡猾で不忠で不誠実だと晏殊を批判していたことを教えます。
晏殊は欧陽修を高く評価していたのに擁護せず更に八大王の葬儀が執り行われると批判を訴えていたことが皆に伝わり悪評が広がります。
趙禎は今までのすべての行いは自分のため、そして自分が頼んだことだと告げたうえで都を出るよう告げます。
「~晏殊は至和2年に病没、趙禎は朝議を二日休止し碑に旧学の碑と刻ませた~」
43話・黒幕の影
馮氏は無事に出産するが公主だったために陛下は喜んでくれるだろうかと心配します。皇后は子の誕生を喜ばない親はいないと告げるが心に置いても口に出したらダメだと忠告し公主に晞と名付けます。
富弼が救済の任務を手抜きしていると訴えられる趙禎だが最興来が亡くなった事を伝え皇后と葬儀の件で相談があるとして解散させます。またも後継ぎがいなくなったことで大臣たちは養子をとるしかなさそうだと話し合います。
中秋節の催しを見物した徽柔は弓術で評判の皇后の甥・曹評に目を奪われます。
張妼晗の子で8公主の幼悟が体調を崩すなか、張茂則は蘭苕を陛下のもとに送り込んだ張妼晗は愚かだと思います。
李定から蘇舜欽たちが酒楼で不遜な言葉を発したと報告される夏竦は学士たちが謀反を企てたとして捕らえるよう命じます。張茂則は誰かが親政の改革を抑圧しようとしていると察し楊懐敏は今夜戻らないはずと推測します。
44話・問題は人?
趙禎はお酒の席での会話なので学士たちを咎めはしないと告げるが謁見を願ってやってきた王拱辰は蘇舜欽たちは暴言を吐いただけでなく公金横領の罪もあるから掟として処刑すべきと訴えます。
夏竦はここぞとばかり推挙した范仲淹の名を出して巻き込みます。
学士たちを庇う韓琦は蘇舜欽と王益柔は慣例に倣っただけで着服ではないし聖人を貶めたのも酔った勢いでのこと、大逆の罪だと決めつける者こそ悪辣で相手を陥れる行為だと訴えます。
噂を流した者を調べもせず富弼を左遷し范仲淹らを巻き込む奏状が届いても何もせず座視されていた、新政派を守るべきではないのかと訴えるがこれまでの行いを批判されます。
問題は新政ではなく人なんだと気付かされた韓琦は再びまた陛下のそばに戻ってくることを告げ揚州に発ちます。
張茂則は梁元生が営む酒楼を訪れ先日見かけた少女・碧桃に事実を話すよう訴えます。しゃべれないフリをしているのは分かっていると追及すると瑶瑶の顔を拭いた手巾に花粉がついていたこと、また蘭苕が関与していた事を知ります。
45話・皇后を弾劾?
皇帝の養子・趙宗実と皇后の養女・高滔滔の婚姻を祝う宴に皇后の親戚もやってきます。
司馬光が親戚の教育が行き届いていないと皇后を弾劾し趙禎が驚く中、皇后はそんな事を聞かされる前に甥・曹評に名家の公子が祭りで神仙に扮するなんて何をしているんだと叱責していました。
張妼晗は宴に行くつもりはなかったが皇后が弾劾されたと蘭苕に聞かされ出席し曹評の噂についてわざと語ります。趙禎は徽柔が庭園で曹評と一緒に過ごしているのを目にし、李瑋だけに徽柔と呼ばせることを許可します。
皇后は婿選びを急ぐ必要はないし李瑋がどんな青年になるか見るべきと進言すると先帝と同じ轍は踏まぬと激怒されます。
元昊が子に殺され西夏は大混乱に陥るが種は残していったので幼子を相次いで亡くしている朕に比べ恵まれていると趙禎は言います。
宗実を太子に立てるゆえ他の皇族を養子に勧める奏状は見送ると告げます。
46話・公主の気持ち
徽柔は趙禎が李用和の次男・李瑋に自分を嫁がせようとしているので見目も頭もよくないと梁懐吉に愚痴ります。
曹評に好意を寄せていたので皇后の親戚が嫌いなのかと聞くが陛下の決定に梁懐吉は口出せないと言います。そのころ、趙禎は朝議で徽柔の縁談について取り上げ大臣たちの賛同を得ると李瑋を駙馬都尉に任じ公主が成人したのち婚儀を執り行うと告げます。
皇宮を出る日が迫る董秋和は準備をすすめるが皇后との別れを悲しみ、また自分がいなくなった後の皇后を心配します。
趙禎から徽柔の嫁入りについて話を聞いた皇后は自分が皇后に選ばれた道理と同じで主を惑わす魅力に欠け政に影響を及ばさないから李瑋はふさわしいと告げます。
しかし徽柔は国のための輿入れを望んではいないので娘の事を考慮した縁組ではないと彼女は思うだろうと指摘します。仕方なく私を娶って嫌悪し冷たくあしらったのに陛下は私に媚を売り寵を得ろというのかと不満を口にすると国のために立てた皇后でも妻であることに変わりはないと言われます。
すると怒った趙禎から机に寝かされ激しく求められることに・・・
火事が起こり異変を感じ取った皇后は坤寧殿の内侍を率いて陛下を警護するよう命じると何者かが人を害し数か所に放火したと報告を受けます。