作品情報/キャスト
グーリー・ナーザー&ティミー・シューが共演し視聴率、再生ランキング一位を獲得した宮廷ラブ史劇
唐の第2代皇帝・李世民の時代。天下第一針の称号を持つ刺繍の達人・安氏は弟子に謀られ娘・琉璃を不禄院の孫徳成に預け命を絶つ。琉璃は豆子と名を変え男装して宮中で育ち母の才能を受け継ぎ成長するもそれが災いを呼び宮中を去ることになってしまう。裴行倹に助けられた琉璃は陰謀が渦巻く宮中で母の死の真相を明らかにし無実の罪を晴らそうと決心する。
完全版・全46話で紹介(テレビ放送だと40話)
ネタバレ感想/風起花抄
9話・両家からの結納品
玉児(琉璃)は店に裴行倹がやってきたので財物を返せと訴えるが都尉府に嫁ぐのだろうと言われ崔氏の衣を仕立てに行っただけだと告げます。
すると河東公の世子・裴如琢が自分を娶る気らしく側室に置いて仇を討つつもりだろうと言われます。脅しには屈しないしそもそも自分が何者かも知らないだろうと訴えると庫狄延忠の娘だろうと指摘され驚きます。
すると庫狄家が申し込まれた二つの縁談の相手が琉璃だと知った曹氏が乗り込んできます。勝手な言い分や脅しに怒り「そもそも誤解が生じなければ珊瑚なんかに縁談話なんて舞いこまないだろう」と言い放ちます。
しかし、どうせ長安を去る気でいるため、おたくらが騒がなければ素性を明かすつもりはないし解決策を考えてやると告げ帰らせます。
玉児は裴行倹がいたので「まだいたのか」と毒付くが自分に頼み事があると思ったと言われ裴炎と裴如琢の友人なんだと気付きます。夜、裴行倹を訪ねると読まれていたようで、遅かったですねと門が開かれます。
2人に縁談を諦めさせてくれたら屛風の注文を引き受けると告げると悪くない話だと言われます。しかし庶子なら玉の輿に乗って正妻らを見返せと言われたので「誰が庶子だ」と怒るが誤解してるならそのままでもいいと思い想い人がいるのだと告げます。
それなら何で嫁がないと聞かれ、宮中で亡くなった医官の従兄だから不可能なんだと告げます。
都尉府と河東公府の結納品が同時に贈られてきたらどうするんだと庫狄家はあたふたします。玉児は訪ねると何しに来たんだと珊瑚に言われたので助けが必要ないなら帰ると告げると「家族なんだから力を貸してくれ」と庫狄延忠に言われます。
誰が誰の家族なんだ、事が済んだら赤の他人だと言い放つと母親の遺品を珊瑚が身に着けていたので曹氏は離縁状を書かせ追い出したのに母上の遺品は大切にしている何事だと言い放ちます。
するとこの状況を抜け出したい延忠からさっさと安氏の遺品を返せと促された珊瑚が地面に叩きつけたので平手打ちします。
両家が結納品を持ってやってくると玉児は「両家が私のために争うなんて」と勘違いして嘆く珊瑚の首根っこを掴んで突き出します。珊瑚はもったいないと思いながら玉児に言われたように裴炎と裴如琢は友人であり今後の二人だけの関係でなく都尉府と河東公府の関係もこじれるので生涯どちらにも嫁がないと嫌々謝罪します。
10話・孝行
卓錦娘は豆子(男装姿の琉璃)を捕らえるために藩秦海を買収し順子の取り調べの許可を得てひたすら拷問させます。順子を救出したい孫徳成は約束していたのに会ってもらえず押し掛けると重罪ではないから解放してやりたいがお前が悪いと言われ、卓錦娘が関わっているのではと疑います。
安四郎から「お前の叔母は裴都尉府の媵妾なのに正体に気付かれたらどうするんだ」と玉児(琉璃)は叱責されます。幸い、珊瑚と間違われ安氏の娘だとバレていないようだが念のため店を出るなと言われ退屈だと嘆きます。
縁談が消滅し嘆く珊瑚は胡商大会で優勝すればまだ良い話がくると曹氏に慰められるが安氏の名声に頼らず勝てるのかと言います。如意衣装店には琉璃と阿霓がいるし勝てるわけないと不満をあらわにすると尚服局の鄧七娘から図案を聞いて宮中に送ったから大丈夫だと言われます。
曹氏の甥・曹吾は阿霓に好意を抱いており商売敵の如意衣裳店に味方しようと大会用の衣を持ち出そうとします。曹氏は思った通りだと思うが阿霓に嫁いでもらえれば曹記のためになると思います。
安四郎が出かけた隙に阿霓を訪ね安氏の技を身につけ嫁入り道具にするなら身請けして曹吾に結婚させてあげると告げます。いい話だろうと笑みを浮かべるが役所に突き出されそうになったので逃げるように去ります。
皇帝の体調が回復し皇太子(李治)の関係は冷え切ったままだったので曹王(李明)は離反させようと企てます。陛下に呼ばれた皇太子は高総管の言い方からして陛下は噂を信じているようだと察すると武媚娘(才人)から策を授かります。
皇帝に謁見する皇太子は断酒して部屋に籠り修養していたと告げると酒の匂いを感じた李明に薬を渡されます。皇帝に飲ませるため近付くと激怒されるが手の震えは陛下の回復を願い写経100編の誓いを立てていたからだと告げます。
酒の匂いは筆を握るため震えを抑えようと伏勝が薦める薬酒を使っていたためだと告げます。皇帝が太医を呼んだころ武媚娘は李明が宗太医を呼びに行かせるはずと読み先に呼んでいました。
関係が良好となってしまったので李明は写経を見せてみろと横やりを入れるが運ばれてきたのをみて言葉を失います。感動した李世民は皇太子の孝行を広く知らしめます。
11話・玉児の訴え
曹氏の甥・曹吾にしつこく迫られる阿霓は逃げるように帰り街の人たちに誤解されるとうんざりします。玉児(瑠璃)は評判が大事なんだと閃き、奪われた物を裴行倹から取り返さねばと思います。
微媚娘は書状を読む皇帝の身の回りの整理をはじめ、わざと皇太子の上奏を落とします。目を通す皇帝は科挙の改革は気が進まなかったが旧弊を改めると決心します。
裴行倹は科挙の改革は国にとって良い事だと喜ぶが四門学は皇太子と対立する曹王の勢力圏なので言葉に気を付けた方がいいと助言されます。
四門学の倉庫に荷が運び込まれてくるが兵部が荷を運ぶなどかつてない事であり裴行倹は不審に思うと再会する莫坤から明日にも荷があると教えられます。科挙改革を阻止しようとする曹王が陰で動いているはず、荷の中に何かあるはずと疑います。
縁談の解決と引き換えに狩猟図を完成させた玉児は四門学を訪ね返すべき物を返せとあらためて裴行倹に要求します。
財物を奪ったりはしていないと言い張るので訴状を書いて四門学の助教に裁きを訴えます。
曹吾は曹氏が裏から手を回しお粗末な生地を如意衣装店に届けた事を知るが胡商との契約と長安一の座を獲得すれば成功者となり阿霓も見直してくれるだろうと言われ困惑します。
曹氏は笑みを浮かべるが曹吾はやっぱり下劣なことは出来ないと思い衣をすぐに確認した方がいいと告げに行きます。
色がにじみ縮んでしまっている衣を見て努力が水の泡だと阿霓は泣き崩れるが玉児は徹夜して仕立て直します。
裴行倹は荷が予定より8台多いので玉佩を落としたと嘘をつき調べようとするが薛助教に捕らわれてしまいます。何も触れていないから確認して見ろと訴えるが玉児が訴えを起こした事だと分かります。