作品情報とキャストの紹介
15世紀に明朝を救った実在の皇后をモデルに中国演技派女優タン・ウェイが主演を務めた中国歴史ドラマで2019年に視聴率1位をたたき出した作品。
ネタバレあらすじ/大明皇妃
第61話/奪門の変
于謙から退官したいと申し出を受けた若徴(皇太后)は「する必要はない、江蘇と浙江、福建の3省の管理をすべて一任する」と告げます。
皇族を招いた祝宴を開いている頃、石亨と徐有貞、曹吉祥らは九族皆殺しの罪人となる覚悟で朱祁鎮の復位を画策して謀反を起こし諸門を制圧していました。
徐有貞に呼ばれた朱祁鎮は武清伯の石亨将軍の発案により策を練り司礼監掌印太監の曹吉祥も協力したと知らされ用意されていた輿に乗り込みます。
「正統帝(朱祁鎮)の復位を祝福します」の言葉を聞いた景泰帝(朱祁鈺)は皇后と息子を失って病んでいたこともあり丹薬を飲んで自害しました。
于謙は景泰帝が登用した37名の重臣たちと共に詔獄に入れられます。
于謙は天下に大功を成したから許すよう朱祁鎮は告げるが皆に押し切られ仕方なく死刑執行を認めます。
新帝へ助命を求めるよう勧められた于謙だがかたくなに聞き入れず悪事を働いてはいないと言い放ちます。
于謙は死ぬ間際に金言を授けてやろうと徐有貞に掴みかかり「お前は吉凶にも詳しいし天意も読めるのだから知識を生かして宿命を祈ってみろ、寿命は短いはず」と告げ笑います。
最終回の62話/永遠なる航海へ
若徴は于謙の命を助け37名の重臣たちをどうやったら解放できるのかと悩みます。
ずっと謁見を断っていたが天順帝(朱祁鎮)が入ってきて「どんなに功を成そうとも私への罪があるので殺さねば政変は過ちになる」と言われます。
オイラトに捕まった時は誰も助けに来ず責任も感じていないし帰還後は謝罪にも来なかったと言われ、若徴は「だったら私を監禁でも投獄でもすればいい」と告げ、自分は服毒でも何でも受け入れるが于謙は殺してはダメだと告げます。
必死に訴えても朱祁鎮が受け入れないようなので親子の縁を断つことを決意します。
自らの生い立ちを祁鎮に打ち明けその場を去ります。
朱祁鎮は于謙が処刑されたと知り于謙の家族と遺体を回収した徐浜、そして37名の重臣は解放し調査だけすればよいと命じます。
皇太妃(胡善祥)が五臓の血流が悪く虫の息だと知り若徴は会いに行くと「息子に逆らってはダメ、あなたのことも殺すだろう」と言われるが大勢の者がなくなり自分の命はどうでもいいと告げます。
「子供の頃みたいに無邪気な話をしにきただけよ」
何年ぶりかに子供の頃に戻り話しあうと蔓茵(胡善祥)は笑みを浮かべて息を引り若徴は「戻ってきたのね、ゆっくり休んでね」と抱き締めます。
若徴は精神的に病み寝込むと徐浜が訪ねてきます。
自らを議性に国を救った于謙の祠堂の土地を拡張し于謙の子孫達に香を上げ祭らせてと涙を流し告げます。
「皇太后が亡くなれば若徴が戻ってくる。早く亡くなればいい、皇太后としてよくやってきた、もう十分だろう、航海に出よう」
若徴は喜び徐浜は朱祁鎮を説得して連れ出しました。