作品情報/大宋宮詞
リウ・タオ&ヴィック・チョウ共演、平民から皇后にまで上り詰めた実在する女性の波乱の生涯を描いた中国ドラマ
北宋の第3代皇帝・真宗は皇太子になる前の襄王だったころに蜀の平民・劉娥に命を救われ愛し合うようになる。身分を問題視する宮廷と朝廷からの反対、正室・郭清漪や側室・藩玉姝の存在などが立ち塞がるが劉娥は愛に生きることを決意するものの趙吉が太子になっても宮中に迎えられずに過ごす。そんな中、遼が和睦の条件として両国の皇子を相手国へ人質に送ることを提案してくる。真宗は朝廷に劉娥を認めさせるため趙吉を人質に送ろうとするが・・・
ネタバレ感想/大宗宮詞
15話・蜂起失敗
趙恒(第3皇帝・真宗)は親征を控え潘玉姝(貴妃)に薬を飲ませるが、潘玉姝は見送った後に薬を吐き出します。
親征する趙恒は鎧を身に纏う文伽凌が生死を共にすると立ち塞がったので同行を許します。
寇準は20万の兵を擁する王超が援軍を拒んだため西蜀を平定した丁謂の才を見出し戦術に詳しい王欽若を派遣するべきと訴えます。王欽若は自分はただの文官だと慌てるが趙恒は名案だと称え参謀として大名府へ行くよう命じます。
しかし王欽若が大名府に到着すると講和に反発する曹瑋によって曹利用が投獄されてしまいます。
趙恒は劉娥たちが蕭撻凛の軍隊と共に南下中だと知らせを受け曹瑋に合流して救出するよう蘇義簡に託します。
劉娥は曹瑋の襲撃により助けられるが李婉児と吉が捕まってしまったので敵陣に留まることを決意し陛下に伝言を託します。
趙恒の護衛を務める李継和は王欽若と蘇義簡がいなくなりこの上ない好機だと思うと寇準がやってきて澶淵に行けと言われます。勅命だと言われるが賢い寇準から見張られていたのだろうと察し兵を呼んで捕らえるよう命じます。
しかし、いきなり兵士たちに剣を突き付けられると蘇義簡によって捕らわれてしまいます。
冀王はもうすぐ皇帝になるのだと懐妊した思斉に告げ浮かれていたが李継和が捕らわれたと曹鑑から知らされ動揺します。
王欽若は20万の遼軍が迫ってきているのを目にして恐怖で混乱し曹利用がいる牢に入れられます。
曹利用は父である曹鑑に手紙で救出を求めるなか曹瑋はなんとか大名府を守り切ります。
16話・貴妃の懐妊
大名府への援軍に向かっていた張将軍親子は遼に捕らわれ帰順を促されるがきっぱりことわると帰順していた耶律顕忠(王継忠)は処刑しろと陛下に命じられます。
曹利用が捕らわれていると文を受け取った曹鑑は郭賢に相談すると連名で上奏文を書き曹瑋の罪を伝えねばと言われます。
遼は趙恒が到着するまえに澶淵に向けて南下し、曹利用がいまだ到着しないと王継忠から文を受け取った趙恒は遅すぎると困惑すると郭賢からの文で投獄されていると知ります。
すぐに釈放させろと激怒するが寇準の進言を受け澶淵での勝利を誓い兵を進軍させます。
劉娥は講和を求めて曹利用が来ていると知らされるが軍を南下させているので蕭皇太后は和睦するつもりはないはずと読みます。
親征に同行していた文伽凌は子を宿しており容体が急変し離脱します。後宮では思斉が「貴妃が屋敷から出ないのは子を授かったため」と噂を広めたため、皇后(郭清漪)は陛下が親征するときに堕胎薬を渡したから身籠るはずないと思います。
貴妃を訪ね胎児を守る薬を渡し隠し通せると思っているのかと叱責します。陛下を欺くのではなく早く事実を伝えるべきと言われ従うと、貴妃の懐妊を知った趙恒は激怒するものの容認します。
冀王と曹鑑は密かに謀反の準備を進めます。趙恒は肝心な時に兵を動かさなかった王超が大軍を率いて大名府に向かっていると知らせを受け潘良から帰京するべきと進言を受けます。
寇準は謀反ならば王超は北方に挙兵したはずだから向かうのは偵察のためだと進言するが趙恒は行軍を停止させるよう言います。蘇義簡は帰京をお望みでもお供はできないと跪きます。
17話・謀反を無欠で阻止
王超の気性を把握している曹瑋と知恵がある王欽若がいれば大名府を守れると寇準に言われ、敗北すれば劉娥と吉は帰還できないと蘇義簡に訴えられた趙恒は遼と戦うことを決意し澶淵へ向かうと告げます。
講和の使者・曹利用は遼の軍営に到着するが、蕭皇太后は決戦を前に今頃来たのかと思い滞在させて澶淵での戦いを終えてから会おうとします。
蕭撻凛が率いる遼軍が澶淵に迫るなか曹瑋は応戦し黄河の氷を割って足止めに成功します。援軍を率いる趙恒が到着し宋軍の士気は高まって歓喜に湧くと、それを耳にした蕭皇太后は全軍を南下させて蕭撻凛と合流すると告げます。
趙恒は定州の王超が謀反を企てて20万の兵を率いで迫ってきているので遼との決戦を控えている今、内戦を避けるために曹瑋と王欽若に託します。
遼と合流されたら宋が敗北するのは明らかであり曹瑋と王欽若は妓生付きの宴を準備して王超を出迎えます。
盛大なおもてなしをして王趙に酒を飲ませると呼延賛将軍たちを幕舎に案内し陛下直筆の勅令を見せます。出兵を拒んだのは謀反のためだったのかと呼延賛は激怒したので王欽若は王超が持つ兵権を曹瑋に移すことに協力してほしいとお願いします。
酔いつぶれて目を覚ます王超を捕らえると20万の兵をあっさり手に入れた曹瑋は王欽若を讃えます。
寇準は国難の時に謀反を企てた王超は処刑するべきと訴えると弟・李継和が加担していたために李継隆は跪きます。趙恒は忠誠心を疑っていないためにこれからも助けてくれと告げ立たせます。
18話・我が子が盾に・・・
趙恒は攻めてくる遼軍を待ち構え巨大な床弩で遼の大将・蕭撻凜を討ち取ります。曹瑋や潘良たちが出陣し攻撃を仕掛けると遼は統制を欠き敗走しました。
蕭撻凛の亡骸を城内に引き込んだために連れて帰れなかったと報告を受けた遼陛下は激怒し早く澶淵を落とせと命じるが蕭皇太后は戦に焦りは禁物だと止め劉娥の身柄と交換すると告げます。
無理に連行される劉娥は吉が残っているため戻りたくないと訴えるが疲労で気を失い蘇義簡に担がれます。再会を果たす趙恒は必ず吉皇子を取り返すと約束します。
貴妃・潘玉姝は流産してしまい皇后に毒を仕込まれたのだと勝手に疑い郭清漪を切りつけ負傷させます。そのころ、離脱していた貴儀・文伽凌は澶淵の途上で無事に公主を出産しました。
皇后はずっと貴妃が跪いていると報告を受け流産して気が動転したんだろうと寛大な心で中に入れてやります。
毒は仕込まれてなかった事が明らかとなるが皇后を斬りつけたために郭賢は処分を促すが冀王は弱っている貴妃に処分などできないと動揺します。降格させればいいと進言すると潘玉姝の父・潘伯正は我々の一存で決める事ではないとぼやきます。
陛下の意に背き懐妊し皇后まで傷付けたゆえ降格では済まぬと郭賢は言い放つと宰相の畢士安は陛下が戻ってきてから判断を仰ごうと仲裁します。
趙恒が戻ったら処罰されるのではと恐れる冀王は「証拠はないので静観するべき、王になるのは天命、天命に逆らえば不幸になる」と曹鑑に唆されます。
劉娥に付き添う趙恒は貴妃が皇后を傷付けたと郭賢からの文で知らされ修儀に降格する勅令を発します。
体制を立て直した遼軍が再び澶淵へと来襲し宋は応戦するが燃えさかる巨大な鉢の上に趙吉がはりつけられていたので趙恒は撤退を命じます。
しかし、このままでは澶淵が陥落し宋が滅びるとして寇準たちから弓隊の発射の許可を促されます。